-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-05-31

俺は速くなっているのか?

俺は速くなっているのだろうか?という疑問は誰でも持つだろう。今年に入って、「練習の成果-LSDの記録による評価-」でデータ比較をしたのは記憶に新しい。

十勝健康マラソンを前に「俺は速くなっている」という自信というか暗示をかける意味でいつものように自分に都合の良いデータ(だけ)を取り出し、自分に都合の良い結果が得られるように誘導的に分析してみた。

今日は雨だったので(霧雨だけど)心拍数145±3で15kmくらい走る予定でDOMEに行った。

比較材料として昨年7/12に同じくDOMEで心拍数145±3を目標にした30km走の時のデータがあったのでこれと比較する。
比較する区間は5kmを過ぎて肉体的にこなれて来たと思われる30~57LAPの4.9kmを抽出した。
この区間は給水もなく、大小の問題もない区間だった(但し、他の来場者との関係で遅くなったり、速くなったりしているケースはあると思う)
比較にあたっては室内のランニングレーンであり、ほぼ同一の環境であると推測できるが、当日の気温(室温、湿度等)等による影響を補正するデータを持ち合わせていないので単純比較することになる。

(昨年の室温は25℃もあったらしい。今日の外気温は13℃程度だったからあきらかに室温、湿度など今日の方が条件は良好だといえる)
尚、当日の自分の体重と体脂肪率は

2007/05/31
2006/07/12
体重
69.4kg
69.5kg
体脂肪率
20.1%
19.3%
であり、目くじら立てるほどの大きな差はないと思われる。

下記表の青地は今日のデータ、黄色地は昨年7/12のものである。
ラップ 今回最大心拍数 前回最大心拍数 今回平均心拍数 前回平均心拍数 距離 今回Pace 前回Pace Pace開差
30 144 147 143 144 175 5:29 5:40 0:11
31 147 146 145 144 175 5:24 5:33 0:09
32 146 146 145 144 175 5:24 5:50 0:26
33 146 147 145 145 175 5:20 5:44 0:24
34 146 148 144 146 175 5:22 5:54 0:32
35 146 143 145 142 175 5:23 5:48 0:25
36 145 146 144 144 175 5:21 5:45 0:24
37 147 146 146 145 175 5:15 5:45 0:30
38 148 147 147 146 175 5:12 5:45 0:33
39 149 145 148 145 175 5:26 5:37 0:11
40 147 148 146 145 175 5:14 5:33 0:19
41 145 149 143 148 175 5:24 5:46 0:22
42 145 148 143 146 175 5:22 5:36 0:14
43 145 150 144 148 175 5:12 5:43 0:31
44 149 148 147 147 175 5:27 5:53 0:26
45 147 146 144 145 175 5:09 5:51 0:42
46 149 144 147 142 175 5:13 5:54 0:41
47 148 147 148 144 175 5:18 5:46 0:28
48 147 146 146 145 175 5:26 5:48 0:22
49 146 148 143 146 175 5:25 5:44 0:19
50 147 146 145 146 175 5:25 5:54 0:29
51 146 149 145 146 175 5:22 5:33 0:11
52 147 149 147 147 175 5:19 5:42 0:23
53 149 148 148 146 175 5:18 5:50 0:32
54 148 147 147 146 175 5:17 5:47 0:30
55 148 146 147 145 175 5:16 5:41 0:25
56 149 148 148 147 175 5:18 5:48 0:30
57 149 147 148 145 175 5:16 5:50 0:34
平均値 146.96 146.96 145.64 145.32 4900 5:19 5:45 0:25
(最下段には平均値を記したが、最大数(最大心拍数)の「平均値」が有意な数値であるのか疑問だ。)

いずれも目標心拍数145±3のゾーンから大きく逸脱するデータはなく、また、両者の平均心拍数の平均値は近似して求められので両者の比較は有意な比較と判断される。
心拍数の高低の逆転が各所で認められるものの、今年のLAPタイムはいずれの周回においても前年のLAPタイムより9~42秒速く推移している。

また、下記右側グラフの通り昨年(黄色)のLAPタイムより今年(ピンク)のLAPタイムが安定的に推移しており、なんらかの効率化が図られたことが推測される。
上記数値をグラフにすると下記のようになる(左:心拍数関係、右:mm:ss/km。クリックすると拡大する)。











どのような「効率化」が実現されたのかは後日検討するとして、本題における結論としては
「俺は去年の7月より速くなっている」と言える。
はて、速くなった要因はなんだろうか...

シューズの履き分け

とかちeRC発足記念ランのときichanさんに「靴屋みたいですね」と言われた(笑)。
確かに無駄にシューズを車載しているとも言えるのだが、それなりにというか自分的には目的にあわせてちゃんと履き替えて(履き分けて)使っているシューズなので、履いていないシューズは一足たりとも無い。


メーカー モデル チューニング 使用目的 コメント
Asics Duelist 3mmコルクシートを入れてフィット感を出している。 室内トレ用 本来室内トレーニング用のシューズではないが、購入したときからそういう風に使っている。

Asics GT-2100 カーボンシートチューンを施し、3mmコルクシートを入れてフィット感を出している。 昨年までは「メイン」シューズだったが、現在はLSD用としてして使っている。 購入時に気にならなかったのだが、最近はサイズが少し大きく感じられるようになったのが残念だ。

Asics GT-2110 カーボンシートチューン 疲労時のゆっくりJogやフォーム点検の為の意図的ゆっくりJog、アップ等で積極的に使っている。 GT-2100の後継的な存在。足を入れた時の感覚などとても気に入っているシューズ。自力がついていないのでフルのレースでもお世話になるかも。

Asics Lyteracer 特になし スピードトレ用 昨年まではレース用として使ってきたが、踵部をシューグーで補修してスピードトレ用として使っている。

Asics GELSnowRunner Si 特になし 雪上トレ用 いわゆるスノトレ。積雪量が少なく、圧雪・アイスバーンの多い十勝には向いていないような気がする。

NewBlance M800V 特になし 普段のJogからペース走で使用。 ストレートラスト、硬い底で「素直」(癖のない)なシューズという印象がある。サイズ的には左足のひとさし指先端がトウにあたっているようなあたっていないようなちょい微妙な感じだが、20kmを使ってもマメできるとか爪に影響が出るわけでもないので、今のところ心配していない。

NewBlance RT823 特になし ハーフまでのレース用で使用 昨年は足の指先がトウに当たり怖くてなかなか履けなかったが、今年はレース用シューズとして立派に活躍中。

NewBlance RT800 特になし ハーフ超のレース用 ハーフ超のレース用として買ったばかり、まだ履いていない。

Saucony 2540 特になし トレイルラン用 トレイル用のシューズではなさそうだが、履き心地が癒し系なので自然とそうなってしまった。

Saucony 2572 特になし ウォーキング用 踵のホールドは所有している靴の中でピカ一なのだが、幅が4Eと無駄にでかい感じ。踵のホールドと着地感が気に入っている。

2007-05-28

スピードトレーニング-いわゆるトレーニング強度-

今月号の「クリール」は「マラソンランナー的スピード養成法」というのが特集。本屋で立ち読みし、購入した。

このブログでも「トレーニング強度」について何度も言及したし、なにより「強度設定が分からない」というということも書いた。
今回のクリールは「設定タイム」「練習総量(週)」が明記されており、そうした問題解決の一助となるだろうと期待している。

こういうトレーニングを開始してもその効果は3ヶ月後に発現すると思って、我慢強く取り組まなければ...

