-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-10-31

噴出する妄想あれこれ

ランニング関係してやりたいことが今のところ2つだけある。ただ、漠然とやりたいだけで、今のところ「必ずやりたい」とか「やらねばならないこと」ではないのだが、忘れないようにメモ。

コンコーニテスト
詳細は「ランママこと佐藤先生のランニングサイト ランママ宝箱」の「目標心拍数を決める コンコーニテスト」が詳しい。
道具(心拍計や400mトラック)はあるのだが、これって一人じゃできない。(できる方法はあるかも...あ、ミルを使えばできないことはないか?)
で、一応100mごとにLAPをはかりながら心拍数を記録して行くって作業になるのだが、これを175mでやったらダメなのかしら?
なんで175mかというと、よく行くDOMEにはペースメーカーよろしく床面のランプ点滅しながら先導してくれるような機能がある。この機能を使えば、175mごとに少しずつペースアップすることが可能なのではないかと思いついたのだ。
175mごとのLAPは取れるし、LAPごと(実際には運動期間中)の心拍数の記録はS610iで取れる。
あとは1周ごとに適正にペースアップする設定をしてくれる人がいれば良いことになる。

問題はDOMEのそのペース機能は秒単位での設定ができただろうか?というハードウエア上の問題とそもそもコンコーニテストが175mごとの計測でも良いのかどうかが分からない(笑)。
前者は今夜DOMEに行った時にでも確認してみよう。
ああ、それと空いている曜日と時間帯の把握も重要だな。要は心拍数と速度の関係が変化する屈曲点が見つかればいいのだから死にそうなところまで走る必要はない。2~3km程度走ることになるだろうが、多くても15周程度で決着がつくが、速い人だと3分/kmちょっとのペースで175mを周回することになるので混んでいたら危険だ。

ということでDOMEで機器の設定を見てみた。
機械の設定は「ペース選択」>「周回選択」をして「スタート」ボタンを押下する単純構造。
ペースは周回(175m)あたり10秒刻みだ。これは操作パネルを調整してもらえばもっと詳細な設定が可能みたい。
問題は設定が終わったら「スタート」ボタンを押下する必要があるので、周回ごとにペースを変化させることはできない。
つまり、この企画は頓挫だ(笑)

しかし、ここであきらめては漢がすたる。
要はコンコーニテストは速度と心拍数の関係が分かればいいのだろう。と大雑把に把握。
そうであるなら、各LAPの距離は一定で比較的短い100mとかの方が良さそうだ。その上でどうやって一定ペースをキープしつつ、区間ごとのペース(というか運動強度)を微増させるか?ということが問題になる。
ペースを維持する方法...ピッチ?コントロールでなんとかならないかなぁと思いつく。
以前に電子メトロノームでピッチの実験をしたことがあった。現在所有するピッチ音は132/分、145/分、160/分、175/分だけど、もう少し細分したピッチ音を作成して、20秒ごとにピッチが上がるように約15分程度のピッチ音を作ってペースメーカーにしてみようかと思う。その前に一度練習しないとだめかもな。

ひとり「とよころサーモンマラソン大会」
先日豊頃町で仕事があり懐かしさのあまり十勝川の堤防に上がってみた。
河川敷地は整備されていて「遊歩道」もある。これに堤防の上の河川管理道路を使えば10km程度のコースなら作れるぞと漠然と思った。

そういえば、去年は「とよころサーモンマラソン」中止の案内を受け、非常に個人的な、そして一方的ではあるが継続のための企画書を作って教育委員会(元とよころサーモンマラソンの主管)にで も提出しようとろうと思い企画書を作っていた。その背後資料として「ランナーの意識調査」と題したアンケートも実施して一応の体裁を整えたのが今年の春であったのだが、どこ(どのようなコース)を走るのかという点で具体性に欠けていたので提出を断念していた。

1周10km程度のコースが取れるのならばハーフ(30km)までならなんとかなるかもしれない(フルマラソンはランナーの方が飽きてしまう(いや、実際にやっているところはあるのだが))。
マラソン大会の実施時期は旧来の9/中旬というのがころあいとしても最適ではないか?丁度、北海道マラソンの2週間後、別海パイロットマラソンの2週間程度前になり、「北海道マラソンのリハビリ」として、「別海パイロットマラソンへの最終調整として」の30kmならランナーにとっても意味のある大会になるのではないかと思う(そういう位置づけならなおのことフルマラソンは不要かもしれない)。

とかいう妄想を抱くと居ても立ってもいられない性格。図面片手にGARMINを使っての計測して、スタート地点とゴール地点を想定しつつ経路を検討してみようかと思っている。

結果は当然ブログにも書くけど、とりあえず自分でも走ってみて「オレオレとよころサーモンマラソン」にしてみようかしら。(年内にやれれば私的にとよころサーモンマラソンが継続することなるという他人にはどうでも良いようなオレオレ価値観も充足できるな:笑)

安定は案外つまらない-久々の靴ネタ-

現在のところ靴関係については相当落ち着いた状態だ。あまり落ち着き払ってしまうのはつまらないのであるが、特にネタがないのも事実だ。

そもそもサイズの問題からコルクシートを使っての補正、経験を経て自分に合うサイズの把握ができるようになった。また、上爪の問題については該当部分の補強策やメーカーをアシックスからトウボックスの高いNBへのシフトすることによって不安、不満が減少した。

現在のところ上爪の問題からNBのシューズが自分に最も良い様に思う。

踵サイズや幅においてミズノも良いらしいが、試し履きしたところ残念ながら僕には上爪の問題があって購入には至っていない。

自覚的にはNBで落ち着いてしまっているが、色々なメーカーの靴が選択枝にならないという環境は案外つまらないものだ。

2007-10-26

走ることについて語るときにたしろの語るたわごと

北海道のランナーでは著名なランナーであるOgamanさんのブログから「楽しさばかりを伝えるというのは、片手落ちじゃないか」と疑問を呈する内容の記事を読んだ。「やはり今年も名勝負?~北海道ロードレース完走記その2」という記事の後段だ。

僕も多くの点で賛意を示したいのだが、なんか違うなぁ...と僕の本能がアラートを出す。「楽しさばかりを伝えるというのは片手落ちではないだろうか」と疑問を持つのはランニングの楽しさを知ったレベルの人の言うことだよなぁ...と。(僕はまだランニングが手放しで「楽しい」とは思っていない。)

マラソンが危険なスポーツであることはブログを開設した当時よりページのヘッダーに書いてある。
ランニング中に死亡する原因については「心房細動」とか「落雷」、「スズメバチに刺される」とか「犬に襲われる」を始め「交通事故」だってある。
死に至らずとも「死ぬかと思う」ことは結構ある。自分の能力の限界付近まで頑張っちゃったとき。夜道をランニングしていて物音に驚いたときなんかは心臓の弱いひとならショック死するぞと(心臓の弱いランナーはいないと思うけど)。

僕はそもそも「走る行為」を「苦しい行為だ」と思っている(普通の人はそう思うらしいので、僕はある意味そういったふつうの感性の持ち主じゃないだろうか)。
このブログの記事にも書いたことがあるけど僕はランニングが「健康に良い」という説には疑問も持っている。
健康診断の時に医者に言われたことだが、運動が健康に良いとするならば「スポーツ選手がすべからく長寿でなければならないけどそういう統計はない。」と。さらに「そもそも平常時の心拍数の2~5倍の運動を心臓にさせることが健康に良いとはいえない。」とも言われた。
僕には医学的な知見はないけれど、医者の言うことも「もっともだ」と思った。そして、やっぱりランニングは「苦しいこと」なのだと確信している。

確かにいろいろと「楽しい」と感じることは山ほどある。その楽しいと感じたことをこのブログにも書いてきた。でも、楽しさってランニングの段階(キャリアとか年齢とかレベルとか)ごとに異なっているように思う。

僕は肥満解消のためにランニングを始めた。最初のころは「楽しい」なんて感じる余裕なんてなかった。もしかしたら「減量の実感」と「ランニングの苦しさ」を天秤にかけて「ランニングは苦しいからもうやめた!」と投げ出していたかもしれない。(だってそうでしょ、投げ出しても誰にも迷惑をかけないんだからストレスなくやめられますもの。)
それでも続けてこられたのは体重計に乗った時にその数字が少しずつではあるが減って行くのが嬉しくて、それがランニングの苦痛に勝っていたからにすぎなかったためだと思う。
今では「もう少し速くなりたい」と思って続けている。

なぜ続けようとしているのか。
日々(あるいはレースごとに)前の自分と今の自分を比べて好ましい方向へ変化している実感とかある種の達成感があるからだ。言い換えれば「知らない自分」を知ることができたからだと思うし、明日はもっと好ましい方向へ変化しているかもしれないという希望を持てるからだと思う。
なにかを得ようとすれば、それに見合うだけの犠牲が伴う。それでも、続けられるのはところどころに「達成感」があって、今後に「希望」(夢と言ってもいいかも)が持てて、いろんなことを「知る楽しさ」があるからだと思う。そうそう、知る楽しさといえば、いろいろな機会(レースやネットなど)に見ず知らずのランナーと知り合えるのも楽しみの一つだよね。彼等(彼女等)の存在はなにものにも替えがたいものだ。新た出会いは僕に新たな「希望」を与え、こうした仲間からは「達成感」を得るための叱咤激励があり、僕の知らないことを教えてくれたりもする。

これからランニングを始めようとする人たちの動機はいろいろあるだろう。

  • ダイエットのため。
  • 走っている人をみて、楽しそうだったから。
  • ○○マラソンに出てみたい。
  • 公道を堂々と走る特別な気分を味わってみたい。
  • 沿道の応援を浴びてみたい。
なんでも良いとおもう。
確かにランニングは楽しい。でも、走ることは本質的に苦しいことだ。苦しいことには危険も伴う(冒頭に書いた通り)。
楽しさはその苦しさの向こう側にあるので、苦しさを乗り越え、危険を回避しながら楽しさに到達するにはそれなりの訓練と工夫や注意が必要だと思う。

僕のようなキャリアの浅いランナーが言うのもおこがましいが、ビギナーに助言できることがあるとすれば、
  • 楽しさ探しの助言(目標設定の助言や努力に対する評価への叱咤激励)
  • 苦しさを乗り越えるためのそれなりの訓練や工夫に対する応援
  • 危険を回避するための工夫や注意の喚起
ぐらいなものじゃないだろうか。

僕はヘッダーの最後に「絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる」と書いている。
少しずつでも努力を継続して、なにがしかの達成感(それが他人にとってはささやかなものであってもそれが嬉しいと思うし楽しいと思う)を得たいと願うからだ。
今の世の中(いや、太古の昔からそうだったかもしれないが)努力に相応する達成感を実感できる環境というのはそう多くないように思う。
ランニングは裸一貫(文字通り裸一貫というわけにはいかないのだが)で、その達成感を、達成する喜びや達成にいたるまでの努力の尊さを、かけがえのない貴重な(ある意味、生死のリスクを共にする)仲間が得られる環境だと思う。

僕はそんな環境が気に入っているので今後もランニングを続けるだろう。そして、続けるためには生き続けなければならない。生き続けるために予測されるリスクを最小限に留める注意を払い、時にはリスクを回避する勇気を持ちたい。(という理想を持っている)

