-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-11-29

国民栄誉賞に思う

現役引退後にTV出演が増えている高橋尚子。

もし、独立しなければ今でも国内最強の女性マラソンランナーだろうと信じて疑っていない。そういう信者の僕ではあるが彼女の現役引退には少々ガッカリしている。

「あきらめなければ夢は叶う」という心情は、誰もがなかなかそうはならない現実との狭間で持ち続けたいと願っている。
そう言い続けてきた彼女が先にあきらめてしまった印象を拭えないからだ。

確かにシドニーの金メダルには国民は熱狂した。金メダルは日本陸上界の悲願であったろうし、国民の期待でもあったろう。
彼女は国民栄誉賞を受賞することになるのだが、僕は「それはちょっと違うんじゃないのかな」と思っていた。

アスリートとしての彼女の実績は立派だ。超一流だ。

国民栄誉賞は

「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対して、その栄誉を讃えることを目的とする」
だそうだ。

比較してはいけないのだろうが、女性アスリートとしては「谷亮子」(旧姓田村)の方が遙かに尊敬にあたいすると思っている。
独身時代、結婚後、出産後にいずれも世界の超一流アスリートとして活躍、実績を残しているからだ。
特に女性にしかできない出産を経てからも世界の頂点にあって、その実績が出産以前と変わりないというは驚嘆するしかない。
オリンピックで金2、銀2、銅1の彼女であるが、国民栄誉賞は受賞していない。国民栄誉賞の目的に照らしなんの不足があるというのだろうか。そういう女性の姿は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える」に該当しないとでも言うのだろうか。


僕は高橋尚子にも頑張って欲しいと思う。
綺麗に着飾ってTVに出ても良い。おいしいものをたくさん食べてデブになっても良い。

でも、できる事なら早いところ結婚して、子供を産み、東京マラソンで2時間半くらいでサラリと走ってもらいたい。

彼女がマラソンを走り続けることは「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える」ことに繋がっていると思うからだ。

2008-11-22

荒川断念

来春の上京のついでに荒川に出走を目論んでいたが、スケジュール調整が付かず出走を断念します。

非常に残念です。悔しいです。情けないです。

家族と都内観光を楽しむことにしました。
火曜日は単独行動となるので、皇居ランをしてから羽田に向かおうと思います。

2008-11-20

いよいよ厚内LSDだな

今日カナダさんのブログ「サロマ・アゲイン」を見てみたら「釧勝合同・浦幌ラン」の案内を発見した。
もちろん僕は参加を表明した。

詳細は上記のリンク先を確認してもらいたいが、企画の概要は下記の通り

1 集合時間:平成20年11月30日(日)午前9時スタートになるので、それまでに集合!!
2 集合場所:浦幌町営浴場(正式名はこれでいいか不明)
3 コース:浦幌市街の町営浴場スタート・ゴールの周回コース http://tinyurl.com/6nhge7
4 装備:32キロを走破するための水分と食べ物とそれを入れる入れ物、当日の気温を想定した被服を持参
ザックリと4時間程度をかけて回ってくる感じだろうと思われる。
13:00の帰着の見込み、銭湯は14:00からなので先に昼食をどこかでとることになるだろう。

昨年はおおむね10kmごとに給水、給食などを取りながら走った。30km過ぎに痙攣の予兆がありゴール地点まで皆を歩かせることになった。

去年の様子は「厚内LSD(もしくはマラニック?)-コースの概要-」に書いてあるが吉野の畑の中に丹頂鶴を発見したのには軽い衝撃を受けた。

読者の中に参加を希望するランナーがいたら上記のカナダさんのブログの記事に参加のコメントを!

2008-11-17

空腹感

おかしい。
なぜこれほどまでに空腹感を感じるようになったのだろうか?

