-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-01-30

お知恵拝借

「人手」「お金」をコンパクトにしたマラソン大会の実施の為にランナーになにができるか(ランナーに協力をお願いすること、ランナーに我慢していただくこと等)を調査するアンケートサイトを作りたいと考えています。
私がこうしたアンケートを実施したいと考えるに至った経緯、趣旨は後段で説明いたしますが、
下記リンク先にて「アンケート内容(案)」をご覧いただき、質問の内容(タイトル、記述の仕方も含めて)が適当であるか、適当でなければ修正案について、このブログの読者の方のお知恵を拝借したくお願いとなります。
忌憚のないコメント付していただければ幸いです。

ここが アンケートの内容のサイトです。

--ここから後段(頭の中にどうしても「とよころ」のことがあるもので、豊頃固有の問題が全体の問題かのような記述は排除したつもりです。もし、そのように理解される場所がございましたらご容赦願います。)

マラソンの自主開催ってどうやる?で妄想中ですが、妄想が進んでいくうちに「とよころサーモンマラソンの復活」についてという当初の目的が少々井の中の蛙チックではないか?ということに思い当たりました。

というのは、とよころや夕張に限らず地方のマラソン大会が中止となるのは究極的には「人手不足」と「支援(お金)の限界」が原因なのではないかという結論に至ったからです(当然の帰結とも言えますが)。
しかし、これは例示した「まち」の固有の問題ではなく、財政逼迫や人口減少を抱えるすべての市町村が抱える問題であり、今は中止を表明していなくても「人手不足とお金について支援の限界」(に近づいている)という事情は地方でマラソン大会を実施している自治体に共通する問題ではないかと思うのです。
特に中止原因のうち「人手」の問題については、少子化の影響と年々確実に押し寄せる高齢化の波から逃れることはできないでしょう。

こうした地方でのマラソン大会の存続の為、人手のことを考えますとランナー自身が「帰りにゴミを持ち帰る」というのは常識レベルで、少子化・高齢化社会は大会撤収作業を手伝うというレベルからもう一歩も二歩も踏み出した「人手」レベルの協力が求めてられているのではないかと思うのです。
大げさな言い方をすれば、これ等の「まち」のマラソン大会が無くなるということは、特に地方に在住のランナーにとっては「死活問題」ともいえるのではないかと思うに至りました。

羽幌のオロロントライアスロン、豊頃のとよころサーモンマラソンの中止の報道に接して、5回レースで走るうち1回くらいは機会があれば大会運営のボランティアに参加しても良いなというランナーのブログでの記事も拝見しておりますし、私のそういうランナーのひとりだと思っています。

こうしたランナー達を申し込み時点で大会運営サイドの人手として登録できる仕組みが必要(ランナーの協力)なのですが、参加ランナーだって無尽蔵にいるわけではないですから、大会そのものをコンパクトに人手のかからない大会にする必要も生じるでしょう。
これは、大会種目の整理統合やコースの変更が伴うものになるでしょうし、収支のバランス面では参加費用の値上げ、参加賞(参加記念品)のレベルダウンや廃止も必要(ランナーに要求される我慢)な話なのかなと私が個人的には思うわけです。

こうした協力や我慢は一般的なランナーにとって受忍できるものなのか?そこが知りたいというのがアンケート実施の理由です。

当然、ランナーの意識は十人十色なわけで「走るために日々時間をやりくりしているのだから、大会運営サイドに回る余力なんてない」とか「参加費を払ってい るのだから、参加した証が欲しい」や「管内唯一のフルマラソン大会なのに小さな周回コースでは雰囲気出ないぞ!」とか色々あるでしょう。そして、それはラ ンナーの端くれとして十分に理解できる抗弁だとも思います。

しかし、中止を表明したマラソン大会はどれも20回(20年)以上継続していた大会です。マラソン大会を実施して人を集めてみるのが当時の流行だったのかもしれませんが、20年の歴史はそう軽い歴史だとは思えません。
ランナー自身が協力や我慢できることを大会主催者側に分かってもらうことは、特に存続の危機に面した地方のマラソン大会主催者側やランナー自身にも有用な情報ではないか。その結果、マラソン大会の歴史が継続できるのならば、ランナー自身にも完走することとは違った達成感があるのではないかと考える次第です。
地方だと、新しい大会が創設される可能性は大きいとも思えないし、今ある大会が存続できるようにランナー自身がなにかしないとならないんだろうなぁ...

当然ながらランナーの協力を仰いで得たデータはマラソンを愛する個人・団体の共有の財産であり、上記の趣旨に鑑みて、然るべくご提供させていただくものとしたいと考えてます。

6 コメント:

匿名 さんのコメント...

