-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-10-27

第11回日産カップ陸別こがらしマラソン-反省会-

恒例のひとり反省会。
アップダウンが凄いと言ってみたところで想像がつかない読者も多いと思う。左はFa305で記録した標高データのグラフ。
ま、こんなグラフを見てもランニングコースとしては常識外れなここのコースは分からないだろう。
なんといっても車のテストコースなのだ。

さて、昨日別の記事にも書いたが、とりあえず僕は去年よりも速いことを証明した。そして、一夜明けても今シーズンで一番頑張ったとも思う。


左は例によって心拍数の推移をグラフ化したもの。今回はFa305の記録間隔を毎秒に設定し、5秒ごとの数値を抜き出し、PPPSWに取り込んだグラフだ。
青が今回、赤が前回。心拍数160のラインにピンクのラインを引いたが、これは目標心拍数だ。

スタート40分前後、55分前後、一時間5分前後にこの目標ラインを下回ったところがある。

一見すると、波形は概ね近似して見える。露骨に心拍数に影響のでるコースだということなんだろうと理解している。
また、青(今回)の方が前回よりも高水準で心拍数を維持することができている。
さらに、1時間20分以降微増ではあるが、心拍数を上げ続けることが出来ている様子も窺える。

青5分経過後に山が出来ている。次の瞬間から下りで心拍数グラフも谷間に入るところから最初の小さな坂を上ったところと思われるが、前回(赤)よりも先に到達していて、次の山もやはり先に到達していることが分かる。
このように心拍数グラフの山を頼りに、前回と今回での通過タイムを推測しつつ見てみると、最初のうちにリードしていた今回ではあるが40分手前の谷間に入る直前あたりから前回に遅れを見せていると思われる。

グラフの通り、スタートダッシュで先行したが中盤で若干の遅れが生じ、ゴール手前2kmの頑張りで前回のタイムをかろうじて上回ることができたのだと思う。

去年の僕よりも速いのか?の問いにそうでもないと答えたいところだが、心拍数の水準から推し量ると「去年より遅い」とみるが妥当なところだろう。

心拍数に対する速度は去年の方が余裕があったに違いないと思う。
結果的に数秒ではあるが去年よりも速く走れたのは心拍数を高水準に保って走る練習が別海でのレース、陸別の1週前追い切りでできていて、冬期間で培われた「持久力」で高水準な心拍数を保ってゴールすることが出来ただけのような気がする。
現に細かくLapタイムを精査してみると、前半は昨年の方が圧倒的に速い。

今年はいろいろなことを試してみたが、なかなか思うような成果に繋がらないモノだと言うことが分かった。
今のところかなり気の抜けた状態ではあるが、成功例である一昨年(2006年オフ)の考え方を再度吟味して、今年のものを融合させて来シーズンに向けて頑張ってみよう。
レースはないし、じっくりと身体作り(筋トレ)も取り組まないとなぁ...と遠い目で妄想してみる。

2008-10-26

アベック優勝-第11回日産カップ陸別こがらしマラソン-

我がeRCとかちのkenchanさんが男子一般の部、むらまーちゃんさんが女子一般の部で優勝した。
お二人とも優勝おめでとう!

(むらまーちゃんさんは別の団体名で登録だが、都合の良いことは都合の良いように解釈するのが基本:笑)

さて、僕はというと、今朝05:00に起床。自分で朝食の準備をして、コーヒーを飲み、歯磨き洗顔を済ませichanさんのご自宅へ向かう(5分ほど遅刻してしまう:苦笑)
天候は小雨がパラ付く感じだが、ichanさんがいるので全然気にしていない。まぁ、雨が降ることはないだろうと思っていた。
足寄の集合場所で小問題を解決、しなそばさんをピックアップして、陸別に向かう。
今日のkenchanさんvsしなそばさんのバトルの予想をすべく、しなそばさんに調子を尋ねると、風邪をひき、いったん良化したあとぶり返したそうだ。まぁ、そこまでは許す。
さらに別海パイロットマラソン以降+10kgの増量に成功した なってしまったとのこと。それはいかん!坂のある右回りで見せ場を作ってくれるだろうと思っていたが、これは無理ってもんだ(大笑)。

日産のテストコースに到着。
既にkenchanさんは来ているし、かくてさんも来ている。むらまーちゃんもいつも通り元気そうな気配。(まだ、僕はむらまーちゃんにぶっちぎられることになろうとは微塵も考えていなかった)トイレに行く途中にOgamanさんも発見!(今回は、別の団体からのエントリーのようだ)
そうか、Ogamanさんも走るのか、是非このコースというか大会についてブログで紹介してもらいたいと思っていたので少し嬉しかった。Ogamanさんならこの大会やこのコースをどう紹介するのだろうか...

三々五々準備を完了してスタート地点に行くと、北見から起こしのとあるランナー(自己紹介を受けたがお名前の公表は差し控える)の方から「燃え尽きるまでのたしろさんですよね?」と声をかけられた。
そんなことをされたことがなかったので戸惑う僕。なんか、適当な愛想のない返事をしていたのではないかと今になって悔やむ。が、そういうことなので許していただきたい。

いよいよスタートの秒読み開始。
なぜか0「ゼロ」の前にピストルが鳴る罠。スターターがフライングしてどうするんだ?などと思いつつ時計のSTARTボタンを押して走りだす。

今日の予定は、とにかく心拍数を160以下にはしたくない。この一点である。しかし、雨も降っていて寒いしノーアップな僕としては、最初の3kmくらいまでに一旦170くらいに上げるべく飛び出しを予定していた。一旦、170くらいに上げておくと後々が楽に感じるのだ(普通はこの作業をアップでやる)。
良い具合に重め(というより、重い)しなそばさんが併走してくれるし、下りのコースなのでスピード的には楽に上げられている。ところが最初の上り(多分、1.5km地点?)で心拍数はアッパーの170に到達してしまった。
ここから10km地点まで僕は腕にチカラの入らない(シャリバテの時のような感じ)状態に悩まされる。この上りでペースは7分/km超えてしまい。既にしなそばさんは見えない。代わりに後方からむらまーちゃんさんが並び掛けて来た。僕の予想としては、ここでペースは落ちるとは思っていたが、むらまーちゃんさんに抜かれることは考えていなかった。後になって分かるのだが、僕が遅かったのではなく、むらまーちゃんさんが速かったのだ。
むらまーちゃんさんに抜かれ、しばらくすると聞き覚えのある足音がする。そうichanさんだ(笑)。特徴があるというよりは、今年の春から二人で走る機会も多くあったのでなんとなくichanさんだなと思った。ま、それがたまたま当たっただけ。
この時のペースは5分半/kmくらい。心拍数は予定通り165前後で保てている。上りでichanさんに微妙に離されかけられそうになるが、下りで追いつくということを2度ほど繰り返した。下りで追いつこうとしたのではないが、追いついてしまったという感じ。僕の走り方が変わってしまったのではないだろうか?(飛びが大きくなった?)
丁度このころから晴れ間を見える天気になってきた。そろるべし晴れ男。そういえば、結局雨にあたらなかったではないか?
しばらく一緒に走っていたがジャンピングスポットの下りでichanさんがいなくなった。