思い通りにならない-自覚なき疲労?-

昨日の練習は自分をガッカリさせるに十分な内容だった。
昨日はあまりにもガッカリしていて反省する気持ちにすらならなかった。

確かに予定されていた町内会の清掃が雨天により中止になったので急遽行った練習であり、気持ちの準備が出来ていなかったかな?とも思える(どうも未だに納得行く状況が把握できていない)。

十分な準備運動やウォームアップのJogをしてから始めたんだけどなぁ...

出来ていたことなのに「肝心な時にちゃんとできない」のが歯がゆい。

そういえば、練習を終えて飯を食ったらやたらと眠くて昼寝してしまった。しかも、2時間も!
ここ最近ではこんなに長時間の昼寝をした記憶がない。
疲れていたんだろうか?疲れていたんだな!(そう思うことにした:笑)

2007-05-26

サンドームおとふけ

個人的に「DOME」と言ったり書いたりしている「サンドームおとふけ」に久しぶり(先週の土曜日(5/19)と昨日(5/25))に行っていた。
練習日誌によれば3/19以来で、雪もとけたしなるべく外で走れる環境になったので、この2ヶ月はまったく立ち寄らずだった。なんでも、この4月から運営が「指定管理者制度」が適用され「民」での運営になったそうで、入館した途端ビックリさせられた。

入場料や施設利用のシステムそのものに変化はないし、無料で実施していたサービスも存続しているようだ。そのほかに有料のエアロビ教室や各種フィットネス教室等のサービスが充実しているように思う。
こうした教室関係にあまり興味はないのだが、トレーニングルームに新しいトレーニングマシンが導入されていた。

  • トレッドミル 2台
  • Joba 2台
他にもあるかもしれないが、上記は個人的にも興味のあるところだ。ただ、トレッドミルについてはランニングレーンがあるので必要なマシンなのか?と思わなくもないが、Jobaはやってみたいなぁ...

で、指定施設管理者制度導入後のDOMEに2度しか行っていないのに結論じみたことを書くのもナニだけど、以前ほど来館者が多くはないような気がする。

無料・有料の教室のある時はどうなのか?時間帯はどうなのかを見極めながら「Joba」を試したいと思っている今日この頃。

2007-05-23

Fr201を末永く使うために

お仕事の方が谷間であまりにも暇だったのでいろいろ人のブログをみていた。

Fr201
の故障、修理の記事が多かった。

僕も去年の8月の末ころに故障 >> 修理(実質交換)をした経験があり、故障原因は「防水機能の脆弱性」にあると書いた(詳しくは「ショック!!-ForeRunner201-」)。
また、Fr201本体裏面のスピーカー穴から汗が侵入するのではないかという推測も書いた。

自分のブログを見直してスピーカーの穴から汗が侵入する根拠に乏しいことに気が付いた。
当時、根拠として例示するのに気が引けていたので書かなかったが、僕のFr201が故障した時にスピーカー穴(左写真の赤○部分)から予想外の量の水(汗かも)が出てきていたことを今回補足しておこうと思う。

実際にそのスピーカーの穴から汗が侵入するかは見てないし疑問もあるが、左写真で分かる通り腕に「密着」する部分であることは間違いない。
そこで、汗進入の防止(軽減)策として「ショック!!-ForeRunner201-」の後段で「スポーツリストバンドの上にFr201を装着するようにしてはどうか」という提案をしたところだ。
自分で提案しておきながら実際には自分では実施していない(苦笑)。




僕は以前は肩こりがひどくて今でも「回帰力リング」というのを手首にしている。これをするようになってから肩こりが状態が改善されたので「もう外せない」状態になっている。

回帰力リングの効果を言っているのではない。ここまでくると「おまじない」になっているのだ。
似たようなものをしているランナーも多いのではないかと思う。
僕がスポーツリストバンドをしていないのは左写真の通り、Fr201本体の下にそのリングが挟まるようになるので、Fr201と腕が密着しない状態になり、汗が進入し難い状態が出来ているからだ。
別に「回帰力リング」の「肩こり解消効果」を言うつもりはないが、肩こりが改善するかもしれない「おまじない」兼Fr201への汗進入防止(軽減)策として、案外いいかもしれない。というお話です。

ところで、Fr201のこの手の故障について、いろいろなブログで拝見すると概ね1~2年の間に故障しているように思う。この期間の開差を最初は「Fr201の個体差」と考えていたが、どうもあちこちのブログを見ると「延べ使用時間」によるものではないか?と推測している(一ヶ月あたりの使用時間長いのランナーは1年程度、普通のランナーは2年程度のような気がする。)。

NB RT800購入

ハーフ超のレース用シューズが無いことは前に書いた。

物欲がふつふつとしていたのも事実だが、ネットショップで型落RT800を5,500円(税、送料込)を見つけしまい サイズを選択して、「買い物カゴに入れる」ボタンを押してしまった(笑)。

購入したサイズは26.0cm(EE)。地元ショップで試し履きした結果なので問題はない。(M800よりワンサイズ大きいがM800はストレートラスト、RT800はセミカーブラストなので形状の違いが現れたのだと思う)

多分、別海への試走という位置づけで「釧路湿原マラソン」でデビューの予定。

石段トレ

先日「石段昇降トレ」を実施してみようと書いたが昨日やっと試すことが出来た。
このトレーニングがなにに役立つのか疑問がなくもないが、普段は「走る」しかしない(歩きもあるけど)ので毛色の違ったトレーニングで気分転換になったし、運動後の脚筋のプルプル感が「走る」だけのトレーニングでは体験したことがなかったので新鮮味もあった。
運動を終えた感想としては

  • 心配機能の向上
  • 脚筋の強化
  • 股関節の稼動域の拡大
に役立つような気がするので実施の方法と感想をメモしておく。


某神社の石段に到着すると既にトレーニングをしている人がいた。(木陰から見守る「美しい姉」はいませんでした:笑)
僕が考えていた方法と同じで、一段飛ばしで上り、一段一段降りてくるという感じで昇降している(Walk)。(石段トレは案外ポピュラーなのか?)