土曜日は午後2時くらいからビールを飲み始めた。夕食はごく普通に焼き魚をメインに肉じゃが、和え物で普段と変わらぬ量のご飯をいただいた(茶碗八分目)。
その後もだらだらとビールを飲んだ。計350ml缶を8本ほど消化。

翌朝、これも普段の量(茶碗八分目)のご飯の上にベーコンエッグをのせ、醤油をひとまきする「ベーコンエッグ丼」を喰いLSDに出かけた。

15km間近という地点から猛烈な空腹感に襲われたので、やむなくLSDを終了させ帰宅。
シャワーを浴びつつビールを飲み、昼食はラーメン、餃子、ライスと少々食い過ぎた感がなくもないが「この程度は...」と思う。

昨夜の夕食はとんかつ。さすがにビールは我慢しておく。が、しかし、20時過ぎから空腹感に襲われる。
やむなく、ビールのつまみとして備蓄しておいた「ほたて入りかまぼこ」を一個喰って就寝する。

今朝はいつもの朝食(納豆 > とろろ)を普通に喰って出社。11時前に空腹感に襲われる。が、仕事が立て込んでいて空腹感を一時的に忘れる。

昼食は「とんかつ弁当」であったが、空腹感からやや量的に不足を感じたため残業用備蓄食糧であるカップ麺も喰う。

16:00以降、またも空腹感に襲われる。

なぜ、これほどまでに腹が減るんだろう。

両腕にランニングウォッチ

過去に何度も書いているが話の取りかかり上、僕の場合トレーニング強度の管理は「心拍数」信者である。そして、管理のツールはPPPSWが最良であるとも思っているということを書いておく。

とあるランナーの厚意により非常に安価にFr305を入手、手数がかかり面倒ではあるがまがりなりにもFr305で収集したデータをPPPSWに取り込むことができることは「SportTracks2のデータをPolarPrecisionPerformanceSWに取り込む方法」に書いた通りだ。
そんないきさつもあって、屋外の練習にあってはFr305を愛用して来た。

データの管理はいつでもできるとたかをくくってサボっていたのだが、溜まったFr305のデータをPPPSWに取り込むことにした。
データは昨日のLSDのデータ2時間18分分と更に一週前のLSDのデータ2時間分である。

Polarのデータは5秒ごとに記録されているので、Fr305のデータも概ね5秒ごとの心拍数データを拾い出し、あるいは補完しなければならないことは先のリンク記事にも書いたと思う。
Fr305のデータの記録方法(記録間隔)は「毎秒」とFr305まかせの「スマートレコード」の二通りでそのどちらかを「設定」であらかじめセッティングしておく必要がある。

スマートレコードのデータをつらつらみると概ね3秒毎に記録されている風であるが、必ずしも3秒ごとということでもない。
Fr305のデータ記録領域の関係で「毎秒」の場合は3時間半程度の記録しか取れない。まことに残念ながら僕の走力ではフルマラソンを「毎秒」で記録することができない。当然、約4時間程度走ろうかというLSDに於いても毎秒は無理な相談だ。

毎秒で記録されているデータから5秒毎のデータを拾い出すのはさして難しくない。ところが、スマートレコードで記録されたデータを概ね5秒ごとのデータに編集するにはとんでもなく時間がかかる。

例えば、昨日のLSDでは2時間18分の運動時間だったワケだが、この運動時間に相応するPPPSWに必要なデータ数は約1650レコード。ところがFr305で記録されていたのは約1250レコードだった。ざっと約400レコードを「時系列」的に適宜補完してやる必要がある。これはとんでもなく面倒な作業だ。
考えただけで気持ちが萎え、昨日はデータの編集作業を打ち切ったのは言うまでもない。

僕がどうしてもPPPSWで心拍数管理をしたいと考えるのならば「両腕にランニングウォッチ」にした方が楽ちんだということになる。

もし、Fr305の記録間隔で「5秒毎」の設定が可能になれば僕の悩みはいっぺんに解決するのだが、それは期待薄なんだろうなぁ...
5秒毎の設定ができれば単純に「3時間半×5」の17時間半の記録が可能になる。しかし、それでは電池が持たないことになるので、折衷的に2.5秒毎の記録なんていうのも僕にとっては都合が良い(笑)。
いずれにせよ、そう悪い話ではないと思うのでファームウエアのアップデートで対応してくれないだろうか?と東洋の地より米国へ念を送ってみる。

