-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2009-05-07

63cc

膝周りの張りと痛み、右くるぶしの痛みについて、今朝意を決して病院に行って来た。
意を決してといういのは大袈裟かもしれないが、幼少のころより病院は「怖いところ、痛いところ」とすり込まれている。思い起こせば病院に行ってギャンギャン泣くほど「痛くされたり、怖かったり」した事はないのだけれど、なぜかそうすり込まれている。
また、大人になればなったで軽いつもりで病院に行って「○○の疑いがあります。検査を...」なんて言われるのではないのかと思っている。なんで、そう思うのかしら?

それはともかく、とにかく病院に行って来た。
病院に迷惑をかけるとイヤなので病院名はあかさない。
連休明けで混んでいるだろうと予想はしていたが09:15着、診察してもらったのは11:30。長時間待合室の椅子に不動で腰掛けていたので、雑誌を取るために立ち上がろうとすると膝に「グワッ」と痛みが...
病院に来て症状が悪化したのだろうか?と微妙な汗をかく。
少し歩いたりして動かしてみると痛みが納まった。

僕より先に来ていた人(全然知らない人だし、話もしなかったが)が診察室から松葉杖をついて出てくる。
え?足は少し引きずっていたけど、普通に歩けていたのに!
一瞬、自分も松葉杖付で診察室を出るハメになるのだろうか?と不安が...

レントゲン室に呼ばれ、足首(2方向)と膝周り(3方向)の写真を撮られ、しばらくすると診察室から呼び出しが...
2月までは月間200~300km/月を走るランニング愛好者である。2/末ころには違和感があり、ランニングを休止、様子を見ていた。3/中旬に上京し、観光を楽しんで来たが「歩く」「立つ」の連続で右膝裏に相当の張りがあった。その後もほぼランニングを中止し、様子を見ていたが1ヶ月半を経過しても改善される状況が認められないので病院に来た旨を説明する。

膝裏の張りについて
骨には異常が認められず、右膝裏の張りは膝に水が溜まっているのが原因。水が溜まった原因は分からないが僕の状況説明からいわゆる「オーバーユース」が原因だろう。とのこと。

やはり「水が溜まった」のが原因か、抜かれるなぁと思っていたら。
「水を抜かさせて下さい」と言われる。
わざわざ了解を取られるのは他に選択肢があるのだろうか?と一瞬お尋ねモードに入ったが、昨日から覚悟は決めてきているので「是非、お願いします」とお願いする。

「では、まず消毒します」と針を刺す辺りがスースーしてくる。「いよいよ来るな」とこちらも身構える。しかし、ドクターは「そうですか、月間200kmも走るのですか...」と世間話に突入、こちらの緊張を解き油断した隙にブスリと来るのだろうか?と性が天の邪鬼なので一層警戒する(笑)。

一説による膝の水を抜く注射は「痛い」と訊いていたがそんなことはなく、特にどうってことがないことを体感すると緊張が解けたのかあやうく「ちびりそう」になる(笑)。
何度も針を残したまま注射器交換している様子が分かったが、結果的に63ccの水を抜かれる。

たしろさんにやって欲しいことがあります。とドクターに神妙な顔をされたので、まさか松葉杖?と「ドキっ」としたが
「しばらくは、可能な限りアイシングをしてください。」
「それと...」(それと...と休符を長くしないで!)
「練習はしばらく休んでください。」と言われた。一応、目安は2週間でしょうか?とお尋ねすると「まだ溜まる可能性があります。水が溜まらないようになったらですね。まぁ、経過によりますが2週間は目安としては良いかもしれませんね。」と言われる。
そういったことで、「週末、週明けになってまた張りが感じられるようならまた来て下さい。」といわれておく。張りがなければ来なくても良いとのこと。

5日分のお薬の処方箋をもらう。

右くるぶし痛について

こちらも骨には異常はありません。
蹴り出す運動をする筋肉(説明はあったが名称を忘れる)の接合部分が炎症をしている。ランニング障害の一つですね。と言われる。

ま、一応シップを出して置きましょうと処方箋に加えられておく。



膝の水63ccについては多いのか少ないのか分からないけど、水を抜かれてたあと診察台から降りる時から既に膝裏の張りが軽減されているのにはビックリした。

3月に上京し、十勝に戻ってきてから膝裏の異常はあちこちに書いた。
診断、治療後の今になって思うことは「なぜ3/中旬に病院に行かなかったのか...」と悔やまれる。
レバタラ(レバニラではない。)になるが、

もし、3月中に病院に来て、水を抜き、2週間程度の経過観察を経ていたら、いまごろ僕はブンブン走っているに違いない。
この2ヶ月、僕は無為に過ごした結果になる。
教訓:病院を恐れるな!