そう、僕がランナーであり続けるためにだ。

WRC

昨日、WRCのセレモニアルスタートを観に行ってきました。
左写真はその戦利品です(笑)。

今年はV6の長野?やら哀川翔とか「芸能人のゲスト」も呼んでそれなりの動員を期待していたらしいのですが、僕のみる限り去年の1/3程度の観客数だった感じです。
僕は4年連続このセレモニアルスタートに行っていますが、季節柄「寒い」し会社の仲間も「遠慮しておきます」という返事で、3年連続一緒に観に行っているねーさんと行きました。
なんでも十勝での開催は今年が最後で来年以降は道央圏での開催の予定らしいですが、十勝でのこのような国際的なビッグイベントがなくなってしまうのは寂しいです。

毎年思うのですが、いわゆる外人ドライバーはカッコ良いですね。白い肌に派手なドライビングスーツ、派手なカラーリングやレタリングの車が物凄く似合って見えます。
あと気が付いたこととしては今年は女性の参戦(ドライバー、コドライバー)が例年になく多いです。

僕は例年の通り奴田原選手のサインを貰い、10丁目付近まで南下してフェンスにかぶりつきスタートしてくる車を観て、「いってらっしゃ~い」とか応援しました。
最初の方に出てくる車は普通の車が多く、エンジン音も普通で「今年は静かなスタートだな」とか思っていましたが、段々とクラスがあがるにつれドライバーやコドライバーのパフォーマンス(ハコ乗りしたり、蛇行して握手したり、プレゼント(帽子やサイン色紙)をばらまいたり)やエンジン音も賑やかになり、それに反応するかのように観衆も盛り上がりを見せていてワクワクしちゃいます。

セレモニアルスタートなので勝負とは関係のないスタートです。
頑張ってくるぜ!的な顔見せ興業なのですが、観衆のワクワク気分とか「頑張れ!」と応援したくなる感覚というのは北海道マラソンのゴール前(中島公園)の観客心理と似ているのかなぁと思います。

いよいよ奴田原選手の登場。車を壊さず、最後まで走って欲しいと念を送っておきました(笑)。

2007-10-23

走ることについて語るときに僕の語ること-村上春樹著-

別に村上春樹のファンじゃない。彼の小説も読んだ記憶はない。
でも、本屋にぷらっと行った時に目にして、手にして買ってしまった本。決め手は本の中央付近のスナップ写真。彼がランナーだとは知らなかった。
彼はマラソンランナーであり、トライアスリート(トライアスリーター?)でもあり、小説家である。

内容は詳しく書かないが、フルマラソンランナーやウルトラマラソンランナー、トライアスリートなら一読すれば「そうそう、そうだよね」と思うことがばらばらと綴られている。
残念だけれどフルマラソンやウルトラマラソン、トライアスロンを経験していない方には分からないことが多いのではないだろうか。
僕は経験のないウルトラマラソンやトライアスロンについての記述が良く分からなかった。

彼のレースにおける目標は

  1. ゴールインすること
  2. 歩かないこと
  3. レースを楽しむこと
で、目標のプライオリティーもこの序列だそうだ。僕の序列としては2、1で3については理解がいたっていない。

いわゆる市民ランナーのレース結果の評価の基準について彼の基準を示している。僕も全面的に賛同できる内容だった。

なんども繰り返し読んで得心するという本ではないように思うけど、ランナーなら「ああ、この人も同じかぁ」とどことなく安心させられる本だと思う。

★★★☆☆

ナンバーカード引き換え-第10回 日産カップ 陸別こがらしマラソン-

申し込んでいた第10回 日産カップ 陸別こがらしマラソンのナンバーカード引き換え葉書(封書に入っていた)が来た。
「H-188」だ。
定員が200名という話だったけど、どのくらいの申し込みがあったのだろうか。この番号が連番だとして、僕の申し込みの日付から考えると定員オーバーで申し込みが受理されない人もいたかもしれない。
あ、いやFAXで申し込み、指定の口座に振り込むという方法だから定員オーバーでダメだった人というのはいないような気がする。

それよりも問題は会場が僕が思っていたより遠いってことだ(笑)。

2007-10-22

RCチップ留め

ししゃも駅伝でベテランの工夫を見た。
かくてさんがゴールして、RCチップを回収所へ提出してドリンクを貰って来るまでが異常に早かった。

靴を見ると紐をほどいた形跡がないのだが見覚えのある「モール?」が靴に付いていた。
ほら、写真は黒いやつなので見えづらいですが、ACコードとかお菓子の袋の口に回して、くるっと捻って閉める奴ですよ。(写真は今日の昼に僕が手元にあったモールを自分の靴につけてみたところ)

これを使ってRCチップを留めているらしいです。
これならコストはゼロに限りなく近いし、準備も簡単。RCチップの取り付け、取り外しも簡単そうです。
今度試してみよう。

いろいろな工夫があるもんです。
そういえば、釧路のスコップさんも「ナンバーベルト」を奥様が作ってくれたと言っていたな。買ってもたいした金額にはならないけど大切な人が作ってくれたものを身に着けるというのは「愛」があって良いな(ヒューヒュー。ラブラブだぁ!)。

得るものの多かったししゃもラン

ししゃも駅伝のことは前の記事に書いた。
ひとことで言えば「面白かった。楽しかった。」(これじゃ二言なのだが)ということになるんだけど、僕の知らないことを知ることの出来た大会だった。

ざっと列挙してみると

  • 4分半/kmを切って4.4kmを走れたこと
  • 中継地点の写真で自分のももの上がっている姿を初めて見たこと(写真で)
  • 他人の走りを純粋に応援できたこと
  • 走りの楽しさの多様性を実感できたこと
  • 繋ぐということ
だろうか。

4分半/kmを切るということは10kmを45分切りを意味する。
いや、このスピードでまだ10kmは走れないと思うけど5kmなら大丈夫そうな気がする(気がするだけだけどね)。
3月の白糠ロードレース(10km)が48分ちょっとだったから、今年は結構速くなっているかもしれないという実感が沸いている。
関連して、二つ目のももが上がっている写真は正直嬉しかった。きっと撮影者のichanさんのシャッターのタイミングが良かったのだろうけど、いつも見る写真は躍動感がなかった(フルとか30kmでヘロヘロになっていたせいもあるけど)。

いつもソロの種目に出ているし、僕がゴールするころには僕の知っている人はほぼゴールし終わっている。そういうこともあって、応援されることはあっても応援する機会というのがなかった。
今回のコースは周回コースでホームストレートとバックストレートの2度の応援機会があるし、なにより自分のチームのメンバーが走っているワケだから、まさに自分のことのように応援できた。こういう気持ちでいろいろなランナーを応援してあげたいなと思う。

上記にも関連するが、今まで僕は仮装についてあまり肯定的ではなかった。特に思い当たることはないのだけれど、なんとなく不真面目に思えたのかもしれない。
今回の大会で「仮装ランナー」を多く見たのだが、彼等(彼女等)は決して不真面目に走っていなかった。余計なサービス精神があったわけでもなく、仮装をしてそこそこのサービス精神を振りまくが走りはアグレッシブだった。そんなことなら仮装なんかしなきゃ良いのにと思わなくもないが、ゴクウは子供達のヒーローらしく疾走し、女子高生(コスプレの)は痴漢のオヤジを追いかけるよう(そう想像できるくらい)に根性をかけて走っていた。
こういうのを見ると「おもしろい」と思うし、「応援もしたくなる」。
そういえば、今まで仮装やコスプレのランナーを見てはいるが彼等(彼女等)がどんな風に走っているかを見たことがなかった。

繋ぐということは代えがたいものだ。
駅伝の発祥についてはまだ調べていないし、知らない。なので、僕の持った解釈は間違っているかもしれないが文字通り「伝える」ことが使命で、走ることは副次的なことなんだと思う。
幸いにも今回出た駅伝の区間は4.4kmで「バテバテでフラフラ」となる危険性は低かった。だけど、襷をKuriさんのところまで持っていくことが僕の役目だった。

そういえば8km駅伝で小学生ランナーがホームストレートに入って歩いていたのをアップの途中で見た。
先生と思われる女性が「歩いても良いの。必ず持って行くのよ!」というと少年は頷き再び走り始めた。
走れ!とは言われていない。歩いて怒られたわけでもない。でも、なぜ少年は「持っていく」行為を走って行く行為に結びつけたのだろうか。
その気にさせた先生も凄いけど、このガキ(少年)もなかなか見所のある奴だと思った。

ちょっとしたことを「知る」ということが刺激になって、新たな好奇心がフツフツと湧き出る感じが嬉しい(物欲ではないぞ:笑)。

第4回鵡川ししゃも駅伝大会

ichanさん、かくてさん、KuriさんととかちeRCでチームを作り鵡川ししゃも駅伝大会に出場した。
ichanさんがロールスロイス(自称)で迎えに来てもらい、メンバー全員をピックアップ、帯広を07:00に出発。
十勝はやや風が強いものの「晴れ」ており、さすが「晴れ男」と感心しつつ鵡川へ向かう。日勝峠にさしかかると天候が怪しくなり、曇ったり小雨がパラついたりする状態。特に風が強いのは車に乗っていても分かる程度だ。
出発時には調子の悪かったカーナビも順調に作動し始め、鵡川の「ワーカム北海道」のテストコースへの順路が示されている。カーナビの有用性についてかなり懐疑的だったが僕ではあるが、コースへの道順がカーナビに表示、最短ルートを示してくれる様子を見て「カーナビの重要性を認識」。なんだかんだで予定通りにコースに着いた。

会場にはたくさんの人がいて、雰囲気は完全にお祭りのような感じ。町をあげての大イベントだということが良く分かる。
天候は晴れ間の覗く曇りといったところか、ただ風がスンゴイ強いし、寒い。

適当な場所に荷物を置いた。着替えをするのが億劫なほど寒い。が、着替えをしないと走れないし、着替えをしてアップ(むしろ、暖を取る為)することに。

既にファミリーマラソンや8km駅伝が行われており、会場は競技会ムード満点だ。
コースは鉄アレイ型の周回コース。バックストレートも見えるので観戦には最適だと思うし、走る方もスタート(中継)地点とバックストレートの2回観客の前を通過することになるので、応援する方も走る方も「燃えるコース」。
そんな様子を目にしつつ、ゆっくり暖とりアップをしておく。

そもそも駅伝なんていうのは初めてだし、4.4kmのレースも初めて。要領もペースもよく判らないので、どうしたらいいのだろうか?と思っていたが寒さで思考はまとまらない。緊張してなかったというよりも、考えることができなかったというのが正解だ(笑)。

1走の集合がかかり、襷をもらってスタートラインに並ぶ。襷は特に意味はないが、好きなのを選べというので一番上にあった「緑」の襷にした。
そもそも、襷ってどうするの?と思っていたら、回りの1走ランナーが「襷の仕方は陸連の規定にある」とか講釈している。
「えーーーっ!そんなのシラネェ」とか思いながら、大体のところを教えてもらいつつ襷をかけておく。知らないことばかり(襷の話だけなんだが)のような気がして、緊張の糸がシッカリと張り詰めていく。根が素直な僕はそれが端から観ていても分かったらしい。チームのみんなに「緊張しているなぁ」と思わせたらしい(笑)。
齢48歳のおやじの緊張するサマは格好よくないが、緊張するものはする。
とりあえず、襷の問題は解決した。あとはペースをどうするか?という深刻な問題があるのだが、少々飛ばしすぎても4.4kmならリタイヤすることはないだろう。希望としては中段くらいで次走のKuriさんに襷を繋げたいところ。(ここでも「中庸値の原則」という実に日本人的感覚が支配する:笑)
そういったこともあって、前と後ろの状態を確認しつつ「中段」に位置取る。