2008-11-16

あわてるナンチャラは貰いが少ない-M965-

今日M965で外を走って来たのでその感想を書こうと思う、

足入れの感想は先日書いた通りで、踵が若干甘いかなぁ...と思う以外は特段の違和感を感じない。

ところが、実際にM965を履いて走ってみるとナゼか、左足人差し指が靴に当たっているように感じる。この感覚はM800V(25.5cmEE)の時に感じた感覚だ。というか、DOME(室内)での走りでは感じ無かった問題だ。
足入れの時には確かに余裕を感じていたのだ。足長が問題になるとは露程も思っていなかった。昨日の1km坂路上りダッシュでアーチがヘタったのだろうか?そんなこともないような気がする。
で、おや?と思いつつ結局は20kmを走ったのだが僕の感覚が麻痺し始めたのか、この人差し指が当たる感覚は5kmも走ると無くなってしまった。
あれだ。靴の中で縦方向に足が遊ぶのかなぁ...ヒールロックでの履き方が甘かったかなぁ...EEだし、フィッティングだけでホールドを出そうというのがやや無理だったかなぁ...と思う。

全体的な印象は見た目の通り「重い」「ゴッツイ」感がある。
シューズマスターに言わせればこれは良い靴の条件ではある。が、それはあくまでもホールドがシッカリできていての話だ。
踵の甘さ、中足部のホールドの甘さがあることは否定できない。(もちろん、僕の履き方に問題があるかもしれないけど)

ただ、クッション性、安定性は問題ないように思う。
今日は小雨。走ったコースは「(再生)煉瓦舗装」の多いところだった。(再生)煉瓦舗装では滑るな。GTではこういう滑り方を感じたことがなかったんだけどね。

で、靴の評価ってランナーによって基準が違うと思うのだけど、多くのランナーに共通しているのは「もう一足買いますか?」というのが客観的な基準になるような気がする。

で、自分としては

EEじゃ買わない。
というのが本音だな。


そうだな、あとモノと価格の関連をも含めた基準としては
同じ値段ならどちらを買いますか?
という基準も良いかもしれない。
たとえば、GT-2130とM965、同じ値段ならどちらを買いますか?ということ。
僕なら
GT-2130を買う

で、帰宅してメールチェックやら「物欲のオフ」を満喫する為にWebショップを覗いていたら、ショッキングなWeb広告を見たのでメモしておく。


僕はM965のEEを買ったのだが、それはDがないと思っていたからだ。ところが左の画像のリンク先の通り「D」が追加されている。
どうせなら「D」が欲しかった...orz


ちなみにレディースのW965もある。

Dなら履いてみたい。と思う(笑)

2008-11-15

来シーズンに向けてのトレーニングについて

あれだなぁ、来シーズンに向けてスピードトレーニングしてスピードを養成しようと思ってはいるのだが具体的にどうやるんだ?ってことが分からないよな。

僕レベルのランナーがワンランク上のスピードをつけようとする場合にその練習方法の優先順位について考えさせられる。
この点、カナダさんは結果的に上手にトレーニングなさったと思う。ご本人はサブ3.5狙いを目標にあげ、それに見合う負荷をかけたトレーニングをしていたようにも見えた(JogNoteの記録上)。日頃の練習から今よりも負荷をあげたJog(ランニング)は必要だろうとは思う。

しかし、である...
真っ先に思い出されるのは、シューズマスターの言う「競技とはロスを無くすこと」(最近ではこの記事に書かれている)という言葉だ。

僕は過去に北海道マラソンの対策について1/1000の効率化について書いた。シューズマスターの言う「競技とはロスを無くすこと」が頭にあったからだが、でも、あの記事に書いたことは本質ではない。
なんというか確保できる練習時間の中で自分の力を最大限に発揮する為の「方便」(嘘とは言わない)的な対策だった。
しかし、今はシーズンオフとなったので、ジックリと計画的長期的な練習を考える時期。ヤッツケ的方便を続けていては進歩がないだろう。

払う犠牲と得られる効果(進歩)が比例的でなくても、なんらかの成果を実感できるのがマラソンの醍醐味であり、そこがマラソンの好きなところ。(もちろん、比例的に成果を得られる練習が望ましいのは言うまでもないけど、僕はそこに至る試行錯誤が好きだし、楽しいとも思っている。)
そこで、今オフは一般的なスピードトレーニングの他に僕自身の個別的事情に合わせたトレーニングをしなければならないのだろうなぁと思い至った。(個別的事情とは、お正月に帰省するのでどうしようか?とかいうことではなく、10月にシューズマスターにお願いして得た靴底診断の結果から自分に必要そうと感じたこと。)