とにかく最初の10kmは上り下りの連続。それは良いのだが、所詮車のテストコース。人にとっては、ひとつひとつの上りは長いし、下りも長いのだ。上りは心肺機能を消耗させ、下りは脚筋を消耗させる。
去年はこのコースにやられ、苦しさから逃れたい一心で下りではサボり、上りでは仕方なく頑張るみたいな駄目は走りっぷりだった。今年は、これを平準化するのが目標だ。
内回りの最後には約700mに及ぶ登坂路がある。傾斜を示す看板はないが経験的に9%を超えているのではないか?と思う。ここは折り返しで先行するランナーとすれ違うところだ。後でしなそばさんに聞いたところでは僕の上りの形相はかなり「マイッタ」感がありありしていて、可哀想だったらしい(笑)。

いよいよ勝負の外回り(高速周回路)。去年はここの後半でボロボロにされている(苦笑)。
頑張って走ってはいるがFr305に表示されるペースが全然上がらない。風?上り?
ここに入ってすぐの直線で向かい風だった。しかも、視野が広く、風の影響も手伝って「上り」なのか「下り」なのか、まったく分からない。
というか、この高速周回路は全般的に上り下りがなんとなく分かりづらい。

例の登坂路の折り返しで約3分の差を確認していたむらまーちゃんさんとの差を詰めるつもりで頑張るところ。
全然姿が見えないし!(むらまーちゃんさんの後ろにいたランナーの姿は見えている)
ひとり、ひとりと抜かすがまだ見えない。18kmくらいまでに見えないと駄目だなぁと思っていたら、既に20km(笑)。
見えないものを探しても仕方ないので、残り1kmに集中する...が、上りだし...orz
この上りはキツイ!!とか思いながら、死にそうになりながらゴール。
なんとなく1時間52分みたいだなぁ...去年は何分だっけ?

僕は去年よりも速いのか!?

記憶にないので、ジタバタするのを諦める。

ゴールするとkenchanさんいたので「ぶっちぎった?」と聞くと「ぶっちぎりではないですが、大差です」(大笑)。「むらまーちゃんが優勝です」と聞く。
なぁぁあああああ にぃぃいいいいと驚く僕。
すばらしい。

ということで、今年のこがらしマラソンは終わった。
数秒ではあるが、去年の僕よりも速いことを証明した。目標通りに頑張れた。と素直に満足しておく。

さて、昼食であるがゴール後に豚汁をくっているが例のデカイハンバーガーが気になる(笑)。そして、どういうワケかkenchanさんがうまいものの店に詳しかったり(笑)。ということで、おみやげに「ダブルバーガー」を買い、イタリアンな店で「塩パスタ」を喰う。

帰路、再びポツポツと雨がフロントガラスに当たる。そういえば、ゴール後は晴れていた。ichanさんの神通力は本物だと思った。

2008-10-24

思いの他ハードなトレーニングになった-バイクde現場-

昨日、一昨日とバイク(自転車)de現場作業をした。
どんな作業をしているかは前にランde現場(ウォークde現場)みたいなタイトルで書いた記憶があるが、探すのが面倒なので、ちょっとかいつまんで説明する。

要は「街路整備状況の確認」なのだが、チェック項目は道路の幅員(現況幅)、舗装状況(舗装品等)、歩道、街路樹、ガードレール、道路と宅地の高低差、道路の勾配等「目で見て分かる」インフラの整備状況について街路一本一本確認、変動のある項目はメジャーによる実測、写真撮影する。

まぁ、春から夏にかけてはマラソントレーニングと仕事を兼ねて自らすすんでやっていたのが、陸別を目前に控えた調整時期でもあり自分でやろうとは考えていなかった。
目で見て分かる項目についての確認作業なので若手にやらせられる仕事なのだが、納期も徐々に迫ってきたのでスケジュールに余裕のあるうちに人手を投入して作業に当たろうと自ら現場に出た。

車に乗ってもできる作業ではあるが、車の場合には次のような不都合な点があり、かえって危険な場合もある。
概ね交差点ごとに停止、交差する都合4本(2本という言い方もできるけど)街路状況を確認、計測、状況をメモ、写真撮影する。
車通りの多いところでは、交差点に近いところに車を止めるのは危険。かと言って、交差点からあまり遠くに止めると4本の街路を見る為に車から降りて戻ることになる。停車の際には、エンジンを止めキーを抜くか...等の問題もある。
しかも、シートベルトを外し、移動の際にはまたシートベルトを着用する。もちろん、乗降の際には車に注意が必要だ。
そんなこともあるので、僕はランでこれをやったり、自転車でこれをやったりする。少々時間はかかるかもしれないが、Uターンも自在だし、どこで止まっても大きな危険を招くようなことはない。車よりは面倒なことがないのだ。
で、昨日と一昨日に自転車を車に積み、公園の駐車場で自転車を降ろし、自転車に乗り換えて仕事した次第。

一昨日は、確認すべき項目が多く手間取ってしまった。概ね35kmが走行距離(Fr305による)。昨日は、新興住宅地だったのでほぼ従前把握していた状況に変化がなく、作業範囲を大幅に消化することができた。延べ約47km(Fr305による)。

それにしても、これだけ走ると自転車は疲れますね。手首、二の腕、背中がズッシリと重いです。腰も怠いし...
サドルが固いのか、自分の体重が重いのか、ケツが痛い。春先よりも体重は減少しているので、重いはずはなくケツ肉が減少して衝撃吸収能力が落ち、ケツが痛いのだろう。マヂで割れそうに痛い(苦笑)。
しかも、昨夜の入浴時にケツがサドルに当たるあたりにしみるような痛みを感じる。一皮剥けたらしい(大笑)。
あげくの果てに昨夜寝入りばなに両腿(大腿四頭筋?)が攣るしまつ。どうして、両足いっぺんに攣るのだろうか、完全に身動きができなくなり苦痛をこらえるべく布団の端を噛みしめるしか手の思いつかない状態。5分ほどで収まったが、1時間ほどそうしていたような感じがした。

二日間の自転車de現場作業で全身ボロボロにされた感じがしなくもないが、これはマラソントレーニングとして「良い練習になった」と思っている。

どこのどんなところが、どういう風に良い練習になったのかは、ハッキリ言って分からない。しかし、そうとでも思いこまないとやってられないのだ(大笑)

2008-10-20

僕は去年よりも速いのか?

