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2006-07-12

ペースってなんだ? |トレーニング|

ここ一週間は今までにないくらいのゆっくりペースで走ってみてる。ゆっくりはしることの効果はまだ体感できていない。そもそもこの手の練習の効果は相当時間がかかってから体感できるようになるものではないかと想像しているので現時点での効果の体感は期待していない。

練習で走るペースには色々が表現が使われているが感覚的な表現が多く、一見分かった気になるが実は分からない。
ペースについて色々妄想してみたのでメモしておく。
(あくまで個人的なメモであり、他人に参考にしてもらいたいものではない。良い子の皆さんは読まないように:笑)

過去の練習記録を見てみると自分の場合、6'00"~5'00"/kmの幅で練習していた(1分の幅)。
ハーフマラソン用の練習だったので、所謂LSDペースというのは実施していない(と思う)し、一回あたりの記録の中にはジョギング、B.Up、Dash等も含んだ記録になっているから実際にどんなペースで練習したかについての詳細は把握できていない。

最近はフルマラソンを意識した練習をしているため、練習でのペースに色々なやんでいる。
どうやら、練習の目的にあわせて色々なペースで練習することが必要らしい。
大きくは下記のように1~3に分けられ、3は更に細分化される。

  1. LSDペース
  2. ジョギングペース
  3. ペース走
    1. レースペースより遅い
    2. レースペース
    3. レースペースより速い
という感じだと理解した。
今までやってきた練習結果(記録に残っている速度 6'00"~5'00"/kmという狭い幅)というのは2. ~3.(3-1~3-3)の狭い範囲での練習だったのではないかと反省できる。
1秒単位でペースを変動させ管理できるエリートランナーならペースの細かい設定も意味があるのかもしれないが、自分のようなファンランナーにとって練習のペースレンジが狭いのは後に書く「環境要因」の介在もあってワンパターンの練習に陥りやすいのではないだろうか。と思い当たる。

この際だから練習の目的にあったトレーニングのペース(運動強度と言った方がいいのだろう)について再考を試みようと思う。

このペースの指標をなにに求めるかが問題になる。この点、「速度」、「フィーリング」、「運動強度」のものさしが思いつくが、自分は心拍計を利用した運動強度にした。
せっかく心拍計を持っているんだし、速度やフィーリングは環境(コース、体調等)に左右されやすい。こうした環境要素を包含するデータは練習結果について誤った自己評価のもとになると考えるからだ(というもっともらしい理由の他に単純比較可能なデータが簡単に手に入る方法だからというのがある)。

特にフィーリングによるマラソンのペース把握というかペースの「表現」は感覚的なところによるものが多い(だからフィーリングなんだが)。
  • トコトコ...
  • 鼻歌が歌える感じで...
  • 心地よいペースで...
  • 爽快なペースで...
  • etc
また、一見定義付けられているような表現もあって事態は一層複雑になる。
  • LSDのペースで...
  • レースペースで...
  • ジョギングのペースで...
  • etc
やっぱり分かりづらい(笑)。

その点、心拍数130の運動強度は、体調が悪かろうが良かろうが、上り坂だろうが下り坂だろうが心拍数130の運動強度なのだろう。それにかかった時間が6'00"/kmだろうが4'30"/kmだろうが心拍数130の運動強度なのだ(ということにして)。

上記の全部で5つのパターンに運動強度をあてはめてみる。
あてはめの基準はLSDペースと想定レースペースの運動強度だ。
但し、想定レースペースは運動強度85%で走りたいという希望的な数値であるが、今のところ85%が平地・無風状態でどのくらいの速度になるのかデータが揃っていない。なので、85%でフルマラソンを4時間切れないかもしれない(汗)。
  1. 50~60%(LSDペース)
  2. 70%前後(ジョギングペース)
  3. ペース走
    1. 80%前後(レースペースより遅い)
    2. 85%前後(レースペース)
    3. 90%超(レースペースより速い)
ここ1週間は上記の運動強度で計画的に(その計画に根拠はないが)実施している。
早い段階で成果と思える状態を体感したいというのが本音だ。

3 コメント:

匿名 さんのコメント...

フルを走るには30km走とか2時間以上のランとか良く言われていますね。
私のランはk5~6分内のペースはwoyadis
さん同じですね、パターンとしては
1・30km走ーー10kmコース3周
 55~60分ー50~55分ー55~60分と1周目より2週目をペースアップ、3周目を1周目のタイムぐらいで走れるようにする。
2・インターバル
 ~1kmを6分、以後1kごとに5分30、5分きりの繰り返しでペースを上げ下げしています
3・ペース走
k5分30で10km~20km走ります
十kmを55分、20kmを1時間50分
と一定のペースです。
休養は1日おきにランOFでとっています。
歳のせいか連続ランは疲れますね(^_^;)

匿名 さんのコメント...

ペースって難しいですね。
練習で全力で走ったつもりでも、
大会の全力の方が速くなってます。
一人で走るより、周りの速い人のペースに
つられるのだと思うのですが、長い距離に
なればなるほどペースの把握が大切だと
思います。
今の私はキロ5分を目安にペース走しています。
本当はゆっくりJOGしたいのですが、
ひねり癖が直ってないので、長くゆっくり
走るとヒザ痛が出てきます。
キロ5分で30キロ走りたいところですが、
年内どころか、一生ムリそうです。

たしろ さんのコメント...

○カッチさんへ
具体的な練習メニューを教えていただき大変参考になりました。
「1.」の2周目のペースアップと3周目が1周目より落ちないように頑張るというのは非常に具体的で分かりやすかったです。

○晴れさんへ
レースの方がペース把握にかける自分の負担が少ないような気がします。
なんというか、流れに身を任せるというか(汗)。なので、無理が利く範囲でちょっと位ならペースも少し速くなってもついて行っちゃいます。
一人での練習なら抑えるだろうなぁ...

膝と上手に付き合いながら5'00"/kmで30kmを目指してください。私は5'30"/kmで30kmを目指します。