靴底診断の詳細は前記リンク先の通りだが、バッサリとシューズマスターのコメントから要点を抜き出すと
たしろさんの様に強い脚力を持っている方は、逆に上体の筋力とのバランス(強化)がポイントになってきます。
具体的には腕振りの大胸筋と上体の位置をキープする菱形筋を鍛えて下さい。

上体の位置が安定することで腰への負担が減り、結果ブレーキが推進力に変化していきます。
に尽きる。

解決すべき最優先課題はこれであって、一般的なスピードトレーニングのプライオリティーはこれよりも低位で良い。とにかくブレーキをかけながらスピード練習をしたところでなんの役にも立たない。

正直なところ上半身の筋トレは今年の6月から「洗面台トレ」と自ら銘々して継続している。TV観ながら腹筋はまたいつのまにかしなくなったけど、洗面台トレは継続してできているのだ。
しかし、それでも十分な質、量が得られていないのだろうと思う。
僕はマシントレが嫌いだ。効率から言えばピンポイントにしっかりとトレーニングできるマシントレをもっと活用すべきなのは自覚している。でも、どうしても特段の「わざわざトレ」になるマシントレが好きになれないのだ。(好きになれなければ継続できない。継続できなければ効果はないだろう。)
で、今月から洗面台トレの腕立ての方法を変えてみた(量を増やすには時間も増やす必要があるので、同じ所用時間で大きな効果を狙ったつもり)。
普通の腹筋は両足、両腕で身体を支えるがこれを片足、両腕にしてみた。胸、背中への刺激が増加したばかりか、腹筋、背筋への刺激も増加しているように体感している。案外、良い方法かもしれないと思っている。
こうやって質を上げたとしても、まだ僕の貧弱な上半身を鍛えるには不十分と思われるので一日あたりの回数を増やすことも必要だろう。具体的には「会社での昼休み時間」、「帰宅して就寝する前」にもやらねばなるまい。

基本的な練習としては、鍛え始めた上半身と下半身の連動性(関連性)を意識したパスカング走法をイメージしながら普段のジョギングをしようと思う。
また、朝ランはなかなか難しいのだが、朝15~30分程度なら家の前の道路でポールウォークならできると思うので、これを励行しようと思う。これは上半身と下半身の連動性(関連性)の訓練には良いだろうなと思っている。

こういう練習に主眼を置き、その上で一般的なスピードトレーニングを取り入れよう。
スピードトレーニングと言われているものには「インターバル」「レペティション」「坂路」等色々とあるけれど僕は「坂路調教(上り)」を主体に考えようと思う。
シューズマスターの見立てによれば
今の状況を簡単に言いますと、前方への走るつもりが実際は真上に跳躍している感じです。
これは腰筋緊張だけでなく背筋を含め背中全体の緊張が強くでているからです。
下半身が先行して、後から上半身がついていってる感じですね。
ということ。後段の下半身先行は僕の走っている姿を写真でも見て自分でも分かる。

坂路調教ならば、一般的なスピードトレーニングとしての効果が期待できるし、なによりも上りはフォームが若干前傾するので、パスカングをイメージしやすいし、腕振りで推進するイメージもしやすく、僕の個別的な事情に合致する。
下りは、ゆっくり戻る方法を採用すればインターバルトレーニングにもなるし、上りの強度と下りの強度の開差を大きくとることでレペティション風な効果も期待できるのではないだろうか。
片道250m、500m、1km程度の上り坂の場所にはアテがある。そこなら冬場も大丈夫そうな感じだ。

まぁ、モノは試しとは言わない。ブログネタを集めるつもりでやれば楽しくやれるような気がしてきた(笑)。

2008-11-13

New Balance M965

11/8の記事でM965を発注した。本日、昼休み前に無事到着。

特価で売っていたということは近いうちに新しいバージョンがでるのだろうけど、最近はめっきりブログネタもないので殊更にM965について書いて見ようと思う。


無駄に写真がデカイが許してもらいたい。
シューズのサイズは26.0cm、EEだ。


シューレースが普通のものと違っていたのでメモ。
レースを通すのを雑にしてねじれているワケではない。へちまが連なっているように太い部分、細い部分が交互に連続する形状なのだ。
この形状の意味するところは分からないが、レースホール(ハトメ)との関係で緩みづらい構造なのだろうと推察する。