しつこいくらいにこのネタだ(苦笑)。というか、ランナーである以上、やはり気になることがらだものね。
上記のグラフは

  • 赤=去年の日産カップ陸別こがらしマラソン
  • オレンジ=去年の白糠ロードレース(10kmのベストタイム。今年のではない。)
  • 黄緑=去年の十勝健康マラソン
  • 深緑=去年の釧路湿原マラソン
  • ピンク=昨日の10kmタイムトライアル
各レースのそれぞれ最初の10km部分についてピックアップして、重ねてみた。
今年は記録を狙うハーフマラソンに出ていないので参考となる記録がない(釧路湿原マラソンのものはあるにはあるが、フルマラソンに向けての30kmだったので去年とペース配分に対する考え方が全く違う)

このグラフでナニが分かるか?というと、ほぼナニも分からないと思う(笑)。

赤の乱高下が凄いなと思う。まるで坂道インターバル風な心拍数の推移だな(笑)。
車のテストコースだからコースの起伏(上り、下り)も車用。去年は別海で燃え尽きていた感があって、少しモチベーションも低かったように記憶している。
それにしてももう少し心拍数を一定に保つように頑張れなかったものか?と今更ながらに思う。
今年は最低ラインを155にしておき、その上の領域でガンバってみようかと思う。

で、昨日は1週前追い切りとして10kmを50分で走るように頑張った。
ズブくなっていて単走では50分を切ったことがない。併せを期待して帯広の森へ遠征の予定だったが天候がよろしくなく。輸送のない十勝川河川敷地で追い切ってみた。
結果は満足できるものだったが、グラフを見ると(ピンク)、ソラを使う癖があちこちに見られるな。2.5、3.5、5.5、7.5、8.5kmあたりに一息入れているのがなんとなく分かる。
上がり5ハロンは、全区間中最速でキッチリ走れているように思し、走後はやや余力があるとみた。
体重はほぼ目標通りに管理できているし、食いも悪くない。やや右にコズミが見られるが心配はないだろう。
二度目の陸別の坂超えとなるが、一度経験しているだけに去年よりは良い感じってところだろうか?

ここは目標ではないが、年内最後のレース。去年より成長しているところを見せたい。ややコズミが見られるがマッサージとキネシオテープで万全を期したい。
あとは寒い季節なので、天気が良いにこしたことはない。できれば言い訳のできない風のないパンパンの良馬場で力を出したい。

2008-10-18

ふっ、愚問を-あなたは、なぜ走るのですか?-

JogNoteの連載コラムに「あなたは、なぜ走るのですか?」という質問があったりする。

ひとこと、僕は「ランナーだからだ」と答えたい。

これじゃつまらんので、他の言い方をすれば「面白いから」に決まっているじゃないか!とも言える。
なにが面白いのかということはブログを公開して間もなく「マラソンの好きなところ」に書いた。

メロンが好きな人に「あなたは、なぜメロンを食べるのですか?」と聞くようなものだ。食べている人に

はぁぁああああ?!(語尾上がる)

と言われるに違いない。
愚問だ。

2008-10-17

雨具-クリーニングの袋-

北海道のランニングシーズンはほぼ終わりになろうとしているのだが、今朝クリーニング後のスーツを着ようとビニール袋やタグをハズして気がついたことがあるのでメモ。

これをランニングの時に雨具としてKuriさんが洞爺湖マラソンでやっていたのを思い出した。

スーツが入っていた袋だから身体も入るだろうし、取得原価は0円。どうせ捨てるものだから綺麗に畳んでリュックに入れておいた。
まぁ、使うことがない方が快適ではあるのだが、備えあれば憂いなし。

2008-10-10

日産カップ陸別こがらしマラソン

10月26日に陸別町で「日産カップ陸別こがらしマラソン」がある。
去年もこの大会に出たがかなりヤラレた。どんな具合にヤラレたかは先のLink先で見てもらうとして、昨年の心拍数の推移グラフを見て、ことしはどうしようか?なんて考えてみた。

上り下りに応じて心拍数も乱高下している。
上が170、下が140。上はともかく、下が140というのはなんぼなんでも低くなり過ぎだ。

なんとなくではあるが、上りで心肺的に追い込まれるので、下りは惰性で息を整えるって感じで走っていたのかもしれない。

ま、それほど激しいコースなのだが...

先日の別海町パイロットマラソンの折り返し地点までの平均心拍数は160を超えていたので、去年のこれを見て今年は最低心拍数を160程度で頑張りたいなぁと思うのが人情ってものだ。
それと、心拍数の平準化を図り去年の113分よりは速くゴールしたいと企んでいる。

私用もあるし、仕事も忙しく「走る練習」に時間を割けないかもしれない。
ハーフだし、また玉砕覚悟でいってみようと思っている。


ところで、この大会では少し楽しみにしていることがある。
それは、kenchanさん、はせがわさん、しなそばさんのバトルだ(笑)。

本当はtakutoさんも加わるとおもしろいのだが、takutoさんは故障から完全復帰していないようなので、あまり煽ってはいけないだろう。
この三者のバトルを僕が見れるのは最初の内回りの登坂コースの折り返しだろうか?(僕が遅すぎると間に合わないのだが)

あれだなぁ、カナダさんがいないので完全に傍観者になっているな。
あ!ichanさん、むらまーちゃんさんがいた。やられないように頑張ろう!!