石段は全部で127段。1段あたりの高さは20cm程度、幅は30cm程度だろうか。この石段を垂直距離で約14m、水平距離で約52m移動する運動になる。


運動の目的と実施前に想定していた運動方法は「石段昇降トレ」にも書いたのでここでは割愛するが、最初の2往復は足慣らしというかウォームアップとして、上りも一段一段上って下る。
一段一段上り下りすると、上りも下りも約1分40秒ほどで、上りを一段飛ばしにすると上り1分15秒、下りは1分40秒ほどだった。

実際に運動を終えてみて少々運動方法について気が付いたことがあるのでメモしておく。
  • 骨盤を前傾させる正しい姿勢を保って
  • 肩甲骨から始動して腕を振り、骨盤を動かし、膝ではなく「腿を上げる意識を持つ」
  • 一段飛ばした段に振り上げた足を着地させる。
  • 着地は次の二通りで効果が違うと思われるので目的にあった着地をする
    • 前足部(土踏まずよりつま先側)で着地すると上段への移動時に「片足連続カーフレーズ」のような運動となりふくらはぎが刺激される。
    • 足裏全体で着地すると上段への移動時に「太もも裏側」が刺激される運動になる。
  • 速度は速くなくて良い。歩きで十分。
上記は上りについて気が付いたことだが、下り着地の方法などによって刺激される部分が違うことが予想できるが、それは今後の宿題。
(尚、上記はあくまで僕の感想であり、運動方法についての科学的根拠はない)
注意事項は、「腕振り」を忘れないこと。なのだが、腕振りをするとかなりバランスが取りづらかったので、転ばないように注意が必要だと思う。

歩いて階段の上り下りなのでもう少し軽度な運動だと甘く見ていたが、心拍数曲線の通りかなり良い運動になる(ちょっとしたインターバルトレーニングと同様の心拍数曲線)。
今朝はふくらはぎ、太もも裏、ケツ筋からの喜びの声を聞くことができた(笑)。

2007-05-21

今日の名言

「フルって、30km35kmの壁があるからやめられないのかもしれません」

yu1さん(ザ名も無きランナー(ブログ)でのコメントから)
その通りだよなぁ...と深く胸に刻んでおく。

勘違い-傾向と対策-

昨日、札内川を上流に向けて走り折り返すランニングをした。
このコースを選んだ理由は「十勝健康マラソン」のコースを想定した疑似体験をする為だった。

十勝健康マラソンのコースは前半は上り、折り返して下るというコースで、その高低差は14mだと記憶していた。札内川を南下(上流に向けて走る)するコースは高低差が20mあるので、このコースが疑似体験には良いだろうと思っていた。
ところが、過去のブログを紐解くと「十勝健康マラソン」の高低差は35mであることが分かった。とんでもない勘違いをしたものだ。

で、この高低差に見合う擬似コースはマラソンを楽しむ会のスタート地点から音更川を北上し、どんつきで折り返す往復20kmのコース。このコースなら高低差は30mある。要求仕様にピッタリとはいかないけれど、十分だろう。ちなみにこのコースはichanさんが朝ランに使っている「ちぇりんぐロード」という河川敷地内のサイクリングロードだ。

今度の日曜日に再度仮想「十勝健康マラソン」として、想定レースペースで北上してみたいと思ったら、その日は「町内会の清掃」があることに気が付いた。
うむぅ...土曜日の午後から挑戦しようかしら?

ところで、僕はこのように目標レースのコースを調べてレースプラン(ポイントごとの目標設定、ペース配分など)を妄想したり、似た環境で試走する手間が結構好きだ。
細かいことを決めてレースに臨んでも、実際には思い通りの結果にはならないことの方が圧倒的に多いのだけれど止められない。
下調べと仮想コースでの練習をして良かったと実感できたのは去年の「びえいヘルシーマラソン」の「なんじゃこりゃの坂」だけ。この坂は情報として知っているだけではちょっと足りない。実際に15km地点の疲労度であの坂の勾配を体験しておくのとしないのとでは精神的にも肉体的にも雲泥の差があるんじゃないかと思う(まぁ、他は思い通りにはならなかったけど、こうして調べたことを実際に試す(仮想コースで試走する)ことは経験値として違いが現れて、役に立っていたんだろうと思うことにしている。)。

コースを調べるのは仕事柄地図を見るのは苦にならないという下地があるせいで「面倒なこと」とは思わないんだろうなぁ...
地図といっても、今はカシミールなんでどこの地図(50mメッシュの高度付)も無料(試用期間らしい)で見れるし、空中写真もGoogle Earthで見れるとこだってある。
新しい人との出会いや、実際に走れば、胸には心拍計、腕にはGPS(Fr201)。写真や動画を撮影したって良い。温泉にも入るし、安くてうまい食事にありつけることもある。
走った後でもデータの処理やまとめ、次のレースの妄想等「やることは一杯ある」

結局のところ趣味の世界って「コアな部分」とそれと関連する「周辺の部分」があって、コアな部分を掘り下げるのと周辺の部分が大きい(広い)方が面白いってことじゃないだろうかと思ったりする。

フルマラソンって本当に難しいと思う

昨日「洞爺湖マラソン」があった。北海道のフルマラソンシーズンが開幕したって感じだ。
昨日のレースに出場し、既に概要についてブログに書かれているマラ中仲間もいる。
目標が達成できなかったランナー、フルマラソンの壁に撃沈を余儀なくされたランナー様々だ。

ブログを拝見して思うのは「フルマラソンは難しいよなぁ...」ということを痛切に感じる。

この難しさが「どこから来るのか」(なぜ難しいと感じるのか)について考えてみた。
一言で言うと「フルマラソンの距離を練習する頻度が少ない(皆無)」ということに尽きるのではないだろうか?