ソール部分。
土踏まず部にはベンチレーション穴がある。
この穴、実はあまり評判が良くない(NBに限らず)。なんでかって言うと、雨の日はここから水が水上がり、晴れていてもここから土埃が入って天気に左右されず靴下を汚すからである。
まぁ、どのみち靴下は汗で汚れるから良いのだけど、泥や土埃の汚れって洗濯しても落ちづらい。


試し履きの図。

例によって「ヒールロック」をして履いてみている。
履いてみた感想は
  • 踵のフィット感はM800Aよりは良いが、GT-2130よりは劣ると思う。
  • 幅は800Aと同等の感じ。GT-2130より余裕を感じる。
  • ヒールロックで履いているがちょっと土踏まず部のフォールドが甘く感じるが、全体的な印象としてはM800Aと同じかな?
  • つま先部はM800Aよりも余裕を感じる。

足入れした第一印象は、思ったより柔らかな足入れ感がある。
少し事務所内を歩いてみたがM800Aにあった固さはない印象。そして、「これにカーボンシート入れてぇ~」と思った。(現在、カーボンシートは素材入手困難につき販売中止中)

後は実際にジョギングで使ってみないと分からんな。


ということで、早速DOMEで試走してきた。
全体的な印象は悪くない。むしろ、安定感があって良い感じだと思う。
しかし、踵が少し大きいようだ。走り始めから2kmくらいまではちょっと「うむぅ」と違和感を感じる。

2008-11-12

荒川市民マラソンに参戦か?

先の記事で荒川市民マラソン(正式名称は「東京・荒川市民マラソン」というらしい)への参戦をほのめかしたが、案外本気になってきた。
上京の予定は3/14。滞在期間は3/17までなのだが予定されている行事は3/16だけ。

東京・荒川市民マラソンのホームページによれば前日受付は16:00まで、当日(3/15)受付も08:30までOKだ。少々迷っても受付できそうな予感。

なぜその気になったのかというと

  • 今朝の計量で68kgを超えるというダメっぷりを発揮したこと。
  • 余裕の日程で上京するのに、なにもしないで帰帯するのはもったない。
という2点。
まだ半年近く先の話だけど、これに向けて練習することは前者の対処方法として悪くない選択だ。

それに来シーズンのフルマラソンではサブ3.5を狙うべく、このオフシーズンはスピード練習を中心にLSDもシッカリと消化するつもりでいる。

荒川市民マラソンは1万人を超えるマンモス大会のようで、道マラよりも大きな規模(参加者)の大会だ。
制限時間は7時間と十分にある。スタートロス時間は最大15分程度は見込まれるようだが、渋滞の解消されそうな5km以降はサブ3.5狙いのペースを試して潰れても収容の心配はない(むしろ収容された方が楽ちんかもしれないが)。

同月の末には白糠ロードレースを皮切りに北海道のロードレースシーズンが開幕する。
開幕戦を前にひと叩きしておくのも悪くはないと思い至った。

家族との在京のスケジュールを今から勝手につくり、自分のマラソン出場時間を確保できれば僕は走るぞ!(と意気込んでみる)

ああ、出走を覚悟してみると、これからのトレーニングに対する妄想がふくらんでくる。これは病気だな(苦笑)。

年内はスピード練習をしながら筋トレもジムでちゃんとやろう。
年が明けたらLSDも含めて総合的な練習をしよう。

2008-11-10

東京マラソン-尻ぬぐい-

東京マラソンに申し込んだ(ハズ)のに未だにメールが来ない。11/7から順次結果のメールを配信しているらしいので今日になっても来ないのは、ひょっとしたら申し込みをしていなかったのかもしれない。
というか、間違いなくしたハズなのだ。間違いなくしたつもりでいたのだ。
で、メールを探してみた。

仮申し込みをしたメールは来ている。このメールに書かれているURLにアクセスして本申し込みをした記憶はあるが、その後なんらかのメールを受け取った記憶がないし、メールボックスの中にもそれらしきものがない。
僕は本申し込みに失敗したのだろうか?
そう思うと、未だに結果のメールが来ない理由は納得ができる。

なんか肩すかし風でおもしろくない(いや、当たれば当たったで困る事情もあるのだが)。

来年の3月は息子の卒業式に参列の為、上京しようと思っていた。
日程的には「荒川市民マラソン」なら走れそうな感じ。

どうする。どうする、俺!

