-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-01-10

除雪作業をトレーニングと思えば...

1月6日から1月9日まで東日本、北日本を襲った爆弾低気圧の影響で当地でも雪、雨、風が凄かった。
私は6日から札幌へ出かけて札内を留守にしており8日に帰宅、除雪作業を行った。

積雪は30cm程度だったが、みぞれと雨の影響で積もった雪が氷塊と化しており、排雪作業は延べ2時間半に渡った。


今まで除雪作業へのモチベーションを高めるべく、除雪作業をトレーニングの一環と位置づけて来たが、本当にトレーニング効果があるのか?は疑問だった。ということで、この日の除雪作業はPolar S610i(心拍計)を装着して作業してみた。

除雪の範囲は約50㎡、積雪量約30cm(15㎥)。作業内容としては
・氷塊化した雪をスコップを使いアスファルト舗装から剥がすようにしながら砕く。
・砕いた雪の塊をママさんダンプで排雪場に運び出す。
の繰り返しとなる。

心拍数の推移は左グラフの通り。(概ね30分に一度休んでいるのがばれるな)
全体的な心拍数の推移としては、休憩が近づくほど心拍数は低下し、休憩後には心拍数は逓増する傾向が窺える。終わり近くになると「あと少し」の意識が働き頑張るせいか、心拍数は逓増し続けた。

最大心拍数 138
平均心拍数 116


一方、こちらは12/3に行ったLSDの心拍数グラフである。
全体的な心拍数の推移としては、比較的安定的に心拍数が逓増しているのが分かる。
終盤は気持ちが急くせいか心拍数が上がっている。
最大心拍数 146
平均心拍数 128




当初、除雪作業が
  • 低レベルな負荷
  • 長時間にわたる運動
であることからLSD的なトレーニングに代替できるのではないかと考えたが、上記の二つの心拍数のグラフから察するに除雪作業に於ける心拍数推移は比較的短時間に運動の質が変化するという運動の性質を反映した上下変動があり、安定的に心拍数を保つLSDの心拍数推移と異なっていることが分かった。

確かに除雪作業は低レベルな心拍数を保つといえるので「心肺機能の強化」の為のトレーニングと言えるだろ。そして、排雪の際には「歩く」運動が伴うのでランニング向けのトレーニングと言えなくもない。
また、雪を割る作業や雪をママさんダンプに積載する作業は上半身を鍛える筋トレと言えなくもないと思う。

したがって、除雪作業は「低レベルなサーキットトレーニング」と言え、その効果は
  • 心肺機能の強化
  • 上半身の筋トレ効果
があると思われ、さらに排雪時の歩行において体重移動に留意すれば立派なランナーのトレーニングになるものと思われる。
と、除雪が楽しくなるように結論付けておく。
まぁ、実際の話、そんなことにはかまっていられないんだよな(除雪なんて速攻終わらせたいものね)。

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