で、なにやら全部で96チームが参加という。中には実業団もあり、地元の高校野球の球児によるチームもあり、20年前は女子高生だったであろうお母さん達の女子高生コスプレのチームあり、ドラゴンボールZ(ゴクウ)もいたり、同窓会チームもあり、真剣でもあり賑やかでもあり華やかでもある。

10秒前からカウントダウン。一斉にスタート。
ホームストレートはやや下り。あまり暖まっていない体も下りで楽に走れている。どのくらいのペースか分からないのでS610iを見ながら「165」で走り、ラストの直線に入って170以上まで頑張るのが上品なペース配分だろうか。と思いながら走る。ホームストレートエンドは何度なのか知らないけれど「壁」のようなバンクがあり、コースは全体的に左に傾斜している。前を行くランナーはコースの内側の舗装のない砂利の部分(ここが傾斜のないところ)を走っていく。砂利が大きくて走りづらそうだったので、僕は舗装されている部分の内側ぎりぎりのところを走るが、傾斜があって走りづらいし僕の内側を走るランナー達と比べて距離的なロスも大きいことに気が付き、砂利部分に足を踏み入れる。
そうだ、こういう情報をリレーの時に次走のKuriさんに伝えようと、しっかりと記憶しておく。
2コーナーを回ってバックストレートに入りしばらくすると他のランナーのペースが微妙に上がる。ははぁーん、応援で速くなっちゃうんだなと思いながら、順位を変動させないように僕もペースアップ。
中継地点の裏側のバックストレートを走っていくと「たしろーーーっ、たしろーーーっ」とKuriさんの声、実名プレイは去年の釧路湿原以来だったのでちょっとビックリしたが、声の方を見て声援に応えておく。

このあたりから僕のちょっと前を行くおねーさんが邪魔になり始めた。抜くと抜き返されるし、僕が少し後方に下がると僕の前によれてくる。左に寄れば左によれ、右に寄れば右によれてくる。息遣いも荒いので苦しくなっていて少し足元がフラフラするのかな?と思っていたが、かなり邪魔になってきた。
3コーナーから4コーナーのバンクを下るところで抜こうかと思ったらおねーさんが先にペースをあげた。なんとなく離されるがしゃくだったのでついて行き、4コーナーを抜けてホームストレートへの上りで抜く。
この直線がクセモノで、8km駅伝を見ていた限りではなぜかこのストレートだけを死に物狂いで走るランナーが多い。まぁ、観客も多いので確かに見せ場であり、競り合いになると誰彼から応援の声がする。そういう応援の声を浴びて走るのは「きもちいぃ~」のだろう。そういうのを見ていたので、ストレートのラスト500mで抜かれるのはちょっと嫌だなと思っていた。

背後から足音が聞こえる。おねーさんの足音ではない。すると、あのランナーかな?と思い当たる。
残念ながら僕もまだ余力があるので抜かれるわけにはいかないのだ。とちょっとペースアップ。その足音が遠ざかる。
残り500mになった時、別の足音が背後から近づく。「来たっ」と思う間もなく「さぁーーーっ」と二人に抜かれる。抜かれるは残念だが、目前にペースの落ちたランナーがいる。抜かれた数だけ抜き返せ!が駅伝の原則(本当か?)。頑張って抜いて、襷をはずし、中継所のKuriさんを探す。一番右側に手を振り、声を出すKuriさん発見。
なんだかよく判らないがスパートしてKuriさんに襷を渡す。襷を渡すときに少々併走して情報伝達をしようとしたが声にならず。単に襷を渡しただけだった。(ダメすぎる:笑)

20分切りましたよ。とichanさんとかくてさんからねぎらいの言葉をかけられる。あんなに寒かったのに汗がだらだらと滴になって落ちる。
チップを外し、ドリンクをもらい。体が冷えないようにブレーカーを身にまとい。Kuriさんの応援と写真撮影をする。(機器の操作に不慣れなため、あまり上手に撮影できなかった:笑)

自分の番が終了したので、冷静に走ったコースを見ることが出来た。バックストレートってゆるやかに上っているんだと初めて気が付く。そりゃそうだ。だって、スタートから2コーナーを抜けるまでくだりだったもの。そうとう舞い上がっていたらしいぞ > 俺。

で、3走のichanさんに襷をつなぐKuriさんが帰ってきた。なんか、ちょっと回りのランナーから察するに順位を上げてきららしいぞ。ichanさんのブレーカーを預かり、中継所付近で襷リレーの様子をデジカメに収めようとそれらしき場所でカメラを構える。無事に襷が渡るがシャッターチャンスを逃してしまうダメな俺。手元の時計を見るとKuriさんは僕と同じくらいのタイムで帰って来た。踵が痛いといっていたが流石だ。

ichanさんがホームストレートから姿を消して間もなく、暗い雲が広がり一瞬の通り雨が来る。晴れ男転じて嵐を呼ぶ男になった(笑)。ichanさんが中継地点のバックストレート付近に帰ってくる。今度は上手に写真が撮れたぞ(機器の操作にはやはり習熟が必要だな:笑)。
ichanさんは前半抑え気味のようで少し余裕を残しているのが分かる。それでも快調なピッチで足をすすめて、ホームストレートに帰って来た。さっきとは別人のichanになって。
手を振る幅、スピード、そしてピッチも速くいかにもスパートしているのが遠くからでも分かった。かくてさんも既に中継地点でスタンバっている。そして、無事に襷リレー。

かくてさんも少し抑えつつホームストレートを1コーナー方へ消えて行った。
かくてさんには、コーナー内側の砂利コースの情報をKuriさんとの話で概略は伝えてある。その成果は無関係だが、バックストレートに姿を現すが速い。力強いフォームがガシガシ上ってくる。力走の様子をデジカメに収め、声援を送っておく(流石に3人目なので一番よい撮影ができた。何度もいうが、機器の操作には習熟が必要なんだよ:笑)。
いよいよホームストレートの向こうがわにかくてさんの姿を発見。ゴールの瞬間をデジカメに収めようとゴール地点で待つ。
見ていても速いのは分かる。おかげでゴールの写真のシャッターチャンスがずれ、出来上がりを確認したら写真の右端にかろうじて写っていた。かくてさんのスピードを僕が追えなかった証拠だな(機器の操作には、オペレーターの感覚も重要だということを知る)

こうして、とかちeRCの初代駅伝チームのレースは終わった。
17.6kmを4人で繋ぎ、01:13:44。36位/96チーム中だった。

初めて駅伝だったけど、素直に面白かった。
なんというか、こういう狭い周回コースでの駅伝だったので、むしろ4.4km×4リレー風。
観る方もトラックでのリレーを見ているような感じに近いと思った。それが良い具合に臨場感があって応援にも熱が入るんだと思う。
誰彼かまわず応援し、出店もあたったりと昔の運動会みたいで、とても楽しかった。

2007-10-19

もう来ちゃったの?

今日の昼休みランの帰り際に帯広川で白鳥を発見。

確かに寒いしなぁ...

2007-10-18

パイロットマラソンでベストタイムを出すペース配分について-2-

お約束なのでこういうタイトルになったけど

  • 「効果的な練習とは?」
  • 「後半頑張るということはどういうことを言うのか?」
についていろいろと考えさせられた。

以下「かくてさん」からコメント欄に貼り付けてもらったデータを眺めて妄想してみた。(2007/10/19にかくてさんよりいただいたコメントで僕が把握した走破距離に誤りがあったので、グラフを差し替えました。グラフの差し替えに伴い打ち消し線を使用しながら本文も修正しました。2007/10/20)


まず前段として左棒グラフは、かくてさんのJogNoteの記録から去年一年間と今年の現在までのトレーニング走行距離を重ねてみた。グリーンが今年、水色が去年である。
明らかに今年の方がたくさん走っているのが分かる。

今年は水色、去年は淡い青で表示している。一見して去年の走行距離が多いのが分かる。


以下は頂戴したデータから「ペース」「心拍数」「歩幅」のグラフを作ってみた。いずれも別海町パイロットマラソンのもので「青」が去年、「ピンク」が今年のもの。

1.ペースの推移
左はベーシックな5kmごとのLAPタイムからペース(min/km)を計算してグラフ化した。

一般的に「練習はうそをつかない」といわれているが、走行距離が多ければ結果に直結するというものではなさそうだ。通りの結果となっており、去年の方が良い結果となっている。
問われているのは「トレーニングの質」なのだろう。かくてさんは去年と今年とで練習の内容を変えたのだろうか?
それにしても、去年のペースの振れ幅が小さくて見事なものだな。単に「量」の違いがこれほどの違いになるのだろうか...

2.心拍数の推移
次は同じレースにおける心拍数(5kmごとの平均心拍数)の推移。

去年はグラフ上から分かる最大値と比較して去年のレースの前半部の心拍数は低位で安定しており、しかも余裕すらあることが分かる。
心拍数を上げる=エンジンの回転数を上げる
が成り立つなら、折り返してから三段ロケットのようにエンジン出力を上げている。
一方、今年は前半から去年よりは高水準で入り、折り返しから一度ギアチェンジしているが、去年のように2段目、3段目の切り替えができなかった感じ。
そもそも、どういうレースプランだったのか分からないので想像を書くが、去年の心拍数推移をそのまま上方へシフト(高水準)するプランだったのではないかと思う。

それにしても、去年は30kmからでも心拍数を上げられているのはビックリだ。ズルズルと心拍数の低下を抑えきれない僕とはエライ違いだな。


3.歩幅の推移
最後は記録されたピッチ数(1分間当たり)から計算して得た歩幅(1歩あたりの距離)の推移。

去年より一歩あたりの距離が短いのが分かる。
去年と今年では相反する部分も窺える。40km以降双方とも心拍数を上げているが、去年はそれに呼応するように歩幅が延びてペースも上がっているが、今年は歩幅は狭まりペースもダウンしている。
歩幅の変化の大小は「フォームの乱れ」の現れということになるのかしら?


ピッチ数は下表の通りで、去年も今年も大差はないと思う。
ピッチ数/min 5 10 15 20 25 30 35 40 42.2
28th 184 187 188 188 189 187 188 187 186
29th 183 184 186 185 189 187 187 184 182

去年と今年の歩幅の違いは最大10cm程度のものなのだがタイムへの影響は大きいんだなぁと思う。


一通り見たけど去年はペース、歩幅とも非常に安定しているし、心拍数は自分の思うようにコントロールできているように見える。「凄い」なと思う。

それにしても、去年との比較では少ないとは言え、「ペースの安定性」「心拍数から推測される余裕」「歩幅」にこれだの影響が出るほど今年の練習量は少なかっただろうか?