もちろん、初フルマラソンでサブ3を達成するというランナーもいるけど、それは多分非常に稀なランナーだと思う。
とにかく「どのくらいのペース配分で走れば良いのか」が分からない。
いくら30kmくらいまでハーフ並みのペースで走れてもダメなことは自分の経験に照らしても分かる。
一般的には前半をセーブして、後半に力をためておく(30kmをもって中間点とするべしのような説が通説か?)。というが通説だが、では、どのくらいのペースまで落とせばよいのか?これがまるで分からない。

30kmや3時間走は僕のようななんちゃってランナーでもするし、これくらいならハーフの延長というか、ハーフの勢いで行けちゃう(経験則)。
ところが、フルマラソンの難しさは30km以降にあって、僕の場合は35kmくらいに「なにかが起きる」。
脚の痙攣だったり、いわゆる35kmの壁(デッドポイントなんていわれ方もするらしい)と言われる「体に力が入らず、ペースがどんどん落ちていく現象」がある。

こういう現象に対する「対応」というか「対策」(防衛策を含む)には「経験」が必要なのではないだろうか?と思う。(もちろん、経験を補うという意味で「本や雑誌」、「経験者の話」等が有用なのは言うまでもない。)

ところが経験といっても練習でフルマラソンの距離を走るには
  • ほっちゃれになる
  • 5時間はつぶれる
  • 帰宅してからも使い物にならない
  • 翌日の激しい疲労と筋肉痛
  • 怪我、故障のリスク
等、「相当の覚悟が必要」だからだ。(さらに給水、給食の準備なんかも必要だよね。)
なので、多くのランナーは「狙うレース、狙わないレース」を使い分けながら経験を積んでいるのが実態なのではないだろうか?
狙うレース、狙わないレースの定義については諸説あるが、「結果の出たレース」は狙ったレース。という後出しジャンケン説が個人的には気に入っている(笑)。
なんかの雑誌で練習で32kmも走れば十分。どのみちフルマラソンは35km以降になにが起きるか分からないので、それ以上の距離を走ることはリスクが倍増することはあってもメリットがない。というのを読んだ記憶がある。

確かに科学的にはそうなんだろうけど、やはりフルマラソンの距離(もしくは35km以上42kmまでの距離)を何度か体験しておく方が良いように思える。(狙わないレースを活用して)
その際にしっかりと把握しなければならないこととしては、一応通説の通り30kmまでを前半とした場合、
  • 前半をどのくらいのペースで走ったか
  • 30km地点で、どのくらいの余力があったか
  • 30~35kmで自分の身になにが起きたか
が重要なのではないだろうか?

僕はサブ4を達成する為に4年かかった。(年に1度のフルへの挑戦)
練習期間の1年、フル初挑戦の2年目は幸いなことにサブ4のペースメーカーがいらっしゃって楽について行くことができたが、小問題での遅れを挽回しようと(挽回できるだろうという余力があった)ペースを上げたことと炎天下による影響で35kmで脚部の痙攣で4時間40分。2度目の挑戦の3年目は空腹感と脚部痙攣により、4時間15分。
満を持して望んだ去年は20km以降のエイドにバナナ配置、ランパンのポケットには岩塩(小さな容器入り)を忍ばせて臨んだ。(詳細は「とよころマラソン-完走記-」)
  1. 道中はペースを守る(心拍数150~155程度)ことに徹し、他のランナーに並ばれたら道を譲った。
  2. 給水の取りすぎ防止(小問題の回避目的)に5x kmでのみ給水。5x + 2.5km地点では頭、首、脚を冷却する目的(痙攣防止)で給水を使った。
  3. 2度目の時に「しおあめ」を走っているときに飲み込み込んでしまい。死ぬかと思ったのでポケットに入れてある「岩塩」を20km以降5km刻みになめるようにした(痙攣防止)。
  4. 20km以降のエイドではバナナを受け取り食べたくなくても食べた。(前回まではパワージェル?などの気の利いたものを用意していたが、空腹感は満たされなかったのでバナナにした。空腹感充足、痙攣防止)
  5. 30kmが過ぎで、自分で想像していたよりも余力が残っていると感じた。今年こそは!と思った。
  6. ところが35km過ぎから世界は一変。まるで体が動かない。5'20/kmペースは6'30/kmまで落ちた。
  7. 落ちたペースは40km以降は少し回復し、目標としていた「歩かず」「4時間で完走」は達成できた。
過去の経験から得た情報で練習もした。1~5は過去2回の経験から対策が取れた証拠だと思っている。それでも、6は容赦してくれなかった。「やってみなければ分からない35kmの壁」というやつだろう。
マラソンに「もし、たら、れば」はないが、「もし、前半のペースをもっと落としていたら?」6は無かっただろうか?

そう考えるとやっぱり「フルマラソンは難しい」としか言いようがない。

2007-05-20

底の固い靴って-M800V-

M800Fの時にも書いたけど、M800Vも底が固い。足を入れた瞬間から「ん?なんか固くない?」と感じてしまう。(以前履いていたミズノのマーベリックに似た固さがある)

実際に走ってみると、クッション性が悪いという固さではない。屈曲性がない(固い)のだと思う。
前に小納会でyu1さんもNBのなんとかという靴の底が固いって言っていたのを思い出した。NBのトレーニング用の靴の特徴なのかもしれないなぁ...

実はこのM800Vは僕にはチョッキリサイズで、10km走った時に気がついたのだが微妙に足指の先が当たっている。20km以上走るとアーチが落ちて、大変なことになるんじゃないか?と怖かったのだが、今日の20km走で試したところ、特に問題がないように思える。

今日走ったのは河川敷地を上流に向かって10km走る(20mほど上る)コースだったので、上りと屈曲の固さの相乗効果?か、復路では下りのコースなのに思うように脚が動かなくなったし、今(21:00)かなりの筋肉痛がある。

正直、先日のマラソンを楽しむ会よりもダメージ(筋肉痛、疲労の度合い)が大きいと思う。
M800Vは重さは290g(?)。その見た目よりは遥かにハードな靴のような気がする。いわゆる、「重くて」「ゴッツくて」「うっとうしい」靴だ。
ラストは「ストレート」。そういう意味でこの靴はトレーニングには最適なのかもしれない。

購入した時のブログに「ペース走やハーフ超のレースで使ってみたい」と書いたが、今日の試走の結果ではレースにはちょっと履きたくないシューズだ(こういう感想を持たせる点でGT-2110とはちょっと違うのかな?)
そうだとするとハーフ超のレース用のシューズが無いことになるので、また靴を買わないとならないのだろうか?(笑)
現に狙っている靴はあるのだが、サイズがなぁ...試し履きして買いたいよね(苦笑)

2007-05-17

禁止!

三度の食事までシビアに制限しようと思わない。

体重も微減ではあるが減っているのだが、昨年の暮れから無駄なカロリーの摂取が多すぎる。

  1. ビール(1日に350mlを1~3くらい。LSDやったときなんか6本とか昼間っから飲むものなぁ)
  2. アイス
  3. チョコレート or キャラメル
  4. 柿の種の類
が多い。

肥満の人の悩みって詳しく聞いたことがないけど、僕はなにか食ってないと「口が寂しい」というタイプみたい。(だったら輪ゴムでも噛んでろ!と言いたくなるんだが)

特にビールは増えているな。走って内臓が丈夫になったのか飲んでも前ほど酔わなくなった。
加えてなぜか甘いものを食うようになった。上には書いていないが「ケーキ」はもちろんのこと、「あんドーナッツ」や「クリームドーナッツ」なんかも時々買って食う。

とにかく毎日「ビール」と「甘いもの」は必ず飲み、食べている。

ちうことで、
  • 1は平日は350ml缶1本
  • 2,3,4は一日どれか一つまで
という縛りをします。(かなり緩い縛りだ:笑)

これは「体重管理」という意味ではなく、過剰な無駄を省くという意味。だって、ご褒美やちょっとした楽しみはあるべき姿ですよね。

2007-05-16

仕事でトレール?

