先の日曜日に北海道マラソンがあった。僕が走ったのは2008年だから、あれから丸三年経っている。
デジタルガメラさんからコメントをいただいたが、コメント欄にお返事をしても良かったのだが、せっかくなので本文?の方でお返事をかねてちょっと書いてみようかと思う。
北海道マラソンは気温の高い時期に行われる大会で、その気温的条件は大げさに言えば「世界水準」の大会だ。
2008年以降、毎年のことなのだが4月から7月、そしてなぜか9月に「北海道マラソン 攻略法」というキーワードでこのブログを訪問される方が多いです。ちょっと調べてみたら8/23はいつもの50%増の訪問者の方がいらっしゃいました。いくらなんでも、その時期に見ていただいても「お役に立てることはなかった」のではと心配しております。
しかし、時期はどうであれ北海道マラソンを完走したいという強い思いが「なにがしかのヒント」を求めてこのブログに行き着いてしまうのだろうと思い、名も知らぬランナーを応援しております。
ブログに長々と書いた攻略法は、現在のコースと違います。なのでコース攻略となるとなんの役にも立ちません。ここに書いたことは自分の経験とランナー仲間から見聞きした事実を踏まえた反省と対策を北海道マラソンに限らず思いつく限りメモしたものです。今、冷静に振り返れば「安全に完走する」心得のようにも思えます。
僕のメモがなにがしかのお役に立てればとてもうれしいです。
5 コメント:
20110828 第25回北海道マラソン参加
たしろさん、本文記載に感謝します。
デジタルガメラです。
北海道マラソンは、2年ぐらい前から走ってみたいレースでした。
今回25回記念のため、記念メダル欲しさについに参加にしました。
結果、タイムは惨敗でしたが夏マラソンでの走り方のアイデアをいただき来年の目標ができました。
(たしろさんの「安全に完走する」・・そう思います。)
参加に躊躇していたのは、やはり30度を超える真夏のフルマラソンということです。
道マラが気になってたころからたしろさんの記事を読んでおりましたのと、8月開催は過酷、自分も9月に毎度参加しているナゴヤドーム周回21周42kは、いつも良い結果は残せていません。暑いこととクローズドの周回レースでメンタル面も負けやすいことで厳しい、だからできない、で諦めていました。
この後の文章、多いのですが、連投よろしいでしょうか?
To:デジタルガメラさん
おはようございます。
連投OKですよ!!
真夏、タイム惨敗ならばメンタルで練習した経験値を一瞬にして無にする危険性、モチベーションが下がりあとを引く大会かも知れない、の思いから避けてきました。でも25回記念メダルは、たぶん次は30回まで記念にならないともらえない思い参戦と思った次第です。
当日の食事は脂関係は避けてご飯、味噌汁、40分前におにぎり、パン、服装は安直にいつものTシャツ、タイツで速度を落せば何とかなるなど甘さ残すも、いまさら不安に思っていてもしょうがない「自分を信じよう」でいきました。
トラックに手荷物を預ける前に不運です。タイツを引っ掛けて破り急遽ホテルからはいていたジャージのハーフパンツで参加になってしまいました。これも後で気付きますが、不利でした。
整列しスタートを待ちます。スタート前に「ただ今の気温29度」を伝えられ暑くなるのがわかるつかのま、中島公園スタート。
0-10kmの上りについては問題ないのですが5km位からの下りが勾配がゆるいため気付かず早くなります。そして7-8km付近で平均心拍数171と非常に高いのに気付きましたが、もうバテ気味。遅くしてもなぜか心拍数が下がらず、このままの速度で行ってみる。これで21kmからの困難は見えていました。
21km付近、問題がこのあたりから来ます。一度飲んだ水はもう欲求に耐えられず水がおいしく感じられどんどん飲みます。カップはいくらでもあるため水を際限なくかぶりました。水浴び状態。21-30km間は、ついに水の飲みすぎで腹痛、何度もトイレに直行。
こんな状態で、「いけるのか?しおどきだ、やめよう。」
28kmあたりまでは、ゴール計算をするより止め時はいつに?ばかり考えていました。
28kmあたりで、横断幕があり【折れない心】と書いてありました。
たしろさんの記事にあった「諦めなくてよかった。心が折れることなく頑張れた。レースを振り返ってそう言ってみたい。せめてゴールした、とも言いたい。」
「もうタイム無視。かっこ悪い、でいい。絶対ゴールする。そしたら自分を褒める。レースの時間より何倍も何十倍も長い時間練習しているのに誰にも褒められなければ、そりゃ腐る。可能性を見つけて解決しよう」
諦めないこと心が折れないことに切り替わった瞬間です。
今になって気付きましたが、トイレばかり行っていたので、しっかり走っていないため疲れは、さほどなかったと思います。ただ、走る気力がゴールに向いていなかっただけです。
やっと正気になって考え直し。制限時間は5時間。残時間計算し、「あと14km、2時間あれば余裕だし歩いたっていい。おなかが痛くともさいわいトイレはいくらでもある。下痢していたって何度でもトイレに行けばいいじゃないか。」