道マラが9月に開催されたので、その疲れが残っていたんだろうか?
その辺が「心拍数」や「歩幅」に現れているような気がする。

そういえば知っている限りでは「道マラ組」の別海町パイロットマラソンでの結果がよろしくなかったような気がする。

4.去年と今年の相違
コメント欄にご本人から去年の練習内容や出場したレースについて情報の提供があったので、詳細はコメント欄を参照していただきたい。
大きく異なっているのは、冒頭の走行距離グラフでも分かる5~9月までの走行距離だが、内容的には20km超の練習回数と別海に至るまでのレース回数(特にフルマラソン)だと思う。

フルマラソンでのレース結果は「段々良くなる法華の太鼓」状態。
別海以外のレースの内容については分からないけれど、別海での余裕が窺える心拍数と安定したペース、歩幅の安定性は練習量に裏づけされた肉体がレースでの経験値を基に自分の最適なペース配分を習熟していったのではないだろうかと思う。

今年の別海に対するご本人のコメントは「大失敗の道マラから立ち直れた...」と書かれてる。僕が想像した「道マラの疲れの影響」は間違いだと思う。
むしろ、「もし、とよころサーモンマラソンがあったら」別海に向けて丁度良いシミュレーションの機会となり、別海では去年に迫る快走をされたに違いない。

5.フルマラソンで目標を達成する練習方法
ここは他人のデータからあれこれ妄想するだけが目的ではない(笑)。
他人のやっていたことと結果の相関関係を推察し、自分にもできるエッセンスを抽出することが目的。そういう視点でこの記事を振り返ってみると
  1. 距離をこなせば良いというものではないけれど、それなりに消化した距離は嘘をつかない。
    1. 効率の良い走り(フォーム)にはある程度の距離は必要だろう。特に僕のようにキャリアのない自己流ランナーは距離を踏んで本能的に効率化が図られるには莫大な時間がかかるだろうなぁ。(ランニング講習会のようなものがあれば出てみたいな)
  2. 後半の頑張りは長距離(20km超)練習で養われる。
    1. かくてさんに色々教えてもらった「乳酸貯めて走る」方法もあるが、30~35km走はやっぱり必要だろうと自分の少ない経験でも思う。
  3. ペース配分の把握は練習では掴みづらいもの、実戦での経験は有用。
    1. これは練習ではなかなか難しい。やはり少しは緊張状態にあるレースを利用するというのがいいのだろうけど、地元のマラソン大会が段々となくなってきたので遠征が増えてしまうなぁ(汗)
  4. 体重は重いより軽い方が良い。
    1. これは僕にとっては永遠の課題でもある。日々節制しないと!
という感じだろうか。
もう少し、具体的なことが思いつくかと思ったが「マラソンに近道なし」だな(苦笑)。

6.別海町パイロットマラソンの攻略法
来年は「別海町パイロットマラソン」を目標に頑張ることにしよう。

で、別海町パイロットマラソンのコースから、その攻略法をメモしておく。
前半の上りは確かに影響がある。しかし、そこで時間レベルでのペース維持はせず、心拍数レベルでペースを維持。
折り返しから始まる下りで徐々にペースアップ(心拍数レベル)。
時間的には結果としてイーブンペースになるイメージ。
ということになるのだろうか?
要はこういうことができるように日々練習しなさいということだな。

というか、歩幅というのはフォームを反映する指標となるような気がする。
ピッチ数を計測できる機械が欲しいなぁ(笑)

2007-10-16

美しきイーブンペース

かねてからフルマラソンを完走するためのペースについてあれこれと考えている。
イーブンペースで走りきるというイメージがもっとも良い方法だろうというイメージはある。

カナダさんが洞爺湖で、北の大地さんが千歳JAL国際で概ねイーブンペースで走りきっている。その完走記をみてうらやましくさえ思っていた。
それに加えて、2006別海町パイロットマラソンでカッチさんやかくてさんがほぼイーブンで走り切っている。とくにかくてさんの安定したペースは見ていて「美しい」とさえ思った。

が、僕はそれを試したことは一度もない。いわゆる30、35kmの壁が怖いからだ。
なのでいつも「貯金」をするプランとなる。それはハーフでも30kmでも同じだ。たぶん、初フルで痛い目にあっているからだと思う。

前半貯金型は一見合理的に見えるが、実は貯金そのものの見積が難しい。

  • そもそも自分に適正な貯金時間は何分なのか?が分かっていない。
  • 経験と勘で設定した貯金時間から算出される前半のペースが適正なペースなのか?だって怪しい。
  • さらに残りを後半に割当る結果になるのだがそのペースには根拠らしい根拠はなく、単なる算数の結果でしかない。
と思っている。

丁度、11月には今シーズン最後のレースになるであろう「日産カップ 陸別こがらしマラソン」のハーフに出ることにしている。
どんなコースなのか知らないけれど、1時間44分13秒の自己記録を更新するため、1時間43分ジャストの目標を設定、イーブンペース(04:53)で走り切りたい。

2007-10-15

給水ロスの特定と上り、下りの影響

このグラフを見ていて、ところどころに突出してペースが落ちているところがある。
これは一体ナニ?と思っていました。

突出しているところを見てみると11km、13km、18km、26km...ふと「これは給水?」と思い当たりました。
確かに給水地点やスポンジポイントは5km、7.5kmなどですがLAPタイムに影響してくるのは6km、8km等ですよね。




左は、上記のグラフの通り給水ポイント(6km以降5kmごと)、スポンジポイント(8km以降5kmごと)にピンクで○をつけてみました。(ちょっと見づらいのでダブルクリックで拡大して良く見てね。)

やはり給水ポイントではLAPが落ちていますね。
グラフの目盛り取りのせいもあって結構大きなロスに見えるが概ね5~10秒程度のロスのようです。

対応策といっても、僕の場合、給水を取らずに...は選択肢にないので、全部で15箇所ある給水などのでのロスタイムを半分に減らすとかいう努力をすれば約1分程度は短縮できる計算になります。
コップやスポンジの取り方、飲み方等を練習するのもタイムアップの一つの手段かもしれません(それよりも、もっと速く走れる練習が必要ですね:汗)。

ところで、上記図で給水ロスのあった場所を特定できたわけですが、給水でもないのに前後のLAPよりも異常に遅いLAPがあります。
例えば、23~24km。同じような現象が29~30km、33~34km等にも見られます。
みごとに標高データとしては概ね平坦地の部分ですね。
23km以降は下りでないとどんどんとLAPタイムが落ちています。つまり、僕のペースダウンは23km地点から目に見えて始まっていたんですね。そして、41~42kmのゆるやかな上りではついに6分/kmを越えてしまいました。
本当に下りに助けられたレースだったんですね。例えば26~27kmは標準的な下りで05:16/kmくらい。件の29~30kmの平坦部では05:23/kmなので、下りでは7秒くらい助けられています。

逆に上りの時はどうだったんだろうと見てみると、例えば13~14km地点の平坦部では05:07/kmくらいですが、次の上り(14~15km)では05:13/kmになっています。これは5秒くらい遅くさせてくれる上りっていうことなんでしょうね。

これらを考えると05:05/kmで30kmを走って、かなりの余裕があるように練習しないと3:40:00は切れない感じです。結構、キビシイぃ~。

2007-10-13

パイロットマラソンでベストタイムを出すペース配分について-1-

別海町パイロットマラソンは「平坦コースで走りやすく、記録が出やすいコース」という評判(評価?)のあるレース(コース)だが、僕は1度しか走ったことがないけれど印象としては

後半の下りと沿道応援が熱烈が助けてくれるコース
というものだ。

それじゃ、自己ベストを出す為のペース配分(前半の上り、後半の下りの対応)はどんな感じになるのか、Webで見つけた「道東のカッ飛び爺」の成功例(昨年)と失敗例(今年)のペース配分を参考に最適なペース配分を妄想してみた。

左グラフで「赤」が今年、「青(紺?)」が去年、「ピンク」は目標達成に想定したであろうと僕が推測したペース。(別々の画像を引き伸ばして重ねているので、キッチリと距離の目盛りに重なっていないのはご愛嬌。適宜、擦り合わせてみてください。)
「赤」についてはFa201の自動LAP機能からデータと思われるがこれは精度の高いLAPだったと仮定する。また「青」については昨年の5kmごとのLAPからsec/kmをそのまま反映しているので、1kmごとのLAPタイムではない。「ピンク」については3時間30分(できれば切りたい)で完走する場合、去年の経験から40km以降のペースダウン分の2分間を30kmまでに貯金するとした場合のSTART~30kmまでを「4:55/km」、30~GOAL「5:08/km」のペースを推測した。

昨年は浅井えり子さんをペースメーカーにした非常に安定的な走りとなっている。
ご本人に聞いたり、ブログで拝見したりした中で35kmくらいまでは浅井さんについて行けているということであった。
グラフを見るとペース的には30~35kmに若干のペースアップが伺える。ペースメーカーのゴールタイムが宣言通り3時間半だったと聞き及んでいるので、このあたりで帳尻あわせ的にペースアップした可能性を否定できない。30~35で僅かでもペースアップできてしまうところは元が付くとは言え流石五輪ランナーだ。一方でここから(30~35)が最大の山場となる市民ランナーとの力の差やレースプランの違いが伺える。そういうことがあってカッ飛び爺が35km以降遅れてしまったのだろう。
禁句ではあるが
「もし」25kmからゆるやかな帳尻あわせをしてくれたなら「最後までいけたかもしれない」
と本人ではない僕は思う(僕が思って、どーする?:笑)。

とにもかくにも、このレースはカッ飛び爺のベストであり成功レースであったと言える。そういう意味でも今年に期するものは並々ならぬ大きさがあったと推察する。

では、カッ飛び爺の今年のレースプランについてはどうであったろうか。
実のところ詳細は聞いていないが目標はあくまで「3時間30分切り」であり、浅井さんの前でゴールする。というイメージのようだった。
ペース配分については聞いていないのであくまで推測であるが、去年の成功例を基に前述の通り「ピンク」を想定したものと僕は思う。

で、現実的にはどうであったかは「赤」に示した通りであるが、この重ねグラフを見て僕が直感的に「おや?」と思ったのが前半に2箇所ある。
それは、5~10kmのペースアップであり、いまひとつは10~14の赤○で囲ったところだ。

僕の疑問は一旦おいておいて、カッ飛び爺自身の回顧としては、「1kmの入りが04:20でちょっと速い」(a)と書かれていて、「2km辺りで浅井さんの集団に追いついた」(b)と書かれている。
また、「5km前に既に浅井さんの集団に前に出ていて」(c)、「ノエルのパパさんと併走状態が折り返しまで続き」(d)、「19km辺りから足の甲が痛くなってきた」(e)と書かれており、前半のペースが速すぎたと反省されている。

この点に付き、目標ペースおよび今年の実績並びに標高グラフをも参酌しつつ検討してみた。
去年の実績(青)と今年の目標(ピンク)から、自分は30km前は浅井さんの集団よりも「ちょっと前で良い」プランだったと推察される。しかし、現実には浅井集団は自分よりも前に位置しており
  • 「1kmでちょっと速いと思った(予定では4:55だけど実際は4:37)」(a’)けど、
  • ゆるやかにペースダウン(4:47までペースダウン)しながらも浅井さんの集団に追いついた(b’)。
  • 浅井さんの集団追いつきはしたが自分のプランとしては少し前でも良いと思っていたし、調子も良かったので5kmでは浅井さんの集団の前に出ていた(c’)。
と推察できる。
4~5kmのペースは4:57/kmなので、ここでこのペースを維持していれば結果は変わったかもしれない。
では、なにが予定を狂わしたのかについて、結果との整合性をはかりつつ次のストーリーを作ってみた。

