-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-06-26

今後の練習について-道マラでメダルをもらうために-

道マラに出ることは決めた。暑いのは嫌だが、暑いものはしょうがない。走るか、サボるか二つに一つだ。

サロマを走ったランナーのブログを見て、完走メダルってやつが無性に欲しくなっている。どうしても欲しい。物欲ランナーとしては必須のアイテムだろう。問題は、このアイテムは金で買えないものだということ。

このアイテムを手に入れるには、それなりの犠牲が伴う(今までとは違う大きな犠牲が必要だろうと予測する)。

思い返せば、ゴール直後にタオルをかけてもらうことに憧れてレースに出た。
情報不足でフル完走にはタオルかけサービスはあるが、ハーフにはない(タオルさえない)のを知らず走った初めてハーフマラソン。台風一過の影響で後半は向かい風(風速15m/sだったと聞く)の中で痛恨の歩きは入ったがなんとか完走した。しかし、タオルがない。
悔しさのあまり翌年フルに出たが、35kmで脚を痙攣させ歩きを余儀なくされつつも4時間45分ほどで完走した。しかし、この年からタオルかけは廃止(というよりタオル廃止)。
そんなこんなで、昨年別海パイロットマラソンでやっと希望のものを手に入れることができた。

件のタオルは、洗濯もせずビニール袋に入れて保管してある。
女房からは「臭い」とか匂いを嗅いでいないくせに言われる。そりゃ、ゴール後に体にかけてもらったタオルだから汗は染みている。そりゃ臭いかもしれない。でも、その間、丸4年という月日、消費した金銭は決して少ないものではない。臭いとかそういう問題じゃないんだよ。
憧れのものを手にして、それを洗濯なんかできるか!(そいうデリカシーってものがないか?と膝突き合わせて小一時間話し合いたいものだ:笑)
話は長くなったが、僕の場合金で買えないものを手に入れるというのは恐ろしく時間も金もかかるということが経験的に刷り込まれている。

今度の「完走メダル」には、あまり時間もお金もかけたくない。最小の犠牲で目的を達成するためにはどうしたら良いか。それが最大利潤獲得の方程式なのだ。というか、既に時間もお金もかけて来ている土台があるのだ。
この土台を使って、さらにブラッシュアップし、一発で仕留めたい。

まだあまり考えはまとまっていないのだが、今の自分の現状を分析するに、
  • フルマラソンをサブ4で走るだけの脚は出来ていると思う。
  • いつもフルマラソンをサブ4で余裕を持って走れるかというと疑問が残る。
  • 十分といえない持久力を道マラの環境で発揮できるかという点に疑問がある。
もし、道マラが涼しい条件なら今のままの練習で良いだろう(単に完走するのが目標ならば)。しかし、過去の気象条件、今朝の3ヶ月予報からも涼しくなるという期待は持たない方が良さそうだ。ならば暑くなる。気温35℃の覚悟を持って臨まねばならない。

そこで、あと2ヶ月でどんな練習をするか?ということを考えている(僕にとっては、こういうことを考えること自体、マラソンの楽しみの一つ)。

フルマラソンに必要なのは「スピード持久力」だと言われるけど、僕のレベルでは「持久力」の占める割合が圧倒的に多いはず。サブ3.5を狙うスピードはない(単純にスピードも複合的なスピード持久力もない)が、サブ4でならなんとか持ち堪える持久力は付いたように思う。
道マラに向けてどいう練習が良いか?と考えると、最終的には次の3つに集約される。
  • 耐暑練習
  • 持久系の練習
  • スピード系の練習
だ。

幸いなことに帯広の夏は暑い(夜は涼しいけど)。炎天下の昼間の練習はきっと良い効果がでるだろう。

持久系と耐暑訓練は同時にできるだろう。平たい話が炎天下の真昼間からLSDをやれば良いのだ。場所は新得芝コースでも良い。利別往復でも良い。音更町市街地一周でも良い。ルーファスもハイドラパックもあるので場所は問わずだ。

あと重要なのは休息というかリフレッシュする練習も必要だな。
そういう意味では日影もある山(森)の中を走るトレイルランは体幹のトレーニング効果も期待できるので効果はありそうだ。

と、まぁ基本は今まで通りのことを炎天下でやるということに尽きることになる。それに加えて、スピードの面では短い距離でもM度を上げた全力疾走をしてみるテストを継続するしかあるまい。

考えれば考えるほど不安は尽きない。
しかし、不安が解消されないからと言ってやめるという選択肢を僕は採用しない。

これは試練だ。
変に楽観的に考えてはいけない。もちろん悲観的である必要は無い。
予測される不安を解消するために「ナニをする」か、「ナニをしたか」が問われているだけなのだ。
だけれども、今は結果を良くも悪くも想像することはない。しなければならないことを見つけ、実行するだけ。
今はまだ、僕の思考はシンプルな状態で良い時期なのだ。

4 コメント:

匿名 さんのコメント...

シンプルで良いと思います。なぜならたしろさんは北海道マラソンを完走できるベースが出来ていると思うからです。無責任な発言で恐縮ですが洞爺湖のあの走りができるんだから大丈夫!問題は耐暑対処(笑)です。ちょっと長文なので続きは僕のブログにします。。。

たしろ さんのコメント...

To:はせがわさん
ブログの記事も拝見しました。
耐暑対処(笑)についての経験と見聞のご紹介いただきありがとうございます。

匿名 さんのコメント...

スコップです。

今なら、過去の道マラの完走メダルを格安で譲ります。
1個買うともう1個おまけ付きで。。。。
って、冗談ですけれど(笑い)
釧路湿原30kmを2時間30分で完走すると、その後の12kmは7分/kmでも良いですね。
釧路湿原で自分の力を確認しましょう。

たしろ さんのコメント...

To:スコップさん
おおお「是非!」というのは嘘です。
駄目ですよ。そんな貴重なもの。
確かに、道マラのテストには釧路湿原マラソンは最適ですよね。
最近、忙しくてちょっと練習をサボり気味で、体重も増加中。少しでなにかしないと!と思っています。
現場でランも可能な仕事なのですが、工期的にちょっとタイトな仕事なのでランで仕事は効率が悪そうで躊躇しています。
まぁ、二日のうち一日はランで!とか企んでいるのですが、どうなることやら...