2008-10-09

懸垂一回も出来ず(号泣)-筋トレ-

シューズマスターから上半身、特に菱形筋を鍛えろ!と教えてもらった。

さて、ここを鍛えるにはどうするんだ?と調べてみたら「両手の間隔を広く取った懸垂」が良いらしいことが分かった。
昨日は、ポールウォークで帰宅したので、途中にあった児童公園で鉄棒を探してみた。残念ながら鉄棒はなく、東屋があってその梁がヨサゲな高さにある。これにぶら下がってやってみようということでトライ!
梁は直径10cm以上のもので握れない状態。それでも手のひらをも使ってぶら下がることができた。

ギシっ!と音がしたけど、強度的には僕を十分に支えられそうだったので「うぉりゃ!」と気合いを入れるが上がらない。
きっと、鉄棒のようにシッカリと握れないせいだと自分を慰めつつ、もう一度。
「そりゃっ!」と気合いは良いが上がらないものは上がらない(汗)。
ぶら下がっているうちに腕力が喪失していく様子が分かる。体を左右に振りながら手のポジションを修正した。
「なんだとゴラァ」とか三度気合いを入れるも、やっぱり上がらない。
ブラブラと無駄に力強くぶら下がっているおやじのサマは、他人からどう見えただろうか。我ながら情けなくもあるが、僕の上半身とはその程度のものだったらしい(号泣)。

失意のどん底の状態で帰宅、悔しいので腕立てをしておく。


腸骨筋、菱形筋について調べて、そのトレーニングを方法もネットで調べてみた。うむぅ...なんかどっかで見たことがあるような...
シューズマスターのブログの読者の方ならご存じだろうと思うが、マスターは「ランニング革命」というタイトルのDVDを作成、販売している。
しばらくその存在を忘れていたが、DVDの付録?にランナーに必要な腹筋、背筋、脚筋のトレーニング方法が記載されたレジュメがあることを思い出した。
自分のPCのHDDに眠るそのレジュメを再読。

ネットで調べたトレーニング方法よりも平易にわかりやすく書かれている。運動のポイントも書かれ、写真もついているので動きが分かりやすい。なにより、なんとなく敷居が低く感じられ、これなら継続できるかも!と思った。
DVDは販売物なので、そのおまけとはいっても僕がここで紹介するワケにもいくまい。興味のある方は先のリンク先から買ってください。
ということで、腹筋、腕立て、スクワットの三種をやっておく。

今年中に懸垂が1回でもいいからできるようになりたいとマヂで思う。

帯ゴム交換

道マラの時にS610iのトランスミッターの帯ゴムの伸縮性がなくなったことは書いた。この度、やっと交換することができた。

純正品についていた「Polar」のロゴ付布をそのまま流用し、本物っぽく修復した。下が純正品の帯ゴム。

交換までに時間がかかったのは、帯ゴムの調達に思いの外時間がかかったからだ。

幅は25mmの帯ゴムなのだが、純正品の帯ゴムは素肌に触れる部分であるだけあって、肌触りがやさしい。同様の風合いの帯ゴムを探すのに時間がかかってしまった。

実際、胸にしてみると「ちょっと固い感じ」がするのは想像の通り。あとは実際に走ってみて、僕の柔肌がスレなければ良いのだが....

2008-10-07

靴底診断

プロが教えます!正しいランニングシューズの選び方!」でおなじみのシューズマスターに靴底診断をお願いしていた。

自分的には昨年の11月以来の1年後の定期診断という位置づけなのだが、シューズマスターには迷惑だったかもしれない。
まぁ、僕にとっては主治医のようなものなので(勝手にそう思っているのだが、それくらい信頼している)遠慮を振り払いお願いした。

昨年の診断後から注意してきた点、取り入れた練習なども書いた。箇条書きにするほどのことはしていないが、

  • 歩幅を狭くしたLSD
  • ノルディックポールやe3グリップを使って、上半身と下半身の連動性を意識した
そして、前回の診断の時にアドバイスしてもらったにも関わらず「ショートピッチのシャトルラン」はできていないと正直に書いた。
過去の靴底診断の結果や僕の感想はこのブログにも書いたが、要はインナーマッスル(腸腰筋など)の過緊張による股関節の可動不足を強い脚筋で「あおり動作」(ふりかぶり現象)を使い走っている。というようなことだったと思う。この対策も教えていただいたのだが、上記の通り「シャトルラン」は実施できずにいた(好きな、楽しい練習しかしてこなかった)。

で、ここから診断結果(抜粋:改行位置を変更)
①シューズの減り方で一番注目したのは左足中足部外側の減りです。以前にもコメントさせていただいたかもしれませんが、これは腰筋緊張に伴う腸骨筋(脚を上げる筋肉です。)の緊張で大腿骨が引っ張られ外転してしまう為です。

結果、膝・足首・股関節などの脚間接に雑巾を絞る様に捻じれを起こさせてしまいます。

②また、ヒールの減りに比べると前足部の減りが大きいのはブレーキをかけながら走っていると考えられます。

要因として強い脚力に上体がついていけていない事が考えられます。

腰筋の緊張が何故起こる原因は骨盤の位置を保持する為です。
上体がふらつけば更に緊張が強くなってしまいます。

たしろさんの様に強い脚力を持っている方は、逆に上体の筋力とのバランス(強化)がポイントになってきます。
具体的には腕振りの大胸筋と上体の位置をキープする菱形筋を鍛えて下さい。

上体の位置が安定することで腰への負担が減り、結果ブレーキが推進力に変化していきます。
--ここまで

一応、自分でもなんとなく、上半身と下半身の連動性が悪く、下半身よりも上半身が遅れてくるような感じがしていたし、フォームもどこかそっくりかえって走っているような気がしている。
そうしたこともあって、今年は上半身と腹筋を鍛えるために腕立てをやっては来たが、方法が悪いのか量が足りないのか診断では上半身の筋力不足ということらしい。
また、ノルディックポールやe3グリップを使って、上半身下半身の連動性を意識するようにしてはいたが、それも足りないらしい。
こうしたことをシューズマスターにお礼がてらメールすると、具体的にわかりやすくご教示いただいた。

ここから抜粋
ノルデックポールやその他のアイテムについてはそれぞれ効果はありますが、根本的な解決にはならないと思います。

ある意味それ程、下半身が強すぎるのでしょう。

まずは対抗できる上半身の強化が課題です。

今の状況を簡単に言いますと、前方への走るつもりが実際は真上に跳躍している感じです。

これは腰筋緊張だけでなく背筋を含め背中全体の緊張が強くでているからです。

下半身が先行して、後から上半身がついていってる感じですね。

ただポジティブに考えれば、これだけロスを出していて記録がでているのでしたら、そのロスを抑えるだけで簡単にタイムが出てくる筈です。

距離が延びれば延びるほど、その効果・影響は大きい筈です。

ノルディックポールについてはコーチング出来ませんが、北海道のたしろさんでしたらスキーの経験もおありだとおもいますのでイメージできると思いますが、パスカング走法をイメージしていただければ良いと思います。

