-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-01-18

マイナス15℃前後の外ラン装備

マイナス10℃までの外ラン装備については「マイナス10℃までの装備」に書いた。
昨朝、今朝とマイナス20℃を越える(下回る)状態となり、今度の日曜日の装備について考えを巡らせている。
マイナス20℃とはどんな世界なのか...そもそもそんな環境の中を走る必要があるのかについては考えないことにした(笑)。

これから厳冬期とは言ってもマイナス20℃が連日となることはない。(寒波というのは文字通り波のようにうねっているものだからだ)なので、実質マイナス15℃程度の対策ができていれば全体の9割以上は対策できていることになる(と思う)。と思うし、たいていは日が昇って気温が上昇しはじめるとマイナス10~マイナス5℃というのが通常だろう。

そうだとすると、先の「マイナス10℃までの装備」が基本となり、あと5~10℃気温が低い場合にどう備えるかということが問題になる。

最も露出部分の多いのは「顔」だ
マイナス10℃までの装備で露出部分の多いのは顔だ。そして、気温の低下の影響は顔に直接影響することも強風時に体験済みだ。

その対策としてはスキー用の「フェイスマスク」と同じく「ネックウォーマー」を用いて露出部分を隠すという方法が思いつく。

フェイスマスクについては既にカナダさんがブログで紹介している。呼吸について心配していたが、ご本人によると「寒さは全然感じないし、苦しくないですよ」とのことだ。
それでも、見た目の重装備?から「人目をはばかるものがある」ことが気になる。現にカナダさんもコンビニに立ち寄る際にはフェイスマスクを外してから入店するらしい。また、朝から走り始め昼頃には終わるという僕の走る時間帯を考えれば、先に書いたように気温の上昇も見込めるので過剰装備のようにも思える。

次にネックウォーマーの流用についてだが、レビューしている人がいらっしゃらず、たまたまネックウォーマーを買ったということをブログに書いていた中標津方面のランナーに直接メールで問い合わせてみたところ「暖かいが、息苦しい」というお答えだった。また、露出面を覆うという点では「フェイスマスクと同等」の被覆面積は得られるとのことだった。彼はサブ3ランナーなのだが、その彼が苦しいというのだから僕なら「窒息できるかもしれない」と思った。ただ、実際にどれほど息苦しいのかは分からない。また、通常は冷気が首筋から入るのを防ぐ本来のネックウォーマーとして利用し、風の強い時、吹雪の時などネックウォーマーを引き上げて顔を覆うようにして使っているとのことであった。
個人的に気になるのは、かぶる時と脱ぐ時の静電気がスゴク不快のような気がすることかな。


ただ「見た目」は本質的なことではないので、これを考慮外とすると圧倒的にフェイスマスクが良さそうに思えるのだが、どうしてもフェイスマスクには抵抗がある。見た目ではなく「用途の単一性」が気になる。

ネックウォーマーには服飾による寒さ対策の基本である「首からの外気の進入を防ぐ効果」があるが、フェイスマスクにはそれがない?ように思える。

顔を冷気から守るという点ではフェイスマスクだろうが、マイナス15℃を想定した寒さ対策という点ではネックウォーマーの方にメリットを感じるし、気温の変化で上げ下ろしができる汎用性があるように思える(上げ下ろしは呼吸についての調整にも有用)。

さて、どちらにしようかと双方のメリット、デメリットを自分の使用状況を想定しつつ整理してみると


フェイスマスク
ネックウォーマー
暖かさ


呼吸のし易さ

×
見た目
×

用途の多様性
×

という感じだろうか。
ということで、一応の個人的な結論としては「ネックウォーマー」ということになる。


寒さ対策の基本は重ね着か?
次はそもそもの防寒対策。下記は先の「マイナス10℃まので装備」から抜粋したものだが今までの経験上、これで寒くはない。想定条件はマイナス15℃だから、これに上記のネックウォーマーが加わり、さらにどの部分を増強・補完するかを赤字で加えて考えてみた。それにしても、昨日今日の気温を経験してこれを見ると、じっとしていたら寒そうな軽装だな(笑)。総じて下半身が寒そうだ。
  • アンダーウエア
      • ユニクロのウォームテックロングT(タートルネック)
      • アンダーアーマーのコールドギア
      • ユニクロのドライメッシュブリーフ
  • アウターウエア
      • チャンピオンのドライロングスリーブTシャツ
      • ユニクロのマイクロフリースハーフジップシャツ
      • ユニクロのボディーテックロングタイツ
      • アンダーアーマーのコールドギア
  • 靴下
    • くるぶしまでの普通のスポーツソックス(裏パイル地)
    • 足首がすっぽり隠れる普通のスポーツソックス(裏パイル地)
  • 帽子
    • アクリル製のニット帽
  • ネックウォーマー
  • 手袋
    • 軍手の上にユニクロのミトン(指の部分をめくって出せるようになっている)
  • サングラス
    • 黄色のレンズ
  • イヤーウォーマー
    • MP3プレイヤーのヘッドフォン
    • ちゃんとしたイヤーウォーマー
  • 上記にウィンドブレーカー(3シーズン上下)
  • 保温、透湿に優れたウィンドブレーカー上下
と、装備を整えたところで寒波は実質何日あるか?(僕の場合は毎日走るわけではないので...)と考えると今持っているもので「重ね着」で凌ぐのが良いように思える。
例えば、ウィンドブレーカー(3シーズン上下)を更に着るとか、ジャージパンツをロンタイの上に履くとか...
実際に試していないので判らないが試しているうちに2月が終わってしまうだろうなぁ

ハイドレーションシステムのマウスピースの凍結対策について
これは必須項目だ。既に凍結を毎回経験している。今のところ凍結してもマウスピースの部分を軍手の状態で握りしめながらしばらく走っていると体温で解凍できているけどマイナス10~15℃ではそれができるかどうかかなり怪しいと思っている。

僕の使っているハイドラパックには「マウスピースの防塵カバー」というのがあって、これが凍結防止にも有用だそうだ。価格的には高いものでもないのでこれを購入するのも手だが、ホームセンターで売っている保温シートを加工してマウスピースカバーのようなものを自作しようかと思っている。
ついでに携帯電話とデジカメを入れておくポーチにも加工を施せば携帯電話のバッテリー放電の防止にも役立つような気がしている。


上記に書いたことは、いずれにせよ一度試して痛い目にあうとか結果が出ないことには分からないというのが正直なところだ。
ということで、次の日曜日には試してみたいところ。

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