まず、アンケート内容以外で気になった点
>ランナー達を申し込み時点で大会運営サイドの人手として登録できる仕組み

これって危険ではないでしょうか?
ランナーの申し込みを受け付ける時点では運営側の人員は確保できる目処が立っていないと、直前になって人が不足する事態にもなりかねないのでは?
また、与える役割にもよりますが、事前に打ち合わせが必要になるような役割の場合には、さらに頼める人数が限定されてしまうと思います。
以前ランナーズにも載っていましたが、「鶴沼ウルトラマラソン大会」(http://members.jcom.home.ne.jp/tsurunuma/index.htm)がまさに高田龍二さんという方が個人で自主開催されているマラソン大会です。
一度ご相談してみると、色々ご苦労やノウハウを教えていただけるのではないでしょうか?

アンケート内容については、以下の項目もあった方が良いのではないかと思います。
・エイドはドリンク(場合によっては水だけ)で良いか、食べ物の用意も必要か?
・開始時間は何時頃が良いか? : それによってはスタッフは前日からの会場入りする必要があるのでは?
・距離: フルマラソン以外は考えないのであれば必要ありませんが、距離によっても参加希望者の数が違ってくると思われます。
・開催場所は 南北どの辺りまでなら参加する意思があるか?

以上

たしろ さんのコメント...

To:ムギプーさん
非常に危険な部分に鋭い反応いただきました。おっしゃる通り、読めない人員をあてにすることになります。
また、役割分担の件も当日にひょいと来られても「できること」と「できないこと」があるのもご指摘の通りです。
こうしたリスクを軽減(リスクゼロとはならないでしょう)できるような事前登録の仕組みが必要だろうと考えています。(これは相当難しいです)

アンケートの項目に対するご意見、参考にさせていただきます。

たしろ さんのコメント...

To:ムギプーさん
鶴沼ウルトラマラソンのページをご紹介いただきありがとうございます。まず、ご紹介いただいたページをよく読んで、高田さんにお話を聞いてみたいと思います。

匿名 さんのコメント...

 なんとか反応したいのだけど、どこから反応して良いのか皆目見当がつかず途方にくれています。たしろさんがどのような規模のものを考えているのか…。
 ふだんの仲良しメンバー間での大会ではないと思うし…、同一地域の互助会的な大会だとすると帯広ランナーズの大会がGWにあるから参考になると思うのだけど…。規模が大きくなると北海道マラソンクラブが主催する北海道ロードレースというのもあります…。
 あくまでも個人主催の互助会的なこじまんりとしたものを念頭にしているのか…、それとも地域興しを視野に入れての発展的なものを想定しているのか…。
 私は個人的には、その地域のランナーたちがホストとして大会を主催し、ランナーたちはそれぞれ相手の地域に出向いて大会に参加する、相互扶助的な交流大会というのもあって良いのかと思っています。

たしろ さんのコメント...

To:北の大地さん
申し訳ありません。当初、自主開催、自主開催と騒いでいたのでランナーによる「自主開催」が一人歩きしてしまった感じです。私の説明不足が原因です。本当に申し訳ありません。

今回の投稿の趣旨は
・存続の危機に面している各地のマラソン大会というのが現実にあって
・その原因は主催者側(特に地方の行政)の「人手」と「お金」への支援が限界点に達していること。
・特に人手の問題は少子化と高齢化により避けては通れないこと。
だとした場合
・ランナー自身が「人手」と「お金」の工面に一助となれば
・延命可能な大会もあるのではないか
・ランナー自身が大会歴史の継続の一助になるなら、それは立派な社会貢献になる
と思いました。

したがって、新しく「大会を開催するにはどうするか?」ということではなく、主たる趣旨は「今あるものを存続させるためにランナーは何ができるんだろうか?」というお知恵拝借です。

勝手な想像ですが、大会主催者はいたずらに身の丈に合わない大会でも開催することが「ランナー」を呼び、なにがしかの経済効果があって、それは地域振興につながると思っているところがあるんじゃないか?と思いました。

ランナーにとっては景品どっさりのバブリーな大会も魅力的で、大会選好の重要な要素ではあるけれど、ランナー自身が競技役員をやるようなこじんまりした大会でも「ある条件が満たされれば」参加するんじゃないのかな?と、そうだとするとランナーが参加大会を選考する「ある条件」を主催者側が知れば、ダウンサイジングして身の丈にあわせた大会が可能となり、廃止される大会が減れば、ランナーにとっても主催者にとっても悪い話じゃないと思ったわけです。
社会貢献という言葉を使いましたが、無理してやるのではなく、ランナーのできること(協力や我慢)を相手に知らせることが、相手のお役に立てるのではないかと思うのです。

ムギプーさんや北の大地さんが例示されている自主開催の大会がランナーに支えられ、長い歴史を築いています。こうした自主開催の大会のノウハウが参考になるかと思い「自主開催」を声高に謳ってしまったため、誤解を招く結果になったと反省しています。

匿名 さんのコメント...

 意図がよく分かりました。