ここがどこなのか特定されていますが、ワケあってこの山を調査してきました。

ワッカクンネップ川を渡る橋?が壊れているので、全線をウォークで調査でした。
南側の林道があるように見えますが、実際は笹薮でした。
8.8kmで2時間35分かかりました。
自分的にはLSDと位置づけました(笑)

2007-05-15

石段昇降トレ

昨日書いた「石段昇降トレーニング」に使おうと思っているところが左の写真のところ。
段数は数えていないが、水平距離52mで垂直距離14m上る石段(階段の延長距離は約54mくらいか)。

これを一気にガァーーーッと上がって、フラフラ降りてくるという練習をしようというのではない。

石段昇降トレの目的は股関節の稼動域の拡大にあるので、目的に資する方法でなければならない。
で、具体的にはどうするのか?ということだが実はあまり分かっていない(汗)。

  • 骨盤を前傾させる正しい姿勢を保って
  • 膝ではなく、腿を上げる意識を持って脚を上げ
  • 支える足(下段側)のケツ筋を使って、押し上げるように
  • 一段飛ばした段に振り上げた足を着地させる
  • 速度は速くなくて良い。歩きで十分。なれたら走ってヨシ
  • 頻度は週1回程度
  • なぜか「きつねマーク」の滑る看板があるので、
    • 滑らないように注意すること
    • きつねに注意すること(笑)
という方法を考えている。
素人の僕が単に思いついただけなので、この方法で目的が達成されるのかは分からない(苦笑)。

ちなみにここは神社へと向かう石段。
この手の特訓(トレーニング)は「神社の石段」と相場は決まっているので、ここを選定した(大笑)。
街灯もあるので夜も大丈夫だろう(ちょっと怖いかな?)。というよりも、こういうところで「ぜーぜー、はぁはぁ」しながらうろついているとあらぬ疑いをかけられる可能性もあるな。

2007-05-14

第11回マラソンを楽しむ会の報道-今日の十勝毎日新聞の記事から-

スタート前の写真を使ってくれれば僕も写っていたと思うのだが...
やはり綺麗どころを撮られたか(笑)
(左画像はダブルクリックすると拡大表示され、記事詳細も読めます。また、記事を記念に取っておきたい方は右クリックから画像を名前をつけて保存で自分のPCにダウンロードできると思います)

第29回十勝健康マラソンに向けて-第11回マラソンを楽しむ会の反省-

単に第11回マラソンを楽しむ会の反省とすべきところだが、大好きな心拍計のlogデータからのこじつけ分析ができない。
どうしたもんかと思っていたが、狙う「第29回十勝健康マラソン」に向けての課題をマラソンを楽しむ会の反省から見つけて対策を施しておこうという企画だ。

マラソンを楽しむ会の目標(宿題)は、先にも書いた3つなのでここでは割愛するが内心的な走破タイムは「1:45:00」を切りたかったことは否定できない。結果は1:45:58だし、Fr201での距離は約21.6kmだから内心(非公式に)は目標タイムは達成できたと思っている。

で、目標を達成できた要因について考えてみると

  • ほぼ一定のペース(速度)で走りきれた
  • 偶然による結果だがベテランの兵ichanさん、kuriさんがペースメーカーになった。(多分これが、今回の「見えざる手」だったと思う。お二人には、ただただ感謝です)
  • Fr201によるペース(速度)把握の効果。
  • RT-823に問題が無かった。
が当日の要因だと確信している。

また、今年に限って言えば、この2月から取り組んでいるのだが、
  • ストレッチボード
  • 腹筋やツイストジャンプ、踏み込み運動等
の地味な練習の効果もあるのだろう。本当に軽度な筋トレやドリル運動は走るのに必要な関節の稼動域の拡大と疲れた時のネバリに効果を期待しているのだが、その効果が現れているのだと信じている。
また、練習の方針としても「速度をつけるのが先で、持久力は後から」という「スピードトレーニングでタイムが伸びる」と「マラソンの真髄」の一説に「そうかもしれない」と思い、練習はもちろん、参加レースも組み立ててスピードを付ける練習を先にやって来た。
また、ストレッチボードに載っている時に薄々感づいていたことをシューズマスターの靴底診断の結果の通りズバリと言い当てられた。拇指球への力の集中問題の対策として、拇指球・小指球を結んだ線を踏みつけるように体重移動をするように注意した練習も行ってみた。更に視覚情報を確保する為、ちゃんとメガネをかけて練習するようにもした。

何れも練習の成果が直ぐに出るというような即効性のある取り組みではなかったかもしれないが「ほんべつ公園クロスカントリー大会」のゴール前・若干の下りの疾走では「いつもよりももが上がった」スピードに乗った走りだったのだが、股関節の稼動域の拡大と視界不良による着地時の恐怖心の減退が良い方向に向いている証しだと思っている。

このような取り組みは「相変わらずのいつもと同じ練習からの脱却」を目指し、ランナーや雑誌、本などで見聞し、自分が良さそうだと思う方法で「自分改革」に取り組んだ成果があったと信じている。(とにかく手探り状態で取り組むわけだから信じてないとやってられない:笑)

十勝健康マラソンへ向けての練習としては、今までやってきた上記以外に「石段の昇降運動」(股関節の稼動域拡大を目指す)を取り入れてみようかと思っている。

僕は病気です-NB M800V 購入-

先日「絶対買わないぞ」と豪語しておきながら、年度予算に余裕が出来たので買ってしまいました(ある意味、読者の期待を裏切らなかったかも:笑)。

NB M800-V 25.5(EE)です。
お値段は10,300円(税込み、送料含む)でした。
今朝、宅急便で到着したので早速足を入れてサイズをチェック。問題ないようです。(以前とあるところからいただいた26.5cm(D)の経験が生きた感じです。)
ネットで購入したのですが、注文にはサイズの件でかなり悩みました。はっきりとしたサイズ分からないので交換は可能か?交換の対象となるシューズの在庫はあるか?交換時の送料等についての条件等を事前にメールで確認や打ち合わせをして購入しました。
到着後、足を入れるまでかなり不安でしたが、サイズ的な問題はなく、今は満足しています。