それはたぶん、併走しているランナーが気になってしかたない。知らない奴なら気にしなかったろうが、知っているランナーがいると「抜きたくなる」「離したくなる」というのが「カッ飛び爺」の良いところ。
「自分の調子は良い」、「5kmまではほぼプラン通り」で「余裕があるような気がする」、「帰りは下りだ」と計算したに違いない。
計算結果が許容範囲にあるなら「離したくなる」という遊び心に火が点く。それが5(4:57)~10km(4:36)までのペースアップではなかったろうか。
ところが、標高グラフの通りこの区間はほぼ上り一辺倒の区間。たぶん、相当の足を消費したに違いない。
その証拠がピンク○で囲った10~14km区間だ。10kmまでは上り傾斜をものともせずガシガシ加速ペースアップしていたのがこの区間では見事に傾斜なりにしか走れなくなっている。
それでもノエルのパパさんが付いて来るので目標値よりもかなり頑張ってしまったのではないだろうか。
ノエルのパパさんのJogNoteの記録にもある通り折り返すと「サーッ」と下って行きブッチ切ってしまっている。
しかし、グラフをよく見て欲しい。14km以降は徐々にではあるがペースダウンが始まってきているのが分かると思う。それだけ、前半の上りで足を消費していたのだと思う。

また、僕のみたところ26~27kmのペースダウンは様子がおかしい。
なぜなら、標高グラフで分かる通り「26~27km区間」と類似する下りである「24~25km区間」でペースアップ(4:37)できているにも関わらず、問題の「26~27km区間」は「4:45」とペースダウンしている。
25kmの給水のオレンジジュースが良くなかったとカッ飛び爺はブログに書いているが、25kmのSPLITタイムは約1時間58分(30km;約2時間22分)であり、去年の釧路湿原マラソンの約1時間56分(30km;約2時間19分半)と2分しか違わない(30kmでは2分半)速いペースだった影響が現れているいると思われる。
これ以降はいわゆる35kmの壁もあって撃沈してしまうが、ラスト2kmを5分ちょっと/kmのペースで締めくくってしまうのは「カッ飛び爺」の面目躍如である。しかも、ゴールタイムは3:35:50というのだからビックリするしかない(汗)。
禁句ではあるが「もし」「れば」「たら」を使うが、
もし、ノエルのパパとのバトルで茶目っ気を出さず、プラン通りに走っていたら
と思うと僕も残念でならない。

教訓その1:
30kmまでは調子が良くてもペースアップしない。(なんかどっかで読んだか聞いたな:原典不明)
教訓その2:
バトルは残り5kmから!
それにしても、やっぱりフルマラソンは大ベテランのカッ飛び爺でも難しいんだなぁとしみじみ思う次第。


後記
Webで見たデータをもとに自分なりに解釈しました。
詳しくはご本人に確認しておりませんので、そもそものレースプランはもちろん、スタートから折り返しまでの心理状態やお考えなど僕個人の推測をもとに「過程」と「結果」の整合性を図りつつ書いたフィクションですのであらかじめご注意願います。

また、ご厚意により僕のブログのコメント欄にデータを添付していただきました。現在、鋭意データの解釈について検討中です。まとまりましたら、このブログで「パイロットマラソンでベストタイムを出すペース配分について-2-」として公開させていただきます。

躍動感ゼロ

今朝、allsports.jpというところに別海町パイロットマラソンの写真が掲載されていた。

どうやら41km地点くらいのところでの写真で完全にヘロヘロなところの自分の写真を見つけることが出来た。
他のランナーの写真も見ることができるので否が応でも比べてしまう。「これはオレじゃねぇーーー」と嘯いてみても、自分の姿に「躍動感がない」。それが現実。

前々から、薄々(本当は完全に)自分で気づいていたが僕の走りはいわゆる「小さな走り」だ。走っているようには見えない。
フォーム的にはももが上がっていない小さなフォーム。
改善したいのう

追記
別海町パイロットマラソン」のブログでリザルトが公開されています。
いつもDOMEでご一緒したり、十勝健康マラソンや釧路湿原マラソンでご一緒していたランナーの成績を見ておどろきました。
彼は釧路湿原マラソンでは大差で先着している方で、折り返しでは僕よりも相当先行していて、そのペースにも余裕があるように見えました。
30~35kmで彼が歩いていたので追いついてしまったことをリザルトを見て思い出しました。あそこで歩いているとなるとかなり厳しい状況だと思いましたが、また、再び走り出した彼に抜かれてしまったので僕より先着したのだろうと思いましたが、サブ4を達成していないことが分かりました。
やっぱり、30kmとフルマラソンは全く違うものだと思い知った次第。

2007-10-11

道東四大メジャーマラソン大会

道東三大メジャーマラソン大会の日程について確認してみた。で、忘れてはいけない「サロマ」。これを入れると四大メジャーとなる。

開催月大会名
距離
6月
サロマ湖100kmウルトラマラソン
100km
7月
釧路湿原マラソン
30km
9月
北方領土ノサップ岬マラソン
ハーフマラソン
10月
別海町パイロットマラソン
フルマラソン
という感じ。
本当はここに6月に開催されていた「十勝健康マラソン」が入っていて欲しかったけど、同大会は今年で中止。来年からはない。本当にこの中に十勝のレースがないのが物凄く残念に思う。
十勝人よ!これで良いのか?!
「○勝新聞社」が頑張って、「○つば乳業」とか「○広信用金庫」とかでやってくれないかなぁ
僕はウルトラの方には興味があまりない(100kmに怖気づいている)し、僕にとっては実質三大メジャーマラソン大会になる。
そう思うと6月に十勝で!と返す返す思うわけだ。

日程調整

走る予定やら実家の様子見だとか予定が詰まっている。

月日予定
10/13,14
とかちeRC練習会
10/21
ししゃも駅伝
10/27,27
旭川(家内の実家)
11/4
こがらしマラソン
今日、健康診断の結果から大腸内視鏡検査の為の問診に行って来た。
毎週金曜日が検査の日だという。
上記日程への影響やら、影響を及ぼしたとしても軽微な日程の前の金曜日が良いことなる。
そう、ズバリ明日しかない(笑)。

「じゃぁ、明日でお願いします」と即答。「え?明日ですか?」医者も驚愕の速攻回答。

ということで、色々説明をうけてきました。
ということで、今日と明日のランは無しだと思います。

これなら「ししゃも駅伝」と「こがらしマラソン」に影響はないだろう(多分)

2007-10-10

今後の練習ポイント-3つのフルマラソンの記録から-

左グラフは去年、今年と走った30km以上のレースにおける5kmごとのペース(sec/km)を示したもの(僕のブログの「図」はダブルクリックで拡大表示されます。)

赤線が今年の別海、紺(点線)が2005年の豊頃、緑が2006年の豊頃となっている。(他に釧路湿原も表示している)

2005年の豊頃は2度目のフルマラソンであり、目標はサブ4だった。前年に痙攣による大幅な歩きが入った反省から練習をしていたが、25kmまでしか走ったことはなく、この年も30~35kmのペースダウン、35km過ぎでので痙攣し、歩いている。
グラフを見ると20~25km間からペースダウンが始まっているのが分かる。このことから2005年はフルマラソンを完走する(歩かずに)力がなかったと思う(そういう練習をしていなかった表れ)。

2006年の豊頃は、2005年の反省から少ない回数ながらも30km走を練習で実施、それなりに自信をもってサブ4に挑戦した。ピンクは同年に行われた釧路湿原マラソンのペース推移だが、そのペースと同等のペースで30kmまで行けている。残念ながら30~35kmで大幅なペースダウンに見舞われた(歩きはない)。グラフを見ての通り、35~40km・ゴールまでにペースに回復が見られる。30~35kmがいわゆる「35kmの壁」というやつだと思う。もし、これが「35kmの壁」だとすると2005年の25kmからのペースダウンは「30、35kmの壁」ではなく、単なる練習不足(30km超への耐性訓練不足)によるものであったと断ぜざるを得まい。

今年の別海に於けるペース推移は赤線であるが、偶然にもほぼ2006年の豊頃、釧路湿原と同様のペースで30kmまでを消化しているのが分かる。
2005年との違いはペースが非常に安定的であり、かつ、30km以降のペースダウンも緩やか(2005年との比較では)である点が指摘できる。言い換えれば、いわゆる「35kmの壁」が顕在化せずゴールできたと言えるのではないだろうか。
いや、「35kmの壁」は確かにあるようだ。グラフをよく見ると30~35km間からそれ以前の時間加算率(ペースダウン率?)の倍増しているのが分かる。ただし、壁を越えた時に見られるペースの回復は見られない。

これらを踏まえて、来年の別海町パイロットマラソンで3時間40分を切る為の目標は

  1. 反省にもあげた「上りを苦にしない」日常での練習の工夫
  2. グラフ赤線の30kmまのでペースをもう一段高水準に引き上げるスピード養成
  3. グラフ赤線の30km以降の時間増加率を減少させる距離に対する耐性の養成
という、一般的にいわれる「スピードとスタミナ」の養成がポイントになる。
(グラフを作って面白かったのに、結論がありきたりになってしまった:笑)

「1」は必須項目だが、「2」と「3」ではどちらが優先するだろうか?
特に「2」については、今シーズン取り組んで来た課題でもあり、白糠、十勝健康、釧路湿原とそれなりに成果が得られている。ある意味、今あるスピードが保てる距離(現在のところは30kmまでなのだろう)を延ばす「3」への取り組みが優先するのではないだろうか?

そう考えて別海の為にして来た練習を振り返ると「35km走」の重要性を認識しながらも、それを行ってこなかったし、30kmを高水準の運動強度で走ってもいない。
そうであるなら、僕は自分の持っているスピード(あるんだとすれば)をフルマラソンで最大限に発揮する為の努力を怠っていたことになる。(a)
釧路湿原マラソン以降はちょっと緩かったかもしれないなぁ...

北海道のマラソンシーズンは終わりを迎えようとしていて、これからはシーズンオフになる。今あるスピードを維持することに努めねばならないが、次シーズンのロードマップを描けば
今年同様に来年の「白糠ロードレース」から始まるシーズンに向けて「1」を意識しながら、まずは「2」であり、どこかのハーフマラソンを経ながら「3」に取り組み、「釧路湿原マラソン」でテスト。その後、(a)の反省から「1」・「2」・「3」のあわせ技の練習に取り組みつつ「根室・ノサップハーフマラソン」でテスト。テストの反省を踏まえた補正練習を行って「別海町パイロットマラソン」に臨み目標を達成する。
と書けなくもない。そうすれば、「道東三大メジャーロードレース」を体験できるというオマケ付きでおもしろいかもしれない。(まぁ、来年の話をしたら鬼が笑いすぎてヘソで茶を沸かす時期のたわごとだな)
いずれにせよ、今から具体的なトレーニング方法について考えておかなければと思う。

2007-10-09

第10回 日産カップ 陸別こがらしマラソン

申込書を偶然発見した大会。
一応、申込書をダウンロードしてFAXで申し込みしておく。
明日にはエントリーフィーを振り込まないと!

うむぅ...寒いかもだな(笑)。
で、出場予定大会ということでJogNoteに登録したらお馴染みのメンバーが!
みなさん、頑張りましょうね!

追記
20071010:13:10
送金完了しておく。

さて、これからナニをするべか?