2008-11-08

物欲のシーズンオフ

この季節になると走らなくなって退屈しのぎにあれこれと走るための道具の調達にウツツを抜かす。

だいたいのところ、僕はお買い物の際にはリザーブ用のものも買う。
メインのシューズがあってもローテーション用にもう一足、ウインドブレーカーも洗濯時の代替品、ウエア類やザック、ウォッチ、帽子なんかもメイン用とリザーブ用がある。なかにはリザーブのリザーブもある(笑)。

今シーズンまで使用してきた道具でおシャカだなと思うのは、

  • 練習用靴:GT-2100(晴れさんにもらったやつ)、つま先に穴が空いてしまった。
  • 練習用靴:GT-2110(カーボンシートチューン済)、ソールの黒いところが無くなって来た。
  • ウィンドブレーカー(上下1着)、チャックが壊れた。ザックを背負った時のスレで穴が空きそう。
くらいなもの。

本来ならこれらの補充用に物欲爆発!ってところだが、リザーブのリザーブまで用意していたのでまだ在庫がある。
練習用の靴は記憶にあるだけで、M800A、GT-2130(カーボンシートチューン済み:レースでも使うけど)、冬期間用にGEL-SnowRunner。ウィンドブレーカーも安物だけどほぼ着ていないものが上下2着ある。

なにも買わずに済ませることができなくはないが、今朝メールでNB M965が特価だったのを知り、思わずボタンを押してしまったのは言うまでもない(笑)。

僕の大好きな「フットワーク」
送料込み6,800円は安いと思うぞ!
左写真からショップへGO!

2008-11-03

LSDの功罪

今シーズンの反省のひとつとしてLSDについて思うところがあるのでメモしておく。

LSD、つまり Log Slow Distance.ゆっくりとしたペースで長距離(通常は30km以上だろうか?)を走るという練習。
期待される効果としては「ゆっくり走れば速くなる」(佐々木功)、「新・ゆっくり走れば速くなる」(浅井えり子)に書かれているのでここでは割愛するが両著者の言う効果よりは、実際に試した自分としては「距離に対する耐性がつく」と「ペースを守るセルフコントロールが養われる」と思うというのが実感だ。

昨シーズンの別海町パイロットマラソンの反省から30km以上のランニングの重要性を感じ、氷点下の中ある意味喜んでLSDに取り組んだ。
今思えば、単に走るだけなら面白くもなかったかもしれないが、氷点下7度、氷点下15度、氷点下20度という極寒の中を走ってみるというのは齢50に手が届く自分にとっては子供のころにあったワクワクするようなちょっとした冒険心を覚醒させてくれた。
そんな甲斐もあって、春になると30kmを走るのに苦痛(肉体的、精神的)はもちろん、距離に対する警戒心も薄らいで来ていた。
以前なら25kmなら良いけど30kmは嫌だ!と思っていたのに、30kmなら「普通」、35km「まぁ良いか」というような意識レベルだ。ただ、今になっても練習で「40kmを走る意味が分からない」(大笑)。

もちろん、急に30kmをそういう気持ちで走れるようになったワケではない。LSDの必要性を感じていたので、最初のころは仕方なしに相当の我慢をしつつ30kmを走った。日暮れまでには帰れると思ったのに思いの外遅くなり、寒くて泣きながら帰宅して女房にあきれられたこともある(大笑)。
それでも、3週連続で3回もやれば少なくても距離に対する抵抗感はなくなったと記憶している。