単なる前傾ではなく2~3m先に重心移動するイメージですね。
--ここまで

それほど下半身が強いのか自覚していないが、言われてみれば下半身にくらべれば上半身が貧弱なのは確かだ(苦笑)。
結構長い期間腕立てをやってはいるが、自分の大胸筋を鏡にうつしてみても、サブ3ランナーの鬼さん、おやぢさん、しなそばさんに比べれば「洗濯板」の僕。(ちなみにはせがわさんの大胸筋は記憶にない:笑)。
足りないことはやらねばならぬ。

そして、走るということは「小さなジャンプの連続」というのは知っていたが、どうもイメージできずにいた。
パスカング走法については、子供の頃から中学生までクロスカントリースキー(クラシカル:当時は単に距離スキーと言っていたとおもう)をしていたので、とてもイメージしやすかった。

ということで、早速今日の昼休みトレにこれらをイメージしながら体を動かしてみた。
感想としては、いままでと違う体の動き(使い方)なので、疲れるな。

Jogやランはではパスカングをイメージ。
大胸筋、菱形筋を意識した筋トレも取り込もう。当然、腹筋もやろう!
これらが来シーズン(北海道のシーズンは終わり)の1/1000の効率アップにつながると信じてやるぞ!!
と素直にやる気を出しておく。

2008-10-06

今後について考える-第30回別海町パイロットマラソンの反省にかえて-

自分的には予想通り華々しく散ったパイロットマラソンだったが、やり遂げた感があるのは書いた。
やり遂げたと書いてはいるが、実はこれからがフルマラソンという時になにもやっていない。始まる前から終わっていた(笑)。

ではなぜ「妙なやり遂げ感」があるのか、この大会で得たものはなにか、今後の対策(というか方針?)について、いつものように心拍数の推移グラフをみながらつらつら書いてみようと思う。距離表示板を見失っていたことが多いので詳細なLapタイムを掲載できないのが残念だ。

中間点を過ぎてから距離表示板に気を配る余裕すらなくなったのでLapボタンを押した地点距離すら怪しい状態。こんなことになるならオートラップ機能のあるFr305を装備すれば良かったと今更思う。

グラフ下段にLap数(単にボタンを押した回数)があるが、「12」のちょっと右側を頂点にあとはダラダラと心拍数が低下している。頂点が中間地点と推測され、「11」は20km地点と思われる。だいたいのところここで全てが終わっちまったのだが、このグラフの形状が釧路湿原マラソンによく似ている。調べてみるとタイムまでほぼ一緒だったり(汗)。

で、似てるなら重ねてみようと重ねたのが下。

赤が別海、青が釧路だ。
いずれもハーフ地点過ぎから心拍数は低下しジワジワとじり貧状態となった。
釧路(青)はスタートの渋滞もなく、早い段階で心拍数は目標(160超)に到達。少し、速かったので160までペースダウンさせているが、別海(赤)は行くと決めていたので165でキープしている為、青よりも上位で推移している。
この辺の心拍数のコントロールは良い感じに出来ているが、足はイッパイイッパイだったと思う。

で、これでナニが分かる?ということだが、釧路の時と同じだということが分かるだけで、その後の成長(練習の成果)がないということが明白になった(笑)。

まぁ、この点はichanさんにも指摘された通りで練習してなかったと言えば、確かに走る練習は多くなかった。
実際にJogNoteで走った距離を月間記録から見てみると8月170km、9月140km程度。走った内容は主にLSDだものな。速くは走れないワケだ。

耐乳酸の練習(強度の高いインターバル、二日押しの練習)はしていなかったから失速の原因は「乳酸の蓄積」だろうというichanさんの見立ての通りだと思う。

今回は自分の予想を超える成績にはならなかった。ある意味、予想通りのつまらない結果だったが、洞爺湖マラソンや道マラではある意味、安全に走ってそれなりの成果が得らるという「予想した通り」の結果がつまらなく感じていた。
別海ではこれだけ撃沈しても「スッキリしている」のは、アマチアゴルファーが「ホンイチ」を目指してドライバーを振り回すように、後先考えずツッコみ、撃沈しても得るものがあったからだろうと思う。

僕のようなレベルではサブ3.5を狙うという5分/kmペースはかなりキツイ。正直、持久力だけでなんとかなるような話ではない。4分40秒/kmくらいで走れるスピードが確実に必要で、そのペースを30kmは継続できなければ話にならない。そして、そこから5分10秒/kmを超えないスピード持久力が必要なのだということが分かった。(いや、わざわざこんなことをしなくても机上の計算で分かるのだが)
なにより今回の貴重体験は、今までの練習じゃダメだということが分かったこと。今の僕でも5分20秒/kmくらいでならフルマラソンは走れると思う。でも、そもそも4分40秒で30kmを走る力がない。
このスピードと持久力をつける練習をこの冬にしないとダメだな。
そして、洞爺湖で一度サブ3.5に本気で挑戦し、その反省から別海に臨まねば来年中のサブ3.5達成はない。と思った。

今年のテーマである持久力と効率の良い走りのうち、持久力はちょっと置いておいて、筋トレ(腹筋、大胸筋、菱形筋)と上半身と下半身との連動性の効率を考えつつ、スピード練習養成に練習時間を割くようにしないとならないと思う。
とはいえ、LSD(物見、極寒)はおもしろいので止められそうにもないのだが...

最後にまた僕はカナダさんちの貼り紙を思い出す。

やることはやる。やるときはやる。やれるだけやる。やれなくてもやる。
僕はサブ3.5の為に
やることはしてなかった。
やるときにはやったけど、好きなことしかしなかった。
やれるだけやったけど、好きなことしかしなかった。
やれないと思ったけど、挑戦してみた。
まだまだ、やらねばならないことは多い。

レースプラン?なにそれ、おいしいもの?-第30回別海町パイロットマラソンレース回顧-

昨日から来ているのに受け付けをしていないので、とりあえず先にナンバーカードをもらいに行く。途中、おやぢさんと出会い、ダラダラと競技場入り口へ。
カッチさんを発見!今日のカッ飛び爺もやる気オーラがでまくりだ。

僕等はナンバーカードを受け取り荷物の準備、キャンプの最低限の撤収作業をするため、キャンプ場に戻る。

しなそばさんもそれなりに気合いが入って来たのかアップをしたかったようだが、僕はノーアップなので申し訳ないことをした。(別に気合いが入っていなかったワケではない。ストレッチ等はした。体力を温存したのだ。)

