-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2011-09-02

立ち止まる「勇気」

コメントを付けてくれているデジタルガメラさんの道マラの顛末を見ると、そのご苦労は大変なものだったと思う。

そして、その苦労に耐え完走したことは、完走メダルで報われただろう。そして、苦労の乗り越えた自分を褒めて心のメダルにしてもらいたい。

ご本人も書かれているけど、しなくても良い苦労もしてしまったようです。来年は今回を踏まえて良い結果が得られれば無駄な苦労にはならないですよね。

ペースコントロールについてちょっとメモしておく。ペース管理は人それぞれ考え方(レースプラン)があるし、速度(LAP TIME)で管理するか心拍数で管理するか、その方法もいろいろある。
どの方法をとるかはともかく「速くなったペースはなかなか遅くできない」という経験則を持っているランナーは少なくないように思う。

今回コメントしてくれたデジタルガメラさんも
7-8km付近で平均心拍数171と非常に高いのに気付きましたが、もうバテ気味。遅くしてもなぜか心拍数が下がらず、このままの速度で行ってみる。これで21kmからの困難は見えていました。
とお書きになっている。

どうにもアジャストできず、結果の予測ができているにもかかわらず「そのまま走っている」。その気持ち良く分かりますよ!
だって、フルマラソン走る為に練習してきて、その力はまだ有り余っているんですから「今日の俺は調子が良い」だめかもしれないけど、なんとか根性で!と勇気を振り絞り頑張るしかない。と僕の場合は言い聞かせて走りましたが、冷静になればここはコース脇に待避して「立ち止まって、立て直す」勇気が必要なんですよね。

マラソンって、ペースの管理が難しいスポーツですよね。
一流どころは秒単位で正確に調整できるらしいですが、趣味の範囲で走っているランナーにとってはそこまでの精度は必要ないにしろ、ペースの上げ・下げ、特にを意図的に適切なレベルまでペースを早く下げることができるようになるには、時間をかけてそれなりの練習が必要なように思います。
練習で出来ていたとしても、レース中にそれを行うことは「抜かれる」ことに耐えることですから、なかなかうまくいくものでもないですよね。

なので、ペースダウンを試みたけど思うようにならない場合は早い段階で立ち止まる勇気が必要なんだろうと思います。