LSDの回数が増えた理由は先に書いた「ちょっとした冒険気分」の他に、仲間の存在も大きい。
去年は厚内LSDを皮切りに茅沼LSD、標茶LSD、更別LSDなど遠足風に楽しく(後半は脚に来ているので楽しくないんだけど)走れた。
だいたいのところ仲間と走るLSDは「Laugh」「Smaile」「Discover」になる。
ゆっくりと走ると心肺的にも体力的にも余裕があり、体験談や伝聞情報などおしゃべりしながら(かなりの馬鹿話や下ネタ、時には牛を呼び集める実験をしたり)のランになり、Laugh(声を出して笑う)、Smaile(なごやかな雰囲気なので自然に笑みがこぼれる)、あらたな仲間との出会いや風景、話に触発されてDiscover(発見)があったりする。

標茶の温泉に到着して、おかみさんに「どっから走ってきたの?」に「釧路から」と答えて「なんで?」と聞かれ「走りたいから」と答えたときのイタズラっぽい雰囲気ったら子供のころに帰ったように面白かった。
正当なLSDだろうが、楽しいLSDだろうが30kmを走ることには変わりないし、練習は距離じゃないというのは分かっていてもJogNoteなんかでギュッとグラフが伸びるというのはかなりの達成感がある。
ひとことで言えば、そういうことが全部「面白い」のである。

こうしたLSD(練習)の面白さという効果の他に、実質的な効果は先に実感として書いた「距離対する抵抗感がなくなる」ので気持ち的にフルマラソンが楽に走れる。また、ゆっくり走るというペースコントロールができるようになっているので目標ペース(無理のないペース)を維持しながら(前半は我慢、後半は頑張って)走れるようになったと思う。
洞爺湖マラソンで楽に走れたのも、北海道マラソンで頑張れたのもLSDの実践的な効果の現れだと思う。


ところがLSDの悪いところはこの面白さにある。
僕の今シーズンの場合、この面白さに夢中になって「追い込む練習」を避けて来てしまった。
それでも洞爺湖マラソンでは「楽に」自己記録を更新してしまったものだから今シーズンは勘違いのシーズンになってしまった。
そう「今年の僕は去年よりも速い」説。

白糠(10km)は、開幕戦だしまだ速い練習ができてなかった時期でもあり、どこか言い訳していた部分もあるが、今思えば一年間スピードに対しては言い訳というか「今月こそ追い込もう」という後回しにしていた。

マラソンとは言え、タイムを競う(自分のベストと)競技である以上「スピード」が正義なのだ。

僕レベルのランナーならフルマラソンならペース配分でゴールタイムは5分程度は延びもすれば縮みもする。
LSDが楽しい練習であるが故に、僕は辛いスピードを求める練習を回避していたに違いない。


一昨年は、自分的にはワンランクアップしたスピードレベルに引き上げることができた。それは冬期間のスピードを重視した練習をしていたからだと思う。

今年のオフは、スピードを重視した練習をしようと思っている。
ただ、面白いものはやめられないので月に2回くらいはLSDをしなくちゃね(笑)

200811の目標

既に今シーズン予定のレースはすべて完了。もうレースの予定はない(東京マラソンが当たれば別だけど、あれは時期的に来シーズンという感覚だな)。

年末でも年度末でもないが、はやいところ年間の反省会(当然ひとり反省会)を開き、来シーズンに向けて大雑把でも年間のトレーニングスケジュールを立てたいと思う。

あと、太らないように適当走らねば(笑)

200810の反省

10月は年間の目標レースである別海町パイロットマラソンに関することがすべての目標だった。
故障もなく体調は万全、キャンプによる無駄な体力の消費もなかったと思う。

チャレンジした結果は見事に玉砕したのは「別海パイロットマラソンの反省」に書いた通り。まぁ、今になってもこのチャレンジについて後悔していないのが自分の救いだ。
ただ、練習経過や今年のレースの成果から「無謀なチャレンジ」であったことだけは肝に銘じておかねばならない。

加えて、日産カップ陸別こがらしマラソンでは、去年の自分よりも速いところを証明しようと意気込んでいたが、タイムこそ6秒短縮できただけで冷静に考えれば去年の自分よりは「遅かった」と評価せざるを得ないことも反省会で書いた通り。


いずれも原因は練習不足。
というか、練習の方法が悪い。もうすこしやりようはあったのではないか?と思う。このことは別の記事に書こうと思う。