一年間の目標レースが終わって腑抜けとなりつつある。
パイロットマラソンが終わって「暴飲暴食」の限りを尽くし、昨日にいたっては休日を良いことに午前中からビールをあおり、板チョコをむさぼり食うという放蕩な暮らしっぷり。
一時期は66kgまで落ちた体重もあっという間に70kg。わが目を疑う。

10/21には「ししゃも駅伝」がある。僕の腹が「子持ししゃも」ではシャレにならん。
再び普通の食生活に戻らねばならない。

ししゃも駅伝は4.4kmだし、少し気合とともに刺激を入れておかないとならない。
当日まで2週間ないが、インターバル走で刺激入れをしつつ、疾走距離を当日までに延ばしていこうと思う。

今朝の状態では、フルのダメージは70%くらいは回復しているのではないかしら?
今日は仕事帰りにDOMEにでも行ってジワっと汗を流し、明日のインターバル走に備えよう。

それと、今度の日曜日はやったことの無い「ゆっくり40km走」というか、マラニックというものでもやってみたいのだが、根性なしな僕はきっとやらないだろうな(笑)。

なんか「第10回 日産カップ 陸別こがらしマラソン」というのを発見した。
申し込みの締め切りは10/19だ。まだ間に合うな。どうしよう...

気になったこと-奉仕と感謝-

別に書かなくもいいことだが、思いついて(思い出して)しまったので書いておく。

正直に書くと僕自身もあまり「陸上競技規則」を知っているわけではない。むしろ、ほぼ知らない。ただ、「助力の禁止」という言葉についてはロサンゼルス五輪女子マラソンのアンデルセン選手のゴール前の状況をTVの中継やニュースでご覧になった方なら誰でも知っているのではないだろうか?

ところが「助力」というのはナニ?ということになると僕自身具体的にはあまり判っていない。
で、陸連の公式サイトからルールブックをぱらぱらと読んでみた。
なんで、突然こんなことを調べて見る気になったかというと、先のパイロットマラソンの25km以降に気になる風景を目にしたからだ。

交通規制されていない方の片側の車線をゴール方向へ徐行する車があった。車は「わ」ナンバーでレンタカーだと思う。しばらくするとその車は道路脇に車を止め、中からヴィターインゼリーを手にした男性が出て来た。僕の後ろを走ってる人に手渡しているようだ。
そうこうしているうちに、後方にいたそのランナーに僕は抜かれた。ランナーは女性で年齢は50歳くらいだろうか。さっきの男性とはご夫婦なのだろう。奥さんが走り、ご主人が奥さんのサポートに回る。ご夫婦でマラソンを楽しんでらっしゃるのだなと微笑ましく感じていたのだが、数百メートルごとにそういうサポートが繰り返される。
ヴィターインゼリーであったり、飲料水であったり、エアサロンパス(サロンパスかどうかは見えなかったけど、ご主人が奥さんと併走し、脚や首にスプレーしていた。)であったり、そしてまたヴィターインゼリーだったりした。
奥様はゼネラルテーブルがおきに召さないのか、給水やスポンジはお取りにならない。
何度そいうことがあったかは数えていないけど、「おいおい、いい加減にしろよ」とイラっとくるほどの頻度ではあった。

特にイラつかされたのは、奥さんがご主人になにやら指示をしているようなところだ。
ご夫婦のありようの問題なので僕がとやかく言うのはおこがましいが「ランナーはそんなに偉いんかい!」とその態度を見て同じランナーとして良い気持ちにはなれなかった。

そもそもこれは完全に「助力」に当たるのではないのか?ということと、マラソン大会の為に交通規制がされている道路を大会出場者の個人的なサポートの為に車を乗り入れた行為は「大人気ない身勝手な行為」と思えてしまった。

「助力」というのは「競技会一般規則」第144条にある。また、道路競争については第240条以降に特有のルールが書かれている。
今回の出来事については「助力」というよりも、第240条⑨(5)に「定められた以外の場所で飲食物をとった競技者は、失格とさせられることがある。」に該当し、失格のおそれのある行為だ。
ランナーなら失格となるような行為をしないで走ってください。

僕はルールを大上段に構えて批判しようとしているのでない。もう少し、やりようがあったんじゃないですか?ご夫婦で二人三脚でフルマラソンを楽しむなら「節度」というものがあるでしょうという話です。
もしご主人が自転車にクーラーボックスをくくりつけてサポートに回っていたら、もし奥様がサポート後のご主人に言っていて「ありがとう」の一言が聞こえていたら僕はこのご夫婦を応援していたと思う。

僕自身も奉仕には感謝をあらわすようにしなければね。

2007-10-08

第29回別海町パイロットマラソン-一人反省会-

恒例のひとり反省会
昨日終わったばかりでなにをどう比較して問題点を抽出し今後の自分に役立てようか具体的な手法が思いつかないのだが、これを書きながら整理してみたい。

体調について
初めての前泊、しかも車中泊という通常とは劇的な環境の変化の中で望んだが、普段どおりの睡眠時間も取れたし、交流会による夕食会や自分で用意した食事の朝食とこれらについは特段なんの支障も感じなかった。
また、直前1ヶ月間で30km走を4度行ったことによる疲労はなかったか?についても、それらしきことは思い当たらず問題はなかったと思う。
しかし、いずれも「自覚」の範囲の話なので、実際はどうなのかは分からないというのが実情だ。

目標と実績の対比
目標については、こことかここで書いた通りだが一覧表にまとめてみると下表の通りだ。

目標設定値
実績
完走タイム
3:40:00(Ave.05:13)3:48:18(Ave.05:25)
30kmまでのLAPタイム
05:09
05:15
30km以降のLAPタイム
05:23
05:49
まず、目標設定が現実的であったかを振り返ると、3時間40分の目標はちょっと希望が混じっていたかもしれない。確かに目標設定にあたり3時間40分はあれこれと統計上の傾向から実現可能な「範囲」にはあったと思うが釧路湿原マラソンの結果を過大に自己評価した可能性を否定できない。

Fr201からのデータに見るペース配分について
グラフにせずとも結果は分かっているのだが、詳細なLAPタイムをSportTracksから棒グラフを生成してみた。

左グラフの中に示した赤線が30kmまでの目標である05:09/kmペース、30km以降のそれは05:23/kmペースだ。
右図はFr201のトラックデータをカシミール3Dで標高データを描画したものである。赤線がFr201のデータで、緑の山が国土地理院50mメッシュデータによる標高図だ。

目標のペースに対する実績は置いておいて、一見して気になるのは18km以降のペースの落ち込み。確かに17kmくらいから「こりゃヤバイ」とは思っていたがこんなに落ちているとは思っていなかった。上記右図の通り18km地点で急激な上りになったということではない。
いったい18km地点にはなにがあるのだろうか?

参考データ(左:十勝健康マラソン、右:釧路湿原マラソン)を添付した。確かに17kmくらいにペースの断層があるのが僕の特性ではあるようだが、これらのペースより遅い状態で17km以降のペースダウンはあきらかにコースの上りによる「疲労の蓄積」によるものと感想を述べざるを得ない。
ここがコースの罠なのだろうが、想定していたペースにこだわり過ぎて自分自身がペース変更に柔軟な姿勢がなかった点も指摘できる。
また、21km以降は「下り」であるにも関わらず加速度的なペースダウンが見られる。前半の実質的な速いペースの影響もあるだろうが、「下り」という地理的情報に気持ちが甘えていた可能性を否定できない点が指摘できる。やっぱり、30km以降に落ちたペースを再び上げることは自分のレベルでは不可能だな。

LAPタイムによる「とよころサーモンマラソン」との比較
下表は今年の5kmごとLAPと去年のとよころサーモンマラソンのLAPタイムを抽出したものだ。
Km 時間 ラップタイム 平均心拍数 LAP_min/km Toyokoro
5 00:25:59.90 00:25:59.90 155(152) 5:12 5:21
10 00:51:46.50 00:25:46.60 162(165) 5:09 5:16
15 01:17:42.60 00:25:56.10 162(154) 5:11 5:21
20 01:44:09.20 00:26:26.60 161(155) 5:17 5:11
25 02:10:26.60 00:26:17.40 159(155) 5:15 5:24
30 02:37:21.80 00:26:55.20 156(152) 5:23 5:11
35 03:05:31.40 00:28:09.60 153(146) 5:37 6:29
40 03:35:05.80 00:29:34.40 150(143) 5:54 5:56
42.2 03:48:20.90 00:13:15.10 150(146) 6:02 5:51

03:48:18.00

5:25 5:31
(参考記録として、去年のとよころサーモンマラソンの記録から平均心拍数の( )内、min:sec/5kmを掲載した)
上記によれば、今回の別海町パイロットマラソンの結果は、30~35km間の落ち込みの5分間を解消しただけの結果だったと評価できる。
しかし、今年はとよころサーモンマラソンの反省から30~35kmの大幅なペースダウンを回避するための練習をしてきた。その点は練習の成果が反映された嬉しい結果だったと思う。

S610iの心拍数データについて
左は今回の心拍数のLogデータをグラフ化したものであり、青で描いた水平線はその区間の目標心拍数を示している(横軸にはLAP数が刻まれているがLAPボタンの押し忘れが何度かあり、LAP数が必ずしも距離を示していない)。
速度的な目標の前後半は30km地点を「中間点」としているが、心拍数では折り返し後の下りを考慮して折り返し地点を「中間点」としている。

心拍数を見る限り前半は「頑張り過ぎ」ていたように思える(ただし、それでもペース的な目標は達成されていない)。
前半の頑張りの影響か後半、特に30km以降(下のLAP数では20以降)において目標心拍数がキープするのが困難な状況になっており、この辺りからもう一段のペースの落ち込みが伺える。

去年のとよころサーモンマラソンの32.5~40km間おいて、心拍数が140前後で推移していたのに比べれば概ね150前後(最低でも145以上)で保てているため、ペース的にも去年ほど大きな落ち込みがなかったのだろう。この点、単に下りのコースに助けられたばかりではなく練習の成果が発揮出来たようなので嬉しく思う。

心拍数の目標について「心拍数156の妥当性」で書いていたが、今回のレースの結果平均心拍数は「157」となった。偶然にしては少々出来過ぎだと思う(やはりなんかの相関関係があるのだろうか)。
また、このことは平均心拍数的に目標が達成されたことを示しているが、その上でタイムが達成できなかったのは「心拍数に相応する速度」の見積もりを見誤ったということだろう。見積もりを見誤った原因は先にも書いた釧路湿原マラソンの過大評価と別海のコースの上りの過小評価がここに如実に現れていると思われる。

心拍数といえば、途中ご一緒した「スコップさん」に心拍数を聞かれた。僕は「161」ですと答えると、スコップさんは「144」という。(ichanさんもこのくらいの心拍数で走っていたことを思い出した。)
144は僕なら6分/kmをちょっと切ったあたりだろう。去年より最大心拍数が増大、安静時の心拍数が減少したので、運動強度の低い状態で去年と同じペースで走れるようになった。でも、絶対的な心拍数が低位になったというよりは現に上記の表にもある通り同じ心拍数でも運動強度が低い状態になった程度の実感しかない。
それにしても同じ速度で走っていてこの心拍数の違いはどこから生じるのだろうか...
やはり自分のトレーニングの質に問題があるような気がする。