そんなこんなで再び競技場へ行く。
カナダさんも来ていた。うれしかったがやっぱりちょっと寂しい気がした。

いよいよスタート。
今年は参加者が多いらしく、去年と比べると比べものにならないくらい混雑している。2kmくらいまで前のランナーの足(踵)を踏みそうになり、かなりのストレスを感じる。
僕は急いでいるんだよ!
そう、どこまで行けるか5分/kmのテスト。作戦もペース配分もレースプランもへったくれもない。とにかく5分/kmで行くことしか頭にない。
浅井えり子を捜しながら頑張り走。
スタート~5km(00:25:31)

5km過ぎカッチさんに抜かれる。あれ?3:35:00狙いって言っていたじゃない!!(笑)
コースにこれほど日陰があるとは思ってもいなかった。日陰は寒さを感じるくらいだ。
心拍数は160~165の間。順調といえば順調に走ってこれている。ただ、正直、結構イッパイイッパイな状態だ。
道マラの時の平均心拍数が162だったので、この領域なら速度は落ちても最後まで走れるだろうと漠然と考えていたが、どうやら相当ヤバイぞと感じる。30kmまでか25kmまでか...
5~10km(00:24:55)

予定通りに頑張れている。本当にどこまでもつだろうか...
と思っていたやさきに後ろから肩をポンポンと叩かれる。誰?と思ってみたらスコップさんだった。スコップさんの顔を見て先日のしなそばvsスコップを思い出し、逃げるそぶりをしてみる(笑)。
スコップさんに「良いペースでしょ」と言われるが、僕は「正直、イッパイイッパイ」と答える。本当にイッパイイッパイなんだ。
「心拍数なんぼ?」に「165」と答えた。スコップさんは僕が本当にイッパイイッパイだということが分かったらしくにジワジワと前に行く。
僕も追うと考えたが、ペースは予定通りであること、心拍数がリミットであることからジッと我慢。
10~15km(00:25:06)

1/3まで来た。こう考える時点でかなり危ういというのは経験者なら分かってもらえると思う。
正直、どこまで走れるのか分からなくなってきた。
10km以降、1kmごとの距離表示を見つけるたびにLapボタンを押してきた。5分/kmが維持できなくなっている。まだ、半分まで来ていないのに...
それでも、折り返しランナーにおやぢさん、しなそばさん、カッチさん直ぐ後ろにスコップさんを発見して、頑張れサインを送る。
15~20km(00:26:05)

気持ちは元気のつもりだが、足が出なくなってきた。既に距離表示の看板が発見できなくなってきた。走るだけで精一杯な状態。腿裏が痛い、ケツ筋が痛い。
せめて35kmまではこのペースを維持してみたい。カナダさんは洞爺湖でそれをやっているのだ。35kmが無理なら30kmまででも良い。
とか思っていたが、ペースはどんどん落ちる。下りに助けられたせいもあるが5:20/kmをかろうじて切る程度。キツイ。
20~25km(00:26:34)

右ふくらはぎが「ぷるぷるっ」と来る。来たな、おもったよりも遙かに早く来た。往路で約30mほど上るコースで足の力だけで走る悪いクセが出たのだろう。
重曹は服用しないでスタートした。ウエストポーチにも重曹は入れていない。来たるべく「痙攣」を防止する具体策は知らない。
自然とペースは落ちる。右ふくらはぎが「ぷるぷるっ」から「プリプリっ」に変わって来た。なんかいよいよ来るぞって感じ。そうこうしているうちに左ふくはぎが「ぷるぷるっ」し始める。
立ち止まって屈伸するか?いや、止まると走れなくなる。でも、このまま「プリプリっ」が「ピキーーーン」に変わったら動けなくなるぞ。この感覚、ここ数年忘れていたけど「とよころ以来だな」などとどうでも良いことがフラッシュバックする。
「ピキーーーン」と来たときの状態を恐れ、立ち止まり屈伸運動をした。まだ30kmだというのに。

まだフルマラソンは始まっていないというのに...僕の別海の挑戦は終わった。いや、始まらなかった。
25~30km(00:39:15)

屈伸したり、歩いたり、そして走ったり...両方のふくらはぎの痙攣に右内転筋も「ぷるぷるっ」から「プリプリっ」に変わって来た。
距離表示板の存在など、どうでもよくなっている。早く帰りたい(笑)。
収容バスが見える度にあれに乗りたいと思う。完走賞の鮭なんてどうでも良い。(でも、バターは欲しい。あれは参加賞だから大丈夫だなとか、収容車に乗る為の心の整理を始める。)

「もう止めます」と言って、バスに乗ったらすぐに発車してくれるのだろうか?バスの止まっている場所から察するにバスが出て行くためにはランナーを止めなくてはならない。そんなことはしないはず。
じゃ、走って帰った方が早いんだなと再び頑張る。
ああ、そうだ。多分37km地点くらいにキャンプ場へ抜けるショートカットの道があったな。あそこでやめよう。とか、やめることばかり考え始める。(完全に心が折れた)
30~35km(00:32:48)

屈伸したり、歩いたり、走ったりがまだ続いている。
北の大地さんに抜かれた。「ガンバ」と声をかけられる。はっと我に返る。
確かに今の僕はガンバっていないな。北の大地さんの言葉、折れた心をギプスのように繋いでくれた(骨接ぎじゃないけど)。
痙攣しているときは頑張れないけど、走る時はもうちょっと頑張ろう。歩きもダラダラ歩くのではなく、もうちょっと早歩きにしよう。
屈伸運動は走れないもっとも「らしい」言い訳を体で表現しているだけだな。余分な屈伸はしないぞ。ガッチリ痙攣したら、その時に考えよう。時計を見る。残り距離から痙攣さえしなければサブ4は行けるかも?計算あっているのか?(計算できない)

例のショートカットでキャンプ場へ行ける道に来た。やっぱり帰りたい(苦笑)。
でも、競技係員がいない。ここで帰ってもどういう手続きが必要なるんだろうか?というか、自分で分からないから係員に聞きたかったのだが、聞く相手がいないので完走することにした(大笑)。
これで鮭は僕のものだ。堂々と俺のものだ!と都合の良いことだけを考える。

ここからちょっと先のセイコーマートでカナダさんとトモさんを発見!
カナダさんに「ここから死ぬ気で頑張ってください」と言われるが、内転筋がまだぷるぷるしている。というか、冷静に今思い返してみるとその時の僕はやけに元気があったような気がする。
35~40km(00:37:14)

