体調が思わしくないという割りには結構気合が入っていて、昨夜は22:00に就寝、今朝は06:00に目覚ましで起床した。
起床後、黄金チャーハンを自分で作って喰い、新聞に目を通しながらコーヒーを飲み、洗顔・歯磨きをすませ、07:25ころ自宅を出た。
帯広(幕別なんだが)の天候は晴れ、気温は-5.2℃(07:00現在)だった。
道中とに変わったことはなく順調に白糠に向かったが、浦幌町は昨夜の雪で白銀の世界だった(道路は乾燥していたけど)。
08:45くらいに白糠に到着、受付開始(09:00から)には少々早いので、スタート地点とゴール地点の写真を撮っておく。
左スタート地点、右ゴール地点。
周囲を見回してみたが、まだ知った人は来ていないようだ。
既に風が強く吹いていて、予報よりも天候の悪化が早いのではないか?と心配になるが、気に病んでもなにができるわけでもないので、天候のことは忘れることにする。
写真を撮り終えると受付会場の方から新巻を手にした人が何人か出てくるので、今年の参加賞は新巻鮭であることをここで知ってしまう。
まぁ、そのまま受付へ行き受付をして参加賞を貰い、車へ戻る。
白糠まで「普段着」(トレーナーにジーンズ)で来た。とりあえず、車の中でランニング用のパンツ(下着)をはじめランニング用のものに着替え、ウィンドブレーカー上下を着込み、さらにダウンジャケットを羽織っておく。
たぶん「カッチさん」が体育館内に幟を立てるはずなので、そこに持って行くものを選び出しスポーツバッグに突っ込む。突っ込んだものは
- アップ用シューズ(GT-2100)
- レース用シューズ(RT-823)
- レース用軍手(ランニンググローブじゃないのがナニだな)
- レース後の着替え用ロングTシャツ
- レース後保温用のフリース
- 靴下
- タオル
- 水(500ml×2)
準備を終えて、再び体育館に行く。とりあえず小用を済ませ、どうしたもんかとウロウロしているとカッチさんと出会う。立ち話しながら「NAOJI」さんが腰痛でリタイヤとなり既に札幌に帰るJRに乗ったとのこと、「カナダ」さんは喘息が出てリタイヤだということを教えてもらう。そうこうしているうちに「おやぢ」さんが登場。カッチさんによれば既に体育館の左端に幟を立てたのでということなので、みなでそちらへ向かう。yottiさんが既に到着していて再会のご挨拶。
おやぢさんとyottiさんは実に対照的だった。
やる気ムンムンのyottiさんに対し、完全にやる気の無い(いや、非常にリラックスした状態という評価が妥当なんだろう)おやぢさん。カッチさんはいつもの通りのペース(やりかた)で準備を進めているのが分かる。
自分はというと、それなりに「かなりやる気モード」だったのだが、おやぢさんの超リラックスモードの影響を受け、いい具合にリラックスしていた。
幟が目印になるのだろう、色々な方が訪れご挨拶をさせていただきながら歓談、談笑。完全にリラックスした。
スタート1時間前になって「アップでも行きますか」ということで4人でアップに行く。本気汁の溢れるyottiさんは昨夜コースを下見に来たのだそうだ。
天候は「晴れ」、風は強い(旗の様子から推察するに北の風5mといったところか)。往復2kmのアップの途中で「かくて」さんとすれ違いご挨拶をしておく。このアップで結構な発汗してしまった。
さて、どういう風に走ろうか?
ここに来る車中でも考えていたのだが、風邪とアキレス腱の痛みの影響かどうしても積極的な思考になれない。
むしろ、積極的な思考をしたことがない。いつもできるだけ確実な方法(リソースの最適化)を考える。仕事では結構冒険するのだが、失敗しても誰にも迷惑をかけないはずの趣味の領域で冒険しない。駄目な男だな(苦笑)。
練習では5分で7km、残り3kmを4分45秒で走れてはいる。しかし、それは無風、平地で、なおかつ風邪をひいていない状態での話だ。
6km(第二折り返し)までは5分で行き、残りを4分45秒、ゴールは49分。というのが基本プランなのだが、往路は5mの向かい風の上に上り勾配だ。大丈夫なのだろうか?