いずれにせよ、ここ2週間はドクターの言うことを守り、アイシングと向こう2週間のランオフを行い状態を確かめた上で月中にはJogからスタートしたい。
そうそう、2週間を無為に過ごすのではなく、ビールも止めて(退屈だったので呑んでいる:苦笑)苦行トレ(脚周りを除く)をしっかりやることにしよう。


謝辞
僕の膝裏の件につきご心配おかけしました。また、ご助言、激励等いただきました皆様には、上記の通り顛末のご報告をもってお詫びとお礼とさせていただきます。

今の僕は、なんとなく目の前が明るくなった十勝晴れの気分です。
ということで、今後の練習計画を妄想しなくちゃ!
まずは6/14の「マラソンを楽しむ会」だな。これは無理できない時期だな...(ま、ゆっくり考えよう)

--追伸
くしろのよういち君へ
よういち君の応援のおかげで、僕泣かなかったよ。それとちびらなかったよ。
よういち君も早く治って、また一緒にかけっこできるようになると良いね。

10 コメント:

匿名 さんのコメント...

スコップです。

釧路湿原マラソンに間に合いますね。
よかったよかった。

saka さんのコメント...

オーバーユースって事なら、先ずは一安心ですね~ よかったよかった。

だって63CCと言えば、ヤクルト1本分くらいありますもんね。そりゃ違和感も取れませんわ。

アイシングがっちりやって下さい。

吉田 さんのコメント...

おはようございます

積年の疲労、これはランニングの神様が少しお休みをしろと言っているのでしょう。とにかく骨に異常がなく良かったですね。私もシンスプリントだの股関節の亜脱臼だのやりましたが、故障をして勉強になったことがたくさんありました。自分のブログに書いた話ですが、有森裕子さんが「故障した選手は強くなるんです。故障した人でないとできない経験をしているのですから」と言ってました。まさにこのことを言っているのではないかと思いました。これからは「ケアオタク」になるべく頑張って下さいw。

しゃむた さんのコメント...

病院恐怖症も同時に克服されたのですね。

読ませていただいて、初期対応の大事さを痛感いたしました。たしろさんの的確な症状自己申告、医者も対応しやすかったと推量いたします。

たしろさん、今度はアイシングのマニアになられそう(笑)どうぞ引き続きお大事にしてくださいね。

よういち さんのコメント...

泣かなくてえらかったね。

これからもお医者さんの言うことを聞いて、足を冷やしてじっとしていましょうね。

釧路の大会でがんばれるのを楽しみにしていますね。

よかったね!!

たしろ さんのコメント...

To:スコップさん
おかげさまで、出走回避だけは免れたようです。
水を抜いてかなり楽になりましたが、膝の周りのモヤモヤに隠れて自覚できなかった各所に影響が出ているようで「あれ?」という些細な違和感がなくもないです。
なにはともあれ、ここ2週間は辛抱して、別海目指してゆっくり取りかかります。

たしろ さんのコメント...

To:sakaさん
おかげさまで今のところスッキリしています。
そうか、63ccってヤクルト1本分くらいあるんですか。そういえば、抜いた水の色は「オロナミンC」のちょっと薄めっぽい色をしていました。

現在、ペットボトルに水を入れて凍らせたもので膝を左右から挟むようにしてアイシング中です。

また、カサスの坂を走れるようにじっくりと足を作っていきたいです。

たしろ さんのコメント...

To:吉田さん
ご心配いただいた「骨」には異常がないようで僕もほっとしています。
正直、膝に水が溜まっているとは想像していませんでした。

膝に水が溜まると膝の裏が張った感がするということを知っていたら早めに病院に行ったと思います。たまたま先日グーグルで検索して知ったのですが「水が溜まっているなら抜かないとどうにもならん」と決心できた次第です。

積年の疲労が原因なんでしょうが、6年?も走ってきているのに自重を支える膝周りの筋肉が「走るだけではつかない」という格好の証明になったと自戒しています。
吉田さんのマネをして、苦行トレに取り組んだワケですが、膝の状態を観察しつつ「スクワット」も行って補強していかないとダメですね。

たしろ さんのコメント...

To:しゃむたさん
一説によると水抜きの注射は相当痛いものらしいのですが、別にどうってことはありませんでした。M度の証明というのはマゾ度というより「麻痺度」ではないかと疑い始めています(大笑)。

仰る通り、TPOに合わせたアイシングの方法について色々と試行中です(笑)。

たしろ さんのコメント...

To:よういち君へ
よういち君、僕も頑張ったよ。
2週間は走っちゃダメだってびょういんの先生に言われたので我慢するね。

よういち君はくしろの大会では走れないの?走れると良いのにね。
でも、また痛くなったら困るから無理しないでね。