市街地に入り、右折するともうちょっとで40km。
時計に目をやるとどう考えてもサブ4は無理な時間帯。ま、しょうがない頑張らなかったものな。サブ4ランナーの看板を下ろす覚悟を決め、残り2kmの看板からどれだけ走れるか頑張り走。国道から右折して競技場に向かう直線。もう、上っていようが下っていようが関係ない。
サブ4を目前にして、間に合わないことを知りつつ走るランナーを次々に抜く。サブ4に間に合わないのは僕も一緒だ。
サブ4ランナーの看板を下ろす覚悟をしてふっきれたのか、蓄積された乳酸が霧散したのか5:10/kmで走れている。僕はいったいなにをしていたんだ?と自嘲気味になるとなぜか

「♪...私を忘れて、先輩。ギロッポンの夜に...ぽっぽ...心がないのよ、先輩。...ぽっぽぽぽぽぽぽぽ...」
なぜここでその歌が?!
人は奇妙な時に奇妙な歌を思い出し、頭の中で再生されるものだな(大笑)。

いよいよマラソンゲートをくぐり競技場へ!第1コーナーと第2コーナーの中間あたりで仲間がたむろっている。微妙に嬉しかった。第4コーナーまではほぼ全力疾走、直線に入ると前のランナーを抜かないようにゴール。ラスト1kmは5:08/kmだった。
(ゴールタイムは4:05:35)

僕の別海町パイロットマラソンは自らの力不足で始まることがなく終わってしまった。
結果は残念に思うが、奇妙なやり遂げた感があるのも事実。この変なやり遂げ感が大きく感じられ満足感もある。
来年への明確な目標が持てたことと、その課題と強化策がなんとなくではあるが頭に浮かぶ。(今までと同じことをしてても無理だということが分かった)
また、来年に向けて頑張ろうと思う。

ところで、帰り道に寄った温泉で飯に「かつラーメン」を食ったのだが、かつラーメンが到着するまでにichanさんから「乳酸が溜まって足が動かなくなったのでしょうね。走り込み不足ですね。」とフツーに言われ、ギクっ!としておく。確かに歩いてはいたが、走っていないウィッシュ!(無理付け)

別海町パイロットマラソン-前日-

勤務先は土曜日でも12:00まで営業だ。12:00に速攻で撤収できるようにソワソワ準備している(笑)。
12:00ジャストワケあって早く帰るね!と言い残し、車を走らせる。
ルートは帯広>>音更(宝来)>>上士幌>>足寄>>阿寒湖畔>>弟子屈>>別海

音更のセイコーマートでおにぎり、移動中の飲料水等を購入、カーナビをセットして上士幌に車を向ける。途中、要所要所で先行するichanさんとしなそばさんにメールでこちらの進行状況の連絡を入れる。あわよくば先着できるか?と思ったが無理だった(笑)。

別海には予定よりもやや速く到着。
ichanさんとしなそばさんがテントを設営して既に準備完了の状態。おやぢさんも子連れで遊びに来ていた。

テント、タープ、炭コンロ、ガスコンロ、鍋各種、ランタン等ほとんどの装備はichanさんが準備してくれた。ありがとうございました。
僕らは「寝袋」だけでOKな状態。

今日のメインディッシュは「鮭パエリア」だが、その前に海鮮のバーベキューを陽の落ちないうちからいただく。当然、準備中からビールもいただく。

サンマ、うるちいわし、ホタテ、イカ、じゃがいも、あさりの酒蒸し等を順調に食い、飲む。その間、明日の朝食用のごはんを炊いておく。できあがったご飯を試食するとちょっと固いが美味い!ので、にぎりめしにして食う(笑)。
そして、メインのパエリアは高価なサフランを使った(一時、ターメリックで代用するか?の話もあったのだが)。
ichanさんはキャンプ料理のレシピをみながら仕込む。かなり楽しみだぜ!!と、できあがりを食うをとても美味い!あまりにも美味いのでお代わりをしてみる。そして、ついでににぎりめしを食ったことを後悔しておく。
かなり暗くなったころ開会式にでていたむらまーちゃんが到着。ホテル泊の為車なので、ビールはダメだがパエリアをシコタマ食わせておく。
彼女からはカナリやる気汁が出ていて。サブ4達成に相当に期するものがある感じのオーラがバリバリでていた。
夜も更け、むらまーちゃんが撤収していくと僕ら3人は風呂に行くことにした。体を温めて寝るという作戦とキャンプ料理(主にバーベキューだが)で燻された体をきれいにしておこうという魂胆だ。

風呂から帰ってきて、いよいよ就寝。
明朝はどんだけ寒いのか?と若干の不安をいただきつつ就寝。

ビールを飲み過ぎた為か尿意に負けて2度ほどおきてしまう。
テントの中で寝袋に入っていると寒さは感じなかったが、外にでるとかなり冷え込んでいる。
午前5時に4.2℃。去年よりも低い気温だったようだが、今年はichanさんの準備してくれた小型テント(離れ)に寝たので去年よりも寒く感じなかった。

6時ころ本格的に起床。
天候は晴れ、風もなく穏やか。絶好のマラソン日和と言える。
朝食は、フリーズドライの卵スープと昨夜炊いたごはんでつくる「スープライス」(おじや)とベーコンエッグ、巨峰のデザートまである。
体も温まり、炭水化物もとれてバッチリ!

さて、いよいよだな。

--追伸
それにしても食うものがこれほど充実したキャンプは初めてだった。
前なら「ジンギスカン」類でなんというかありきたりの食事だったが、やっぱり手をかけるとキャンプでもおいしい食事にありつけるものだ。
ビールも少なすぎず、多すぎず(あれより飲むと次の日の本番は挑戦することも叶わなかったな)丁度よかったと思う。

2008-10-03

遠征準備中-別海町パイロットマラソン-

遠征リストを出力し、昨日からぼちぼちと荷物の積み込みなどを始めている。
ほぼ完了の状態だ。

天気予報をyahooで見てみたら、明日は「午前中に弱い雨、午後からは曇りとなり、夜は晴れ」、明後日の予想最低気温が7℃、同最高気温が16℃、天候は晴れ時々曇り(風は南西の風、風速1~3m/sec)のようだ。
気象庁の「過去の気象データ検索」によれば、昨年と同等の気象条件となりそうだ(但し、去年の方が最低気温が4.8℃と寒かったみたい)。