練習のデータから心拍数162~163程度で5分/km(平地なら)という結果は分かっているので、165以下に落ちないように6kmまで行き、残りは168~170を目指すことにした。(速度の目安は向かい風、上りの補正要素が評価できないので諦めた。なので今日はFr201はつけずに走る)
白糠の天候データ(気象庁発表:帰宅後調べ)
時刻 | 気温 | 風向 | 風速 | 日照時間 |
時 | ℃ | 16方位 | m/s | h |
8 | 0.6 | 北北西 | 4 | 0.4 |
9 | 1.3 | 北北西 | 6 | 1 |
10 | 2.4 | 北北西 | 4 | 0.9 |
11 | 4 | 北北西 | 4 | 1 |
12 | 3.5 | 北西 | 5 | 1 |
13 | 3.3 | 北西 | 6 | 0.5 |
スタート地点に並び、号砲を待つ。
yottiさんは前方で勝負モード、カッチさんはそれをうかがうように中段に待機、おやぢさんと僕は中段やや後方でスタートを待つ。
ほぼ定刻どおりスタート。
スタートして、速攻おやぢさんに置いていかれる(笑)。靴が脱げて逆走してくる女の子がいる(かわいいから許す)。
スタートして500mくらいのところでカッチさんに抜かれる(あれ?前にいたんじゃないの?)スタート時は混雑するし、流れと違う動きは危険を伴うので1kmまでは少々速いペースだろうが流れにまかせていくつもりだった。
1km4:45。まぁ、そんな感じだ。心拍数的にはまだ余裕がある。
周りに人が一杯いるので自分のペースで走れない。ペースばかりか、ピッチやストライドも違うので走りづらい。まだ、スタートしたばかりで周りの人も元気で自分のペースとスペースを得るのは体力を消耗することが予想された。まぁ、2kmに手前には若干の上りがあるし、その先も向かい風とじわじわという上りで自然にバラけるだろうと期待しつつそのまま我慢。
2km(5:00/km、ちなみに区間ごとの時間がハッキリ分かると次の区間で調整(遅いときは速くにするのは良いが、速いときは遅く調整)しようとするサボりを防止するためにLAPボタンは押さなかった。)
なので、下LAP表の「-」のところのLAPタイムは推定値というか、チラっと見た時の記憶。
案の定、バラけた展開になったが、前を走るランナーが妙に邪魔だった。サイドステップを切り、少し頑張って抜いて前にでておく。
露骨に向かい風を受けるハメになった。若干下っているはずだが、そんな感触はまるでなし。
3km(5:00/km)
第一折り返しへ左折する。yottiさん、カッチさんは見つけることができなかった。
4km(5:00/km)
おやぢさんが折り返してくる(余裕の表情だ。さすがだ。)。エールを交換し、向かい風の中第一折り返しへ向かう。第一折り返しを折り返すと追い風になる。急に楽になった。つかの間、第二折り返しに向け左折。
5km(4:50/km)
第二折り返しから帰ってくるランナーとすれ違う。今度はyottiさんを発見、カッチさんに逃げ切りを宣言したせいもあってか必死の形相。目でアイズを送っておく。しばらく経ってもカッチさんが来ない。いよいよ「世代交代?」、約300mほどしてからカッチさん発見。ぐあぁぁ「カッチさんもまぢ顔だ」と思い、声をかけそびれる。
カッチさんが行って間もなくおやぢさんがくる。なんか不敵な笑みが見れる。「おいおい、二人とも抜く気だろ(笑)」と思いつつ、すれ違っておく。
向かい風でもないのに結構脚に来ている。やっぱ、この区間は上ってるな。
6km(5:00/km)
下り、風はちょっと向かっている感じ。あと4kmの看板を見る。
どうする。こっから頑張っちゃう?とか自問自答をくりかえしながら、あっと言う間にあと3km看板
7km(4:55/km)
ここらあたりから、ぼちぼち速い人に抜かれ始める。抜かれた記憶はあるが、抜いた記憶がない(笑)。ちょっと体脂肪多めのランナーとここからバトルになってしまう。
息遣いから察するに僕の方が余裕があるような気がした。なので、インターバル風に2分だけピッチを上げてみると彼は後方に離れて行った。
