-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-04-23

靴底診断の結果による今後の注意点

実は少々先日の靴底診断の結果で自分的にかなりヘコんでいる。というのは、確かに靴は大きいかもしれないが3mmコルクシートチューンもあって実際走っていても靴の中で「足が遊ぶほど大きい」と実感がないからだ。

もし、靴が大きいとはいえないとしたら、これほどまでに(下記写真中央)拇指球に力が入っているのは何故か?シューズマスターの怒りを買うのを覚悟で、素人考えながら現状を分析、今後の対策を検討してみようかと思う(自分なりに気持ちに整理をつけようという魂胆)。














上記写真は左から去年診断時に送付した写真(GT-2080)、真ん中は今年の写真(GT-2100)、右は参考までにシューズマスターから「抜群の安定感」と絶賛された中標津のおやぢさんのインソールの写真を(無断で)並べ見た。おやぢさんの写真を引合いに出したのは「ボディーバランス」云々の比較の為ではなく、自分のシューズの大きさが適切なのか、インソールに付いた足跡から推察しようという試みだ(このページの写真はクリックすると拡大して表示されます)。

インソールつま先側の余白(足跡の付いていない部分)の比較から、もし右写真の余白が適切なサイズだと仮定すると自分の靴のサイズも適切なサイズの範疇にあるのではないかと思われる。(なお、この結論は若干誘導的である。というのは、もし、この靴(写真中央)のサイズが大きいとすれば経済的な損失が大きいので、この靴をまだ履き続けたいという心理的な作用が大だからだ:笑。)

したがって、要因の単純化のために4/20に「そっくり返る」の中で書いた足が遊ぶとどうなるか?という部分は今回の検討から除外する。
一応、話を進める上で「靴は適切なサイズ」と仮定する。(以後は、おやぢさんの写真は参照しない)

左写真と中央の写真を見比べると中央の写真の方の拇指球付近の跡がハッキリとついていることが分かる。極端に言えば、踵の中央から人差し指に向けての直線を引くと内側(親指側)にしか跡がついていない。
つまり、ボディーバランスの状況は前回より悪化していることを示していると言える。

この一年間(去年の今頃から今日までの間)に自分自身でなにが変わったのか、あるいは何を変えようとして練習してきたのか振り返り、秋のフルマラソンに向けて対策を講じたい。

そこで、過去にブログやJogNoteに記載したことを洗い出してみた。
すると去年の4月にこのブログに「どうやら俺は走っていない説」に書いた中に
前略
総じてなんらかの形で(足の指:要約すると「親指周辺」とする説が多い)加速を促す足の動きがあるようだ。
後略
と書いてある。多分、これを意識するあまり拇指球に力を入れた走りになってしまったのだろうと思われる。

加えて、最も重大な問題がある。4/20に「そっくり返る」で書いた「メガネ」のことだ。
実はおととしの「とよころサーモンマラソン」の数日前に愛用していたサングラスを紛失している。愛用のサングラスはゴーグルタイプでメガネの上からかけられるものだった。若干、視力に不安はあったものの、この時以来ランニングのときにメガネ(近視用)の着用をやめてしまった。
また、老眼が進行した為、近視用のメガネでは腕時計の文字が見えづらく、腕時計を見るということに限ればメガネが無いほうが都合が良かったということもあって、走る時にはメガネをかけなくなってしまった。

良く見えないこと(メガネをかけないこと)のランニングへの影響の構図としては、4/20の「そっくり返る」にも書いたが今回若干手直ししながら下記の通り整理してみた。
  1. メガネをしていない(近視だし、時間的に暗い(夕方や夜)と老眼には余計暗く感じる ) > 良く見えない。
  2. 良く見えない > 安全確保の為の視覚情報が不足する。
  3. 特に足元が不安定に思える > 下を見る。
  4. 下を見る(相対的に近くを見る) > 速い速度に感じる
  5. 速い速度 > 十分な視覚情報が得られない > 怖い
  6. 怖い > 力の強い拇指球に力が入る。
という感じだろうか。

「速く走ろう」とする為に採用した間違った「拇指球」の使い方と視覚情報の不足に伴う反射的な拇指球付近の緊張がこの結果となったのではないだろうか。

ストレッチボードによってこの2月に拇指球側への重心偏りを知るに至り、前者については「拇指球」「小指球」「踵」の三点支持をイメージしつつJogをするなどの矯正をしている最中である。(ラインウォークやシャトルウォークも良いと思う)
また、後者については、視覚情報の不足は安全性の問題だけではなく、ボディーバランスへの影響もあると言えそうだ。

どうやら僕は間違った解釈によって、間違った練習をしていたようだ。

幸いにも、冬季間の外ランでサングラスの有用性を体感したり、季節柄日差しが強くなったのをきっかけに度入りサングラスを入手したところでもある。
視覚情報を十分に確保して、「拇指球」「小指球」「踵」の三点支持をイメージしながらのJogやウォーキング、ラインウォークやシャトルウォークを慣行して半年かける覚悟で矯正していこうと思う。
と自分の気持ちに整理をつけておく。

6 コメント:

匿名 さんのコメント...