なぜこのシューズを選んだのかについては、先日頂戴したM800Fを何度か履いてこの靴の「ストレートな底」「硬い底」に魅力を感じていたのですが、ブログに書いた通りサイズが大きい過ぎて自分自身M800に踏ん切りがついていなかったのが大きな原因です。
自分にマッチしたサイズを入手できたので、Jog用というよりはペース走やハーフ超のレースで使ってみようかと思っています。

後々シューグーで補修するかもしれないので、新しいうちに計測してメモしておく。
左は5mm、右は3mm(写真はピンボケだが、撮りなおすは面倒だ)。

雑感

昨日の「マラソンを楽しむ会」で見聞きしたことや思ったことをメモしておく。(一つ一つの事柄に関連性があるわけではない)

道マラのススメ
またもカッチさんに道マラに誘われる。
ランナーにとって道マラは憧れであるし、僕もランナーの端くれとして憧れを持っている。
ただ、9月にフルマラソンを走るスケジュールを組んでいない(気持ちの準備が無い)ので、道マラ以前に9月にフルマラソンを走る自分がイメージできない。
頑なにスケジュールを守ろうする頑固者に見えなくもないが、去年いろいろなレースに慌しく出場して「大会固有の雰囲気」を味わって面白かったけど、正直、肉体的には相当キツかった。
10月のフルマラソンでの勝負を描いているので、9月は次長課長自重させてください。

ウルトラランナーはコーラが好き
4耐の時にkuriさんがペットボトルのコーラを給水に使っていた。
古くはショーターが炭酸ガスを抜いたコーラを給水に使っていたし、当時はタブーとされていたレース中の「糖分」の摂取についても最近の研究では有効であるらしいことはなんかの雑誌でも読んだ記憶がある。
コーラの効用については「カフェイン」による疲労回復と「糖分」によるエネルギー補給があるらしい。
で、kuriさんも炭酸を抜いているのか気になっていたので聞いてみた。
「そのまんま」(ガスは抜いていないらしい)
更にコーラはウルトラランナー御用達の飲料水らしく、「ウルトラのランナーはね、みんなコレを飲んでいる。これさえあればなんぼでも走れる」とおっしゃっていた。

最近のNBはねぇ
kuriさんは以前まではNBのシューズを履き続けていたようだが、そろそろ新調のころあいとなり、おがまんさんと同じSauconyのシューズをサロマに向けて調達したらしい。知る人ぞ知る「アスリートクラブ」のマスターのご推薦だとのこと。履いて走った感じ「つま先の返り」がいい感じらしい。
で、「今までずーっとNBを履いていたんだけど、最近のNBはねぇ...」この言葉に続くものがなんであったのか聞いていないのだが、とても気になる。今度聞いてみよう。(なんでNBの話が気になるかは後ほど)

たんのカレーライスマラソン
というのが端野町(現北見市)であるらしい。
話題の発端はkuriさん。kuriさんは仕事柄転勤で札幌はもちろんだが、南は函館、北は旭川、東は帯広(あれ?釧路もあったか?)と渡り歩いている(笑)が、オホーツク地方は転勤していないらしい。そういったこともあって全道のマラソン大会にはお詳しい様子で、転勤したことのないはずのオホーツク方面「端野町」(現北見市)のマラソン大会の話題も持ち合わせている。
そういえば「津別」のマラソンも大会委員会より出される昼飯はカレーライスと聞いたことがある。オホーツク方面はカレーか?と思ったが、東藻琴やサロマにはそんな風習はないので、たまたま僕が思いついただけだったようだ。
それはともかく、このカレーライスマラソンは面白そうだな。ブログのネタには事欠かないだろうなぁ

道内秋のビッグレースは日程がバッティング
札幌マラソン、旭川マラソン、別海パイロットマラソンの日程がかぶっている。もう少し、調整できないものかね?
北海道も10月となるとマラソンシーズンはほぼ終了目前となる。にも係らず、この日程はどういうことなのか?と責任者と膝突き合わせて小一時間問い詰めたい気持ちだ。

ウルトラのススメ
僕の周りにもかくてさん、kuriさんのウルトラランナーがいるし、釧路にはカナダさんもウルトラランナーだ。
ウルトラマラソンを否定するつもりは毛頭ないので誤解して欲しくないのだが、フルマラソンを完走して「ホッチャレ」になる自分にはそれ以上の距離は考えも及ばない絵空事でしかないので、どんな魅力があるのかさえ分からない。
kuriさん曰く(以下、意訳)

ウルトラを走るとどっか痛い。というか、むしろ全身全部が痛い。
足を引きずりながら苦悶の表情でゴールに向かうもの。腰を屈めやっとの思いでゴールに向かうもの。
いろんなランナーがいるけど、それぞれのランナーひとりひとりが思いを持ちゴールに向かう有様は見ているものを感動させる。
kuriさんはあと3回(?)でサロマンブルーの称号を手に出来るウルトラランナーなので
  • ウルトラに出場するランナーの決心(ランナー自身の「完走にかける思い」)
  • 完走を阻む障害(体が痛くなったり)や棄権への誘惑の危険性
  • 完走という達成感
  • 見えざる手の支えを感じる感謝
をご承知なのだろう。

僕はウルトラに出る勇気がないけど、確かにフルマラソンに出るときにはそれなりの覚悟というものがあった。
30km以降は「完走にかける思い」と「完走を阻む障害(体が痛くなったり)や棄権への誘惑」とを天秤にかけるような精神的な戦いがあった。
その戦いに負けなかったものだけに許されるのがゴールの達成感なんだろう。そして、ゴールの後にはレース中に自分を支えた見えざる手の存在への感謝の気持ちも自然と湧き出てくるのではないかな?
見えざる手とはなにか?を聞かれると困るけど、絶え間なく鍛えた自分自身だけではないことは確かだ。沿道からの応援だったり、エイドのおばちゃんのたった一言の応援だったり、仲間のランナーだったり、見知らぬランナーだったりする。レースのたびに新しい見えざる手の発見があるように思う。

そんなこともあってウルトラとはスケールは違うけど、僕はまだフルマラソンでも十分にその魅力を堪能している。これに慣れていずれは「ウルトラへ挑戦!」なんてことになるのだろうか?(今の自分では想像を超えている話だ)