併走相手がいなくなり、速度がまるで分からない。このままで良いのか?と思いつつ、なんか一息いれてしまったみたい(心拍数のLogによる)
8km(4:39/km)
9km地点手前にちょっとした上りがある。後方から足音を聞く。むむ、あの音、あのピッチは?(そう、ちょっと体脂肪多めの彼だった)
上りとなったところで、再びインターバル風にピッチを上げる。彼は離れていく。ただ、残り1kmしかない。しかも、あとは下りだ。
9km(4:44/km)
残り1kmの看板を過ぎると彼が後方から並びかけてくる。まだ、1000mあるのでお互い「抜く」まではしない。併走状態だ。
右手に体育館が見える。もうちょっとだ。これはちょいヤバイなぁ(抜かれるかも)...と思ったら
彼が出る。
でも、僕はあまり追わない。体育館に向かって右折してからが勝負。その右折を差を無く効率的に右折し、直線で抜き、体育館入り口まで逃げ込む算段を立てていたからだ。彼との差は5m。
いよいよ右折ポイントまで10m。彼の背後2mに忍び寄っておく。
ヨシ!来た。ここだ。ハマッタ、オレのものだ!?
彼は再びダッシュした。5m、7m、10m...参りますた...
体育館入り口に右折するポイントでおやぢさんの声援をありがたく受けておく。でも、彼にハメられた感が拭いきれないまま、疲れ果てゴールした。
10km(4:37/km)
ラップ | 時間 | ラップタイム | 心拍数 | 最大 | 平均 | 最小 | 距離 | min/km |
1 | - | - | - | - | - | - | - | 4:45 |
2 | - | - | - | - | - | - | - | 5:00 |
3 | - | - | - | - | - | - | - | 5:00 |
4 | - | - | - | - | - | - | - | 5:00 |
5 | - | - | - | - | - | - | - | 4:50 |
6 | - | - | - | - | - | - | - | 5:00 |
7 | 00:34:30.50 | 00:34:30.50 | 166 | 167 | 162 | 89 | 7000 | 4:55 |
8 | 00:39:10.00 | 00:04:39.50 | 167 | 168 | 167 | 165 | 1000 | 4:39 |
9 | 00:43:54.10 | 00:04:44.10 | 167 | 168 | 167 | 166 | 1000 | 4:44 |
10 | 00:48:31.90 | 00:04:37.80 | 169 | 169 | 168 | 166 | 1000 | 4:37
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こうして、レースは終わった。
ゴール後、カッチさんがyottiさんを残り100mで差し切ったと聞いた。更に驚いたことに、その二人をおやぢさんがスキップしながら(これは嘘)差し切った(これは本当)と聞いた。
カッチさんとyottiさんも僕と似たようなバトルを繰り広げていたんですね。
さて、お楽しみ抽選会
こういうものって「当たるやつは必ず当たる」もので、多分おやぢさんは当選確実だろうというのが回りの共通した意見だった。
ところが、最初に当選となったは僕だった。今年はオレかぁあああ!オレだな!
ところが、大方の予想通りおやぢさんもしっかり当選するわけで。まだまだ、彼は運を使い果たしていないようだ(笑)。
で、当たったのが、これ。
青ジソのシャンメリー。しそは白糠の特産品で、その商品開発に相当力を入れているらしい。
大会に参加なさった皆様、お疲れ様でした。
トモさん、まんじゅうとアンパンおいしくいただきました。
体調不調により参加を断念なさったカナダさん、NAOJIさん。まだ始まったばかりですから、またどこかでお会いできますね。楽しみにしています。
--後記
実は、微妙に納得していない部分があるのだが、レース直後でもあり気分が高揚しており冷静な反省ができないので、少し落ち着いたらレースの反省をしてみようと思う。