30-40kmは、水をかぶることで体から伝わっていった水が、ついに全身に渡りずぶ濡れ。体のあちこちに水がとどまります。
特に不利と感じたのは、首から背中に水を大量に入れると一気に足まで水が来ます。一番効率よく水が体を駆け巡るのですが、水は靴まで到達してしまいます。濡れた足がふやけ、ふやけて伸びた小指の皮を走るたびに踏みつけて痛い始末。
そういえば周りみんなは、ノースリーブ、ランパンが多く、2.5kmごとに水をかぶることができるため実は冷却は何とかなる。気兼ねなく水をかぶるならば、ランパン、ランパンは有利。タイツの方も少ないし。ランパン+テーピングの方は、多いわけではないが普段より目に付きます。そういうことか。
ひざが弱いのでテーピングで固定、最低限薄いハーフタイツが自分に合っていそうです。みなさん良く考えていらっしゃる。自分には、他人のアドバイスや他の情報というよりも経験からくるセオリーなのかと思いました。理にかなうことだと思います
40kmあたり北海道大学構内に入って応援の大勢の人でいっぱいになりました。
「騒がしいっていいなぁ。意識の方向がずれるし違うことを考えられるや」
あと1km、ラストスパートしても微々たもので遅い走り、4時間29分06秒でゴール。
今回は、何度もやめようとしていた自分、途中から考え代えて完走することができました。
ゴールすると、完走メダルもらいました。
札幌駅前にあるオブジェ「妙夢」のミニュチュア。
これ、旅費もさることながら気苦労かけた高い買い物でした。
「お腹悪くしてさー、もらしてもいいと思ったし」やっと笑い話にできました。
こんなに、自分にたくさん文字を書かせる真夏のマラソンスタッフに感謝です。
タイム的には、惨敗ながら、得たものは考慮する。
概ねたしろさんの言っていることばかりですね。安全に走ることができなければ、早く走れない。
1.機械は正しい。心拍計を信じろ。自分のできそう?な感覚は危ない。
2.自分において夏と冬ではフルは別物。ならば目標を夏タイム、冬タイムと分ける。
--夏は4時間切り、冬は3時間40分切りに設定
3.夏レースの服の考え方、水場が多くかぶりたいなら薄い生地で水をためるな。
--タイツは良く考えろ。膝が怖けりゃテープで何とかしろ。
4.水浴びするならば全身びしょ濡れにしない、そこまでかけない。
--首から背中に水を大量に入れると一気に足まで水が来る。靴をぬらすな。
5.水をやたらに飲まない。水はすぐには吸収しない。大量飲めば22kmで腹痛い。
来年の道マラ4時間切の目標にします。
ここのサブ4は、サブ3:40に匹敵を実証します。
0-H=1:58:11
H-F=2:30:57
距離 心拍数 時間 スプリット
0 83 0:00:35 ロス
5 168 0:27:48 0:27:13
10 175 0:54:11 0:26:23
15 174 1:21:41 0:27:30
20 157 1:51:10 0:29:29
25 166 2:25:53 0:34:43
30 148 3:04:56 0:39:03
35 161 3:39:09 0:34:13
40 156 4:14:32 0:35:23
42.195 167 4:29:06
To:デジタルガメラさん
連投にこのブログのシステムが対応していなかったようで、ほぼ全件スパム(迷惑コメント)となっていました。私なりに全文を拝見し、重複コメントを削除させていただきました。
現在、公開されているコメントでデジタルガメラさんの書きたかったことがすべて反映されていると思いますので、ご確認ください。もし、追加のコメントがありましたら遠慮なくコメントをつけてください。翌日には必ず公開されるように整理します(笑)。
なんというか、まさに折れない心で投稿いただきデジタルガメラさんが今回経験されたことの熱い思いを感じます。
すっかりデジタルガメラさんの情熱に煽られてしまいました。
ちょっと考えたことを本文に書きますね。
デジタルガメラさんの仰る通り、ウエア、シューズ、ソックス、キャップなどなど短い距離ではどれでも同じかなと感じられるものもフルマラソンでは吟味が必要です。
コメントを拝見しますと、今回の道マラではあらゆるトラブルに遭遇した感がありますね。
それらに耐えて完走されたわけですから、どうかご自分を褒めてあげてください。
今回どのようなレースプランで臨まれたのかは分かりませんが、5km以降の下りのペース(心拍数)が速かったとのコメントがあります。ペース管理については人それぞれ考え方がありますが、序盤のペース管理は正に「折れない心」で誘惑に負けてはいけません(笑)。経験的に一旦上がってしまったペースを落とすのは簡単ではない思います。日頃の練習でペースダウンの練習も必要ですし、どうしても落とせない時は立ち止まって速く
たしろさん
デジタルガメラです。
ごめんなさい、コメント3が反映されないと思い、文字数を減らして連投してしまいました。その後、しばらくしてコメント3が反映されました。
申し訳ございません、コメント4以降は、削除御願い致します。
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