動画を撮影した
前からやろうやろうと思っていて動画の撮影が出来なかった。なんで出来なかったかというと
  • カメラをついつい忘れてしまう。
  • 撮影の被写体であるランナーは僕よりも速くゴールしている。
で、マラソンを楽しむ会では事前にichanさんがフルだと聞いていたし、kuriさんやかくてさんもフルだろうと決め込み、今日こそは!の覚悟で準備して行った。(カメラが古いので動画といっても撮影時間に限りがある。)
kuriさんはハーフで、かくてさんは仕事で大会に出場していない。結局はichanさんだけが被写体となった。
2度ほど僕の前を通過するコースレイアウトなので、結果的には、もう少し撮影場所を考えればよかったな。
  • 平地の気持ちよく走っている様子(フォーム)
  • ゴールの様子
の二つが動画で撮れればよかったかもしれない。
静止画ももちろん良いが、動画も良いのではないだろうか?
特に練習会等で撮影して、自分のフォーム点検の材料としてはお手軽だと思う。

2007-05-13

マラソンを楽しむ会-レース回顧-

昨夜はポツポツと雨が降ったが朝方には雨は降っていなかった。さすが ichanさんだな。
今日の天気予報は「曇りのち雨」で、予想最高気温は14℃らしい。

自宅で食事を済ませ、会場に車で行く。車中で、車載の外気温計で確認すると(07:30)7℃だった。時間とともに少し上昇するとは思うが、それほど暖かくはならないだろうなぁ(と予測)。

会場に着き、受付場所に行くとkuri、カッチさん、トモさん、ichanさんが到着しているのでご挨拶。
受付を済ませ配布されたゼッケンを半そでシャツに安全ピンで留め着替えを済ませておく。まだ、ちょっと寒いのでウインドブレーカーを着て「大問題」を早めに解決するのと軽くアップの意味を含めてちょっと遠めのWCに行く。
集合場所に戻ると既に開会式が終わっていて、準備運動の最中だった。先日の4耐前の準備運動といい、体の硬さを思い知らされておく。
準備運動が終わったころ、北の大地さんが登場。町内会の清掃があったのだそうだ。そういえば、僕も来週は町内会の清掃だな(苦笑)

今日の宿題は

  • 「タイム」よりも心拍数「160~165」で(どこまで)頑張れるか。
  • 心拍数「160~165」のLAPはどの程度なのか。
  • RT-823でハーフを走れるか。
の三つだ。
身に付ける計測機器は
  • S610i
  • Fr201
の二つ。本当は前者だけで足りるのだが「コースの距離」に疑問を持っていたので(長いと思っている)、その検証としてFr201を左腕につけた。(バランスを取るようにS610iは右腕に付ける)

ラップ 時間 ラップタイム 心拍数 最大 平均 最小 距離 min/km
1 00:25:15.10 00:25:15.10 171 210 179 69 5000 5:03
2 00:49:50.90 00:24:35.80 162 197 172 158 5000 4:55
3 01:15:41.60 00:25:50.70 154 208 170 153 5000 5:10
4 01:40:46.60 00:25:05.00 155 199 164 149 5000 5:01
5 01:45:58.20 00:05:11.60 162 187 162 153 1098 4:43
上記は S610i で、大会規定の距離によるLAP

左はFr201での1kmごとのLAPタイム。







スタート地点で写真撮影があったりしながら突然スタート。かなりバラバラとスタートしていく。
僕は2列目(実質最前列)に並んでいたので、速いランナーの邪魔にならないように少し速いペースで端を走る。
約1kmくらいのところで一旦心拍計に目をやるが「200」を超えている。乾燥注意報が出ていたし、ドライメッシュのシャツなので静電気の影響かな?と思いながらFr201でペースを確認。4分40~5分を切るペースだった。前の方にはichanさんとkuriさんが走っているのが見える。ichanさんはフルなので、抑えたペースなのだろう。しばらくすると併走状態になる。二人でkuriさんを追いかける感じになる。ちなみにカッチさんはズーッと先に行っている。

時々S610iに目をやるが「180」とか「160」とかバラバラの数字で全然あてにならない。2kmを過ぎてもこの調子が続くので、胸バンドがゆるいのかもしれないなぁ...と思ったが、それを直すのも面倒なので放置することにした。
Fr201もつけているし、ichanさんやkuriさんが時計のようにキッチリと安定したペースで走っているので、自分はそれに付いていけば良い状態。ペースが一定で安定しているのは走りやすいですね。

なんだか、めっぽう速いランナーがいて既に折り返して来た。カッチさんの姿は見えない。ブッチギリだ。ichanさんと「10kmの人でしょうかね?」などと話をしていた。
実際にはハーフの人で1時間19分でゴールしたことを後で知ることになる。
2.5km地点での第一折り返し。Fr201によれば、やはり100mほど長い。長いということが分かれば、特にペース調整をすることもなく、今までと同じペースで行けば良い。

5km(スタート地点に戻る)で給水があるが、白糠用の練習の成果で10kmまでなら無給水で走れるようになったし、今日は寒いくらいなので躊躇無く給水せずにそのまま第二折り返し方面へ行く(予想通りichanさんもkuriさんも無給水)。

第二折り返しコースは「十勝大橋」と「宝来南橋?」の二つの橋を渡るコース。高低差はびっくりするほどのものでもないがこの橋の上り、下りが平坦なコースレイアウトにあって、一つの山場と言える。
第二折り返しの距離は概ね2.5kmで問題ない感じだった。第二折り返しからまたスタート地点に戻る。

僕はためらいなく10kmの給水をいただく。が、ペースメーカーのお二人はどんどん先に行く(これも予想通り)。給水を終えて、追いかけ始めるが100mほど先を走っている。無理に追いつこうとするのではなく、距離を保ちこのままの状態で追走することにした。(この時点になってもS610iの心拍数は「180」だったりするし(笑い))

ペースメーカーから離れたせいかFr201を見る回数が増えた。とにかく5分/kmを切ったペースで走りきりたい。延べ距離が長かろうが、短かろうがどうでも良い。マイFr201基準でそれだけが目標だった。
それでも見えているお二人を追ううちに少しずつ距離が詰まって来たのは分かった。
再び、第一折り返しを折り返してスタート地点までもう少しというところでkuriさんの直後につけることが出来た(ichanさんは行ってしまった:笑)。
後でkuriさんが言うには15kmくらいから足が動かないようになったとのこと。僕が追いついたというよりは、kuriさんが落ちてきたということだったらしい。
15kmの給水で再びkuriさんに置いていかれる(このころから手が冷たくなって気になるようになった)。
十勝大橋の上りでkuriさんのペースが極端に落ちたのをきっかけに先に行かせてもらった。

第二折り返しを折り返し橋の上りに結構いじめられる。一生懸命自分の目標ペースをキープしてきたが、結構辛くなり始めたのもこのころから。
それでも、上下動のない安定したペースで走れて来たので、ガックリとペースが落ちることはなかった。