あとは唐突な仕事が乱入せず、明日予定通りに出発できるかが問題だな。
まぁ、お金とナンバーカード引換券があればなんとかなるんだが(笑)

「夏から夏へ」-佐藤多佳子-

「一瞬の風になれ」を書いた佐藤多佳子が日本男子4×100m(4継)チームのメンバー(塚原、末續、高原、朝原、小島)へのインタービューをもとに書いたドキュメンタリー。
特にその存在さえ忘れがちなリザーバーである小島の存在についての記述は「チーム」としての一体性を感じさせられるエピソードだ。

このメンバーで大阪世界陸上でアジア記録を打ち出し、北京五輪では銅メダルに輝くわけだがトップアスリートが遭遇する道無き道を自ら造らねば前へ進むことができない一種の苦悩が分かる。


才能で走れるのは11秒まで、そこから先は先人の少ない領域となり「先例の無い」練習をもこなさねばならない。
「昨日より速い自分」を求め、自分に合う合わないを判断、方法を取捨し、試行を続けなければならない。

ピストル鳴った!思いっきり走った!ゴールした!(俺ってスゲー)では済まされない世界がそこにある。

ランナーは頭で走る。

マラソンランナーにもお勧めだ。

「★★★★☆」

あれれ?

昨日、○スリートの風を観ていて「あれ?」と思ったことがある。Ogamanレポートが終わってトイレタイムに行って戻ってきてから観た途中からの話なので、自分の印象が正しいのか、誤解によるものなのか、はたまた夢でも見たのか定かではないので、僕のとんだ勘違いでご迷惑をかけないとも限らないので極力伏せ字をつかいつつ書いてみる。(詳細をご覧になった方には教えていただきたいと思う)

招待選手の靴をS店長が診断するのだが、その招待選手の靴のインソールはS店長の勤務するお店のインソールが入っていた(と思う)。
S店長の診断は「癖のある走り方のようで、外行ったり、内に来たりと暴れている」というような表現だったように思う。
その診断は良いのだけれど、ご自分のところで作成されたインソールを使っているユーザー(今回の招待選手)に対して、それはちょっと変じゃないか?と思った。

確かに招待選手の靴底の消耗は左右で極端に異なる。しかも、インソールの特定部分がスレているなどS店長の「診断」はなるほどなと思う。
しかし、そもそもオーダーインソールを作ったのは、これら問題点を補う(矯正)ことを目的としたものではなかっただろうか?
どうして、オーダーしたインソールを入れているのにそういうこと(暴れる)になるんだろうか?
補う目的のインソールがその効果を発揮していないように見えたし、そもそも最初にどんな作りをしているのだろうか?と疑問を持ってしまった。

招待選手の靴底の減り方から察するに「1500km」以上は履き込んでいるように見える。インソールを入れた当初は効果があったと思うが、(最終的な)結果として目的が達成されていない状態ならば「定期的に調整にこないとダメだよ」とか「走力が付いてバランスが変わったみたいだね、ちょっと調整してみましょうね」くらいのことを言っても良かったのではないか?という印象を持った。

先に書いた通り、途中から観ていての話なので僕の理解に誤解や勘違い、思い込みがあるかもしれない。もし、そうならば「僕はこういう誤解をしてしまった」と本文に追記の形で書かせていただくので、ご覧になった方に教えていただきたいと思う。

2008-10-02

200810の目標

今月の目標としては、なにはなくても「別海町パイロットマラソン」だ。今月の目標というよりは、1年間目標としてきたレースであり、この1年間やって来たことの真価が問われるレースだ。

レースの目標は具体的には3時間30分切りだが、なんども書いている通り実現は難しいだろう。しかし、良い意味で自分の想定外の結果を期待している。
それにはまず体調の管理。特にこれといった故障がないので、

  • 新たな故障に注意すること。
  • 風邪などの疾病には気を付けること。
  • 無駄に疲労を残さないこと。
  • 仕事をちゃんとこなし、余裕をもって土曜日に別海に行くこと。
  • そして、一番大事なことは無事に帰宅すること。
別海のレースが終われば、陸別町日産カップこがらしマラソン(ハーフ)がある。去年も経験していて、記録を狙うようなコースではないが、去年の1時間53分04秒を短縮して「今年の僕は去年より速かった」を証明したい(笑)。

あと、レースが終わればカナダさん達と約束していたLSDが楽しみだ。走れなくなるような怪我はしたくないな。

2008-10-01

心拍数あれこれと雑感

タイトルが難しそうな感じだが、話はいたって簡単な話なのでタイトルを変更するかもしれない。

Garmin Fr305の心拍数データをPPPSWに取り込めることが分かった。

そういえば、試してみたらPPPSW Ver.4 Free版はIDなしに動作させることができることも分かった。
今のところポールウォークで通勤していることもあって、喜び勇んでhrmファイルを自作してPPPSWに取り込んでみたが、ウォークでの心拍数の推移なんてのは想像の範囲から逸脱するものではないし、心拍数が激しく変動するものでもない(ノルディックポールを使って走れば別だけど)ので、わざわざPPPSWに取り込んでおく必要もないような気がしている。
ただ、そうとは分かっていても「記録を残す」(練習日誌として)という意味では悪いことではないような気がするのだが、低レベルな運動時間が増えるだけなので運動時間に対する心拍数強度の割合の一見性が悪くなる(極端に赤、黄の領域が狭くなりその割合が分かりづらくなる)。ポールウォークを使って運動時間した時間を記録するに留めて心拍数の記録はしないのが良いかもしれない。

ということを考えていたらYahooオークションでセイコーパルスグラフが売りに出されている。
知っている人は知っているだろうが、このパルスグラフは普通のランナーズウォッチ機能に「心拍計」と「歩数計」が付いている。
正直、この時計が一番欲しいのだが、パルスグラフからPCに取り込むキットの入手ができない(というか、一緒に売りに出されていない)。
まぁ、そんなにたくさん心拍計があったところで心拍数の推移を計測する精度が上がるわけではないのだが、歩数計機能が欲しい(笑)。
僕は1kmを何歩で走っているのだろうか、その歩数とペースとの関係はどんななんだろうか?と興味が尽きない。
普通に万歩計をつけていいかもしれないが、PCにデータを転送して管理するということを考えるとこうした機能を備えたランナーズウォッチが欲しくなる。

あれだ。Fr305に歩数計(ピッチ計)が付けばいいわけだな。さらにできればSEIKOがOEMで生産できるようになれば防水機能ももう少しましなものになるような気がする。