過去の30km以上のレースに於けるペースグラフの重ね合わせに思う
左グラフの赤線が今回の別海町パイロットマラソンでのペース推移(横軸の40~GOALまでの間隔がおかしいのはご愛嬌)。

まず、一目で今年の30kmまでのペースは去年の「釧路湿原」(ピンク)、「とよころ」(グリーン)に極めて近似している点を指摘できる。(もちろん、走っているコースは違うから単純比較はできないが、それらを補正する材料を持ち合わせていないので、ここでは単純比較する)
そういえば、去年は釧路湿原の結果に気をよくして豊頃で同じようなペースになってもペースダウンは考えなかった。無謀だったな(笑)。
こうして、ペース推移を重ねてみると、去年とよころサーモンマラソンでやりたかったことが、今年の「別海町パイロットマラソン」で実現されたような気さえしてくる。
もう一点、今年の釧路湿原は本当に頑張ったんだなと思う。このLAPタイムの乱れが自分の頑張りの証しで、この記録をベースに別海のプランを練り臨んだのは「少々無謀」だったと反省させられる。
一方、この一年間取り組んだ30km以降の落ち込み対策の成果が現れているなと思う。

やり直しができるとしたら

後になって「もし」「れば」「たら」は反則だが、経験をもとに今、もう一度走るとしたらペース設定をどうするか?を考えてみた。
ぱっ、と思いついたのは
距離ペース
タイム
0~30
05:15

~Goal
05:45
03:47:37
うむぅ、僕の実力じゃ今回の3時間48分18秒は「実力通り」ってことだな。

レースの装備品
というか、ウエア等の話
ランパンデビューを企んでいたが、予想されるリスクは排除するという原則に則りハーフタイツ(スパッツ?)にした。ここでちょっとした曲折があった。前日に準備した装備品から「ショートタイツ(スパッツ)」を除外していたのだ。本来ならショートとしたかったが、やむなく準備してきたハーフにした。
  • 上:とかちeRCのTシャツ
  • 下:ハーフタイツ(膝かくれる)
  • 左腕:Fr201
  • 右腕:S610i
  • 携行品:パワージェル×3、ブトウ糖飴、(アスリートソルトは準備していたが、携行を忘れる)

問題点と今後の対応策
正直、今回の別海町パイロットマラソンの前半の上りコースには「やられた」(助けられもしているが、そこは忘れている)という感じがする。
コースが上っているのはあらかじめ分かっていたことだし、その対策もしていたが不十分だったと思う。22kmに至るゆるやかな上りは走っていなかった。現実には15kmのゆるやかな上りしか走っていなかったので、この点でも練習の成果が「そのまま反映された」結果だ。
そもそも「上り、上り」と騒いでいるのは僕くらいなもんだ。日ごろの練習コースは河川敷地で目立った傾斜はない。
もう少し、街中をJogしてみれば「そこそこのアップダウン」はあるのだから練習する場所を変えてみるというのも良いかもしれない。というより、そうすべきだな。
もっと傾斜道をつかった練習をするべきだな。そうすれば、心肺機能の向上にも良いだろうし、脚筋も自然に付くだろう。

今回、30km以降のペースダウンが去年のとよころサーモンマラソンより少なかったのはコースの下りに助けられたせいもあるが、日ごろやっていた「腹筋、背筋運動」の効果があったんだろうと思う。これからはもう少し増やしてみよう。(今までは10~20回程度を1セット。2セットにしてみるかな)
あと、今回の別海町パイロットマラソンの25km以降肩甲骨から首付近にかけて筋肉痛のような感じがした。よく考えれば肩甲骨から腕が振れている証拠だろう。そういう意味では「腕立て」ももっとやらないとな。

さぁて、また1年かけて別海町パイロットマラソンに挑戦するぞ!

第29回別海町パイロットマラソン-レース回顧概略-

当日の起床後、準備して行った朝食の食材をストーブで調理し朝食をいただく。
大問題は避けたい。朝食後にコーヒーを飲んだり散歩したりしながらもょうしてくるのまち、しっかり対応しておく。
寝袋を巻いたり後片付けをしているうちに既に時間は8時を過ぎてしまった。
キャンプ場から体育館まで歩いていける範囲なので、車はキャンプ場の駐車場に放置しておくことにした。

装備品チェックリストなんかを作りながら準備は万端整っているが、スポーツバッグにデジカメ、携帯電話を入れるを忘れる。なので、大会そのものの写真が撮れなかった。準備ができていても持っていなければ役に立たない(笑)。

まぁ、それはそれとして、体育館には既にカッチさんの立てた幟があって、そこにかくてさん、おやぢさん、カナダさん、かっちさんがいらっしゃる。挨拶を交わしつつ準備にとりかかる。

みんな「カナダvsたしろ」のバトルを期待しているみたいだが、それはどうなるか分からない。それよりもカナダさんとペースについての打ち合わせをする。
「北京五輪」にはなんの関係のない(笑)僕らは撃沈しようが誰にも迷惑をかけない。
怖いものみたさの3時間40分を目標に前半30kmまでを「5:10/km」、後半30km以降は5:23/kmのペースを確認した。

準備を終えて、アップのため競技場に入る。トラックを2周ほどして出会った「ノエルのパパ」さんとちょっと談笑。彼は3時間30分を希望的目標にしているらしい。

さて、いよいよスタート。号砲とともに花火が打ち上げられる。
フル参加者は約700人、スタートロスなんてないけどワシワシと人がいてちょっと走りづらい。競技場を出ると市街地を走る。国道を封鎖して走るというのは「やっぱ良い」と思う。沿道の声援に手を振って返礼し、市街地を抜けていく。

カナダさんは盛んに時計(Fa201)を気にしていて、ペースが一定しない。速く行きたがっている。
どうやらFaに表示されているペースが遅いらしく、僕のFrの値と読み合わせをするが結構ズレている。どっちが正しいのか?分からないが、コースに設置された距離表示盤とS610iから僕のFrの数値の方が信頼性があるようだ。カナダさんはFaのペースに翻弄されペースが一定しない。これがジワジワと体力を消耗する結果になったのだろう。

距離表示は1kmごとに表示があり、ペース把握には最適。
給水は5kmごと、スポンジは給水地点と給水地点との間に配置され、私設エイドもあった。
給水は「水」「スポーツドリンク」「オレンジジュース」がある。オレンジジュースは一度口にしたけど、これは「向かない」と思う。カッチさんなんか、オレンジジュースを飲んで具合が悪くなったと言っている。
スポンジはかなり小さい目で保水力が悪い過ぎる。手渡しはありがたいが、その間に水がしたたり落ち切っちゃって「ただのスポンジ」になってますよ(笑)。

詳しくは一人反省会で書くことになるが、全体的な印象としては「前半の上り」ですべてが終わっていたという感じ。17kmで「こりゃやばい」と自覚。十勝平野に慣れているので傾斜に対する耐性がないな。練習するコースも少し考えないとな。
それでも、30km以降は去年(とよころサーモンマラソン)の時より頑張れた。距離を消化した練習の成果だと言い切りたいが、残念ながら「下り」というコースに助けられているんだと思う。

コースに苦しめられ、コースに助けられた。おあいこな状態なんだから、僕が前半の上りが気にならないようになるくらい練習しないとね(笑)。

で、巷で期待されていた「カナダvsたしろ」のバトルだが競り合いの場面もなく、27.5km地点のスポンジポイントでカナダさんが遅れてしまった。

レース自体は細かく書くと大変なので道路脇にある距離表示からS610iで刻んだLAP表は下記の通りだ。

ラップ 時間 min/5km
5 00:25:59.90 5:12
10 00:51:46.50 5:09
15 01:17:42.60 05:11
20 01:44:09.20 05:17
25 02:10:26.60 05:15
30 02:37:21.80 05:23
35 03:05:31.40 05:38
40 03:35:05.80 05:55
42.2 03:48:20.90 06:02
Fr201によれば距離は42.4km。経験上、これくらいの精度だと思っている(そういう意味でも、釧路湿原マラソンは短かったと思う)

完走証のタイムは3時間48分18秒で自己ベストという結果ではあるが、力不足を痛感したレースでもあった。

それにしても、別海町がマラソン大会に取り組む姿勢には頭が下がる。住民の皆さんも非常に熱心に支えて下さっている様子がよく分かる。
市街地や集落での沿道観戦や応援は「とよころサーモンマラソン」でもあったが、私設エイドは豊頃にはなかった。また、農作業を中断しての応援も豊頃にはなかった。
本当に感激しました。ありがとうございます。
また来年行きたいと思います。

さて、これまでいろいろなランナーのデータを拝見しいろいろ推測してきたが、今度は自分の番です。自分の記録を見ながら今後の強化ポイントを探してみようかと思う。
まずは、概略についてアップしておきます。詳細はのちほど

肝心なことを忘れていたので追記しておく。
僕がフルマラソンに手をつけたのは、ゴール後の「タオル掛け」にあこがれていたからだ。
ところが、初フルマラソンとなった「とよころサーモンマラソン」では、僕が初挑戦した年から「タオル掛け」が廃止された(苦笑)。
今では、あまり「タオル掛け」を多く見なくなったので、あの時持っていた憧れをスッカリ忘れていた。
今回の別海町パイロットマラソンでのゴールで、憧れのタオル掛けをしてもらったのだが疲労の為か思っていたほどの感激はなかった。
ところが、ゴール後の気温の低下と風の影響で寒さが体にしみるころあいになって「タオル」の暖かさがとても優しく感じられた。きっかけは防寒としてのタオルではあったが、あの時に持ったあこがれが現実のものとなった達成感で人知れずこっそりと感激していた。
そういえば、釧路湿原マラソンの後の宴会で「鬼さん」が初めてサブ3達成した時、ゴール直後は「こんなものか」くらいの感想が、帰路の車中で止めようのない感情がわき上がり「なにものにも代えられない達成感」をあじわったというようなことをおっしゃっていた。
およそ感激とか達成感とかは「ひとりでしみじみと感じ入るもの」なのではないかと思う。

車中泊について

こんかい車中泊をしたのですが、キャンプ場には15組ほどのテント泊をしているランナーもいました。

車中泊可能なワンボックスのランナーもテントを使っており、なにがしかのメリットがテントにあるのだろうと推測はできましたが、それがなんであるかまるでわかりませんでした。

事実、車中泊は寒くもなく狭くもなく思っていたより快適な睡眠が得られたのですが、朝起きてビックリ。

リアウィンドウが曇っているように見えますが、実はこれ内側に「結露」しています。フロントガラスも含めすべてのガラスが結露。
しかも、玉のような水滴が上から下へ流れてくる状態。
たぶん、テントを利用されているランナーたちはこれを回避するのが目的だったのではないでしょうか?

2007-10-07

開会式と交流会

キャンプ場についたので中標津のおやぢさんにメールを打ち迎えに来てもらう。その前に寝床の準備。
まぁ、こんな感じ。

寝袋はしっかりと2重化し、寒さへの備えは万全。
右に見えるクーラーボックスにはビールが6本と、これもまた備え万全。



寝床の準備が完了してキャンプ場内をうろうろしようとしたら、どこかのブログで見たことのあるジムニーを発見。注視しているとおやぢさんだ!
まぁ、簡単な挨拶やらをすませて、いざ、交流会会場へ!!