写真を無断で使われた者です。
使っても減らないのでドンドン使って下さい・笑。
その靴の長さ的サイズについては、シューズマスターにデカイともチイサイとも言われませんでしたよ。
私のイメージでは、シューズマスターの言うサイズは長さ的サイズより幅であったり甲を包む部分であったりするような気がします。
3mmのコルクシート入れて、まず変わるのも長さ的サイズより後者のサイズですよね。そういう部分のサイズがデカイと言われているのでは?
ちなみに、そのシューズはアスリートクラブでは長さ的サイズがチイサイと評価されたことも付け加えておきます。

たしろ さんのコメント...

To:おやぢさん
写真を勝手に使って申し訳ありません(笑)。
おっしゃるとおり、シューズマスターの「靴の大きさ」とは「幅」「中足のホールド」を指すと思います。そして、3mmのコルクのサイズへの影響もご指摘の通りだと思います。
要は僕の拇指球付近への力が集中する原因はサイズのせいではない。という希望的な推測です。
推測の通りだとすると、サイズ以外に思い当たることはなにか?をもっともらしく書いたに過ぎません(笑)。

#小さいといわれた靴ですか?それじゃ僕のはなおさら足長に限って言えば「大きい」とはいえなさそうですね。

匿名 さんのコメント...

>そのシューズはアスリートクラブでは長さ的サイズがチイサイと評価された

ランニングフォーム等にも共通するのですが、この世界、人によって正反対の事を主張する場合が少なくありませんねー。
確固たる指標、判断基準がまだまだ確立されていないからなのでしょうが、本来最も単純なスポーツであるランニングに関する理論が、走る+αの要素を持つ野球、バスケットボール等の他のスポーツに比べ、統一されていないのはなぜなのでしょうかねー。

匿名 さんのコメント...

長年使っていたインソールが合わなくなたようなので私もカーボンシートを注文しました。届いたんですが貼り付ける方式ということは靴を買い換えたらまた買わなければならないようですね。シューズマスターに聞いたら剥がして使っている人もいるそうですが、怪我の無いよう気をつけてとのことでしたが、たしろさんはどうしていますか?古い記事を読んだら剥がそうとして割れたようなことが書いてありましたが。今の靴800K以上履いているので新しい靴を下ろすまで我慢した方が良いかな?

たしろ さんのコメント...

To:naojiさん
おおお、カーボンシート買いましたか。
一度、剥がそうとしたことがありましたが、結構ガッチリと貼りついているようなので剥がすのをやめました。
その時にカーボンシートの割れに気が付いたということで、剥がそうして割ったということではありません。割れたところは拇指球の辺りです。

私も現在の靴は800km程度の状態です。まだ履けそうなので(一応、1500kmくらいは履きたい)、カーボンシートは貼ったままです。まだ、先のことなのでどうなるか分かりませんが、次の靴(次期主力訓練シューズの機種は未定なんですが)にもこのカーボーンシートを剥がして使う予定です。

naojiさんは病み明けなので、ジックリ足を作っていこうとなさっていると思うので、どうせなら新しい靴に貼ったらどうでしょうか?
既に800km程度の使用ということですが、それなりにソールが減ってる(癖が付いている)でしょうから、使用前、使用後の比較というわけではないですが、私なら新しい靴にカーボンシートを貼ります。

私はトレーニング用のシューズもカーボンシート有と無しの2足履き分けて(連日履かない)おりますし、シューズマスターのブログの記事に「週に一度履けば体にカーボンシートを使った残像が残る」というようなことが書かれていたと思います。このような使い方をするとカーボンシートの靴は結構長持ちしちゃうと思います。

#本当にカーボンシートは頑丈に貼りついてしまいます。私が剥がすのを断念したのは、カーボンシートが割れることより、800kmしか履いていない靴の内側の布が破れるのが心配だったからです。
ここだけの話ですが、もし貼り換えの時にカーボンシートが割れてもその写真を添付してマスターに送ると修理可能な場合は補修用パーツを作ってくれると思うので、今の靴に貼ってしまうのもアリだと思います(笑)。

匿名 さんのコメント...

なるほど、アドバイスありがとうございます。硬くて重くてうっとおしい靴(笑)は800K履いてもまだまだ履けそうですよね、私のもそうです。同じ靴2足まとめ買いしてあるので新品にカーボンシートを張って交互に履けば長持ちしそうですね。その方式でやってみます。