20kmの給水はパスして、端数処理の折り返しに向かう。あと1km程度。
ペースを上げることは出来なかったけど、落とさずにゴールできたと思う。

目標のペース維持で走れたこと、懸念されたRT-823も問題がないことが確認できたことが最大の収穫だった。
特にRT-823でハーフを普通に走れたのには驚いた。正規(当初)のインソールでは、ちょっとキツイ目でつま先も当たっていたので薄めのインソールに交換していたのだが、昨日、正規(当初)のものに戻し、いちからシューレースを通して今日に備えた。つま先が当たって痛くなるんじゃないかという不安はあったが、全く問題なかった。そればかりか、白糠の時にはゴール前では幅がきつく感じられのだが、今日はそれもない。
多分、今までのシューレースの通し方(締め方)が悪かったのではないかな。
とにかくRT-823を今後もレース用として履き続ける目途が立ってよかった。

S610iの調子が悪かったのでペースと心拍数との相関関係についてのデータが取れなかったのが残念だ。これは練習でデータ集め、来るべく「十勝健康マラソン」の指標を模索しようと思う。

ワンコイン(会費500円)で楽しめる大会を企画・実施されている「帯広ランナーズ」の皆様にはこの場を借りて感謝いたします。来年も是非この大会が盛況に実施されることを祈っております。

ちなみにレース後に焼肉をやりました。
割り勘で一人あたり1,000円。参加料を合わせて一日1,500円。いろいろ楽しむ方法があって有意義な一日となりました。

2007-05-12

今月の目標変更

月初に目標月間走行距離を300kmにしていたが、既に疲労困憊の状態なので250kmに下方修正しておく。

ついでに明日のマラソンを楽しむ会の心拍数目標も今日の練習を踏まえて
165 → 160~165
に若干下方修正しておく。

あれだ。このところダッシュしても最大心拍数が173で、一時期あった178はもちろん、175にもならない。これはどう理解したらいいのだろうか?(苦笑)

2007-05-11

試してみたいこと-マラソンを楽しむ会-

いよいよ今度の日曜日に「マラソンを楽しむ会」だ。
ハーフをどれくらい走れるか楽しみなのだが、先日の2kmダッシュでペースがまったく分からず闇雲に走ってしまい少しガッカリしている。もっとも、ペースを体に覚えさせるような練習はしてなかったからしかたないんだけどね。

で、S610iも帰って来たことだし、今の自分を知るという意味で「スピード」ではなく「心拍数」基準で挑戦してみようと思う。

目標は心拍数165でどのくらい走れるか。

  • 165水準でハーフを頑張れるか?
  • 頑張れたとして、その速度はどの程度のものか?
を中心にして、
  • ハーフのレース用のシューズ(RT-823)のテスト(10kmまでは問題ないが、ハーフではどうか?)
を確認し、本命の「十勝健康マラソン」に向けての反省材料にしようと思う。

2007-05-09

Polar S610i が帰って来た!

電池交換の為、GW前(5/2)にPolarサービスセンターに送ったS610iが本日到着した。
左の「修理票」の通りの作業で2,940円。これを高いと思うか安いと思うかは別にして、トランスミッターの交換も覚悟し、20,000円の当初予算を大幅に下回りうれしい限りである。

(当たらしいシューズが買えるだけの余剰が出来たのは秘密だ。)

2007-05-08

集計結果-マラソン大会に関する意識調査-

「マラソン大会に関する意識調査」のアンケートについては、全国からたくさんのご回答をいただきました。ご協力いただきました皆様に厚くお礼申し上げます。

さて、春先にさりげに締め切らさせていただいた「マラソン大会に関する意識調査」の集計が出来ましたので公開します。

(なお、途中で「問い」の変更をしたので、変更前に回答くださった方の分は、その趣旨を鑑みて「新問い」に反映させました)。
私的総評(個人的な感想)
設問にはなかったが、いわゆるメジャーなビッグイベント的な大会は別格としてとらえ、それとは切り離してローカルな大会に関する回答であったように感じる。

一言でいうなら「周回コースでも良い、手伝いもする。参加賞はなんでも良いから安く走れる大会が欲しい」というのがランナーの本音だろうか。

集計結果「マラソン大会に関する意識調査」
問 1 あなたはランナーですか?
選択肢 回答数 回答比率
はい 21 91.30%
いいえ 2 8.70%
総回答人数23



問 2 あなたはボランティアとして、マラソンの大会運営に参加したことがありますか?
選択肢 回答数 回答比率
はい 2 8.70%
いいえ 21 91.30%
総回答人数23



問 3 あなたは機会があればボランティアとしてマラソンの大会運営に参加しても良いと思いますか?
選択肢 回答数 回答比率
はい 19 82.61%
いいえ 4 17.39%
総回答人数23



問 4 フルマラソン、ハーフマラソンのコースについての質問です。2005ヘルシンキ世界陸上やドーハのアジア大会で採用されたような「周回コース」をあなたが走るとしたらどう思いますか?
選択肢 回答数 回答比率
1周回7km程度なら良い。 4 17.39%
1周回10km程度なら良い 11 47.83%
その他 8 34.78%
総回答人数23



問 5 エイド(給水所)についての質問です。(複数回答可。距離はハーフ超を想定してください)
選択肢 回答数 回答比率
16 69.57%
スポーツドリンク 17 73.91%
冷却用スポンジ 11 47.83%
バナナ 12 52.17%
その他 1 4.35%
総回答人数23



問 6 参加費用についての質問です。
選択肢 回答数 回答比率
2000円程度にして欲しい 3 13.04%
3000円以下にして欲しい 17 73.91%
4000円以下にして欲しい 3 13.04%
5000円以下にして欲しい 0 0.00%
その他 0 0.00%
総回答人数23



問 7 参加賞(参加記念品)についての質問です。
選択肢 回答数 回答比率
参加賞(参加記念品)は絶対必要 2 8.70%
参加賞(参加記念品)はあった方が望ましい 7 30.43%
参加賞(参加記念品)はなくてもかまわない 12 52.17%
その他 2 8.70%
総回答人数23



問 8 大会前日や大会当日のレースに支障のない前や後なら大会運営に参加しても良いと思いますか?
選択肢 回答数 回答比率
はい 18 78.26%
いいえ 4 17.39%
その他 1 4.35%
総回答人数23



問 9 コンパクト(人手やお金)にマラソン大会を実施する上でのご意見、アイディアをお願いいたします。
自由回答形式ですので表示していません。



問 回答者のお住まい(都道府県名)
選択肢 回答数 回答比率
北海道 10 43.48%
青森県 1 4.35%
宮城県 1 4.35%
山形県 2 8.70%
東京都 1 4.35%
埼玉県 1 4.35%
千葉県 2 8.70%
新潟県 1 4.35%
大阪府 1 4.35%
山口県 1 4.35%
徳島県 1 4.35%
宮崎県 1 4.35%
総回答人数 23 23 100%