交流会会場には一番乗りだったみたい。まぁ、早すぎるといえば早すぎる。
ご担当の女性の方に新婦控え室に通され、くつろがさせていただく。おやぢさんに聞いた話ではこの女性、あのスピードスケート五輪代表の「楠瀬」さんだとのこと。サインもらっておけばよかった。

で、退屈してきたので階下の会場へ行って場所取り。場所を取っても他にだれか来る当てはない(笑)。

テーブルには既に料理が並んでいる。(この写真、会食が始まってから撮影したもので、既に食い始まっている)

なんやかんやで人も揃いイヨイヨ開会式となる。






この式典の長いことといったら尋常じゃない。
開会式に規定があって、それをしなければならないのか?なにも役員全員に祝辞やら挨拶をさせる必要があるだろうか?

ただ、この式典で行政の並々ならぬ意気込みというかやる気というか不退転の決意みたいなものを感じた。
この点はスゴイとしか言いようがないし、どこかも見習った方がよろしいかと...



で、エライ人の挨拶も終わり、乾杯!!

あとは先の料理をひさすら食うのだが、ここ数日の減量(意図しない)で胃が小さくなっているのか、まっとうな中年男性の食事量が身についてしまった。
食いたくたって「そう喰えるもんじゃない」ことを生まれて初めて知る。

それでも、アイスだけは2個食っておく。3個は無理だった(笑)。

今日の交流会出席の主な目的は「腹いっぱい喰い、飲む」だが、忘れてはいけない目的が他にある。
それは僕の持っている「新 ゆっくり走れば速くなる」に浅井えり子さんにサインを頂戴することだ。ところが、開会式の退屈しのぎに探してもみても見当たらない。
おやぢさんとも「ことしは交流会にはでないんですかね」などと話していたが、浅井えり子提供のナイキのシューズの抽選会で本人を確認。彼女が座る場所をチェック。さっそく、サインペンと本をもって彼女の席へ行く。
やっぱ、あれだ「五輪代表オーラ」が出ている。さすがだねぇ...

これが頂戴したサイン。
「可能性は無限大」
本書にも出てきましたね。可能性を信じる力が苦しい練習に耐える支えになんだよね(たぶん)。

2007-10-06

キャンプ場に到着

宿泊先に到着。
途中、車中からコースを下見することができました。
現在、緊張感満点状態です。

準備は整った

先日から「携行品メモ」を印刷し、携行品につきチェックを入れながら準備してきた。
今日の正午出発を控え、出社して携行品の最終確認をしている。

そんなこと会社でして大丈夫なのか?と思われるかもしれないが、仕事も昨日でひと段落した。社長は昨日の夕方から出張(本当に出張なのか?:笑)なので、他の職員には突然の休暇を与え僕は自ら電話番の為に出社している。そもそも、土曜日ってあまり電話も来客もないので「暇」なのだ。そういうわけで、携行品の確認は車から携行品を全部事務所内に持ち込み、一品一品確認できる絶好の機会でもあるのだ。
一応、携行品メモにリストアップされたものは全部揃った。
しかし、かなり余計なものが多い。根が心配性な僕は「靴」「ウエア」類を複数セット携行している。どう考えても、そんなにはいらんだろうと思われるものは会社のロッカーに一時保管し、携行物をブラッシュアップした。
荷物を積む前に現地到着が遅くなり暗いことも想定されるので、車のリアシートを倒しフラットなデッキ状態にし、キャンプ用マットを敷き、その上に寝転んでみて感触を試してみた。全長がやや不足気味でデッキを斜めに使わないと頭と足がつっかえる感じがしなくもないが固さはなく「こんなもんだろうなぁ」という感じ。

現在、デジカメとFr201、MP3プレイヤーとAMポケットラジオの電池を充電中だ。充電後のブツさえ忘れなければ万全の状態。いつでも行ける。今すぐ行きたい気持ちでイッパイだ(笑)。

で、気になる天気予報だが
今日の天気 - 10月6日(土)
時間 0時 3時 6時 9時 12時 15時 18時 21時
天気 曇り
曇り
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
気温(℃) 12 10 10 13 15 14 10 9
湿度(%) --- --- --- 74 62 62 74 78
降水量(mm/h) 0 0 0 0 0 0 0 0
風向
風速(m/s)

1
北北西
1

1
北東
3
北東
2
北東
2
北東
1
北東
1
※モノクロ表示の部分は、予報ではなく、その時間の実際の天気です。

明日の天気 - 10月7日(日)

0時 3時 6時 9時 12時 15時 18時 21時
天気 晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
晴れ
気温(℃) 6 5 5 13 16 16 11 8
湿度(%) 80 78 78 68 62 66 76 82
降水量(mm/h) 0 0 0 0 0 0 0 0
風向
風速(m/s)
北西
1
西北西
1
西
1
南西
1

2
南南東
2

1

ということであり、凍死の心配もなさそうだし、今夜から明日一杯穏やかな天気に恵まれそうだ。

あと2時間ほどで出発、途中大好きなラーメン屋で久しぶりに大盛りを食い、車に燃料を入れて一路別海へ!
道中の交通安全に気をつけ、無事に帰宅するのが男の使命。

2007-10-05

別海町パイロットマラソン ペース設定変更-業務連絡?-

ついこの間05:13のイーブンペースを目指すと書いた。

暇しているとろくなことを考えない。いろいろ検討した結果

0~30km を 05:09/km
30~ゴールを 05:23/km
完走タイム 3時間40分 を目標にします。
ということで、カナダさん「ついて来なさい」(笑)

05:13のイーブンペースを確かに書いてはいたが、30km以降のペースの落ち込みについてまるで考慮していなかった。
いや、考慮はしている。折り返し以降の「やや下り」のコースに過大な期待をしていた。
本当にそれで大丈夫なのか?という漠然とした不安があった。

そこで色々なランナーの過去のデータ(LAPタイム。特に30kmまでのペースと30km以降のペースダウンの関係)をWeb上で調べて見た。
個別のデータについて例示しないが、サンプリングしたランナーは走暦3年以上で別海町パイロットマラソンを3~4時間で完走したいわゆるサブ4ランナー5名(男:3、女:2)。

結論としては、
折り返し以降の下りであっても30km以降のペースは落ちる。
だ。(非常に常識的な結論)
ランナーごとレースごとにそれぞれランナーの体調はもちろん、レース中の大小問題、そのレースに対する思惑が違うのでペースダウンの程度については残念ながら不明である。
ただ、女性ランナーのペースダウンの度合いは男性ランナーのそれよりも小さい傾向が伺える。

せっかくデータを収集したので、別海町パイロットマラソンの30kmまでのペースと同じランナーが同じ年に行われた釧路湿原マラソンのタイムに着目して、釧路湿原マラソンの結果から別海町パイロットマラソンの完走タイムを予測する試みを行った。

得られたデータにより
  • 別海町パイロットマラソンの完走ペース(a)
  • 同レースの30kmまでのペース(b)
  • 同レースの30km以降のペース(c)
上記から(a)-(b)=A、(a)-(c)=B、(b)-(c)=Cの分布をそれぞれ把握、
  • 更に釧路湿原マラソンの完走ペース(d)
上記(b)-(d)=Dの分布をも把握してD’を仮定するものとする。

以上により僕の今年の釧路湿原マラソンの完走ペースから、別海町パイロットマラソンの30kmまでのペースを求め、さらにCによる仮定値C’を加えて「完走タイム」を算出、最終的にA,B,Cの分布状況と照らし合わせてその妥当性を検証してみた。

僕自身の釧路湿原マラソンの記録から
30kmまでは釧路湿原マラソンの平均ペース(e)+7secを仮定すると
=04:53/km(e)+7sec/km(D’;下記仮定値)=05:00/km(b')
で行き、
30km以降は05:00/km+23sec(C’;下記仮定値)=05:23/km(c')が想定ペースとなり、
完走タイムは(05:00/km×30km)+(05:23/km×12.195km)
=03:35:39 (05:07/km;(a'))
となる。したがって、僕のA’~C’は下表の通りとなり、全て分布範囲内にあり妥当性のある数字と言える。

項目分布帯域
仮定値
僕の値(e)の場合

3~7sec

05:07/km;(a')-05:00/km(b')=7sec

-7~-20sec
05:07/km;(a')-05:23/km(c')=-16sec

-7~-23sec23sec05:00/km;(b')-05:23/km(c')=-23sec

3~7sec
7sec


00:04:53/km



しかし、主観的評価(個人的な自信度(?))を行うとなるとかなりの疑問がある。

そもそも、釧路湿原マラソンは完走記にも書いたが「距離が短い」疑惑がある。Fr201の記録によれば約500mほど短いと思われるので、この距離を補正した(e'=00:04:57)で再検討すると
30kmまでは釧路湿原マラソンの平均ペース(e')+7secを過程すると
=04:57/km(e')+7sec/km(D’)=05:04/km(b')
で行き、
30km以降は05:04/km+23sec(C’)=05:27/km(c')が想定ペースとなり、
完走タイムは(05:04/km×30km)+(05:27/km×12.195km)
=03:38:28 (05:11/km;(a'))
が得られ、当初目標の3時間40分、05:13/kmに接近した実現可能な想定と判断できる。


以上の検討は釧路湿原マラソンと別海町パイロットマラソンの相関関係に基づく推測であり「30km以降のペースは落ちる」ことをも最大限に加味した実現可能な範囲にあるものと思われるが、撃沈覚悟で最初から突っ込んで行った釧路湿原マラソンでの自己記録をベースにしたものであり、やや説得力に欠ける。

やはり今回の別海町パイロットマラソンの目標設定をどのように達成するかは、まず完走目標タイムを定めて、イーブンペースを基本に後半の落ち込みを考慮した30kmまでの貯金を見積ったレースプランの設定が望ましい。

目標タイムは既に3時間40分と定めてあり、30kmまでの貯金を2分と見積もった場合のLAPタイムは下表の通りである。
目標タイム 3:40:00 Ave.Lap
30kmまでの 貯金タイム 0:02:00 0:05:13
km LAP SPLIT 左Time上昇率
5 0:05:09 0:25:44
10 0:05:09 0:51:28 100.000%
15 0:05:09 1:17:12 100.000%
20 0:05:09 1:42:57 100.000%
21.1 0:05:09 1:48:36 100.000%
25 0:05:09 2:08:41 100.000%
30 0:05:09 2:34:25 100.000%
35 0:05:23 3:01:18 104.481%
40 0:05:23 3:28:12 100.000%
42.2 0:05:23 3:40:00 100.000%

上記表から冒頭のA,B,C,Dの適合状態をチェックしてみると下記の通りになる。
前半の突っ込みを制御した遅めのペース設定となったためD項目が「×」となったが、他の項目は偏差中央値に近接した値となっており安定的なペース設定と評価できる。
また、単なる偶然と思われるが30km以降の05:23/kmは、先に推定した(e')から算出した場合の30km以降のペースと同じ値が得られた。
項目分布帯域
上記表及び(e')の場合
分布の適合性

3~7sec
05:13/km;(a)-05:09/km(b)=4sec

-7~-20sec
05:13/km;(a)-05:23/km(c)=-13sec

-7~-23sec05:09/km;(b)-05:23/km(c)=-14sec

3~7sec
05:09/km;(b)-04:57/km(e')=13sec×
いずれにせよ、「時間の貯金はスタミナの借金」の金言にさかわらない範囲で最初の30kmまでに約2分の貯金はしておいた方が良いと貯蓄王国の日本人として思う(笑)。