JogNoteで友達リンクしている女性ランナーの書いた「メモ」を読んで思い出し、今年の目標として「伴走を経験する」ことも付け加えようと思う。
僕は2007年に「ランニング交流会」と「釧路湿原マラソンに申し込んだ」で伴走について触れてみた。当地で伴走講習会や練習会というのがないので、伴走の技術的な実際はなにも知らない。その方面のメーリングリストにも参加(今では読むだけになってしまったけど)して、エルフィンロードマラソンの時に講習会をするというような情報もあって楽しみにしていたのだが、実際どうなったのかMLを読んでいる限り不明だったりする。
それでも、MLのおかげで今でもそれなりに事情は知っているつもりでいる。
彼女の書いたメモには「要伴走者」が増え、伴走者が足りないらしく練習会も大変らしいということだ。
なにせ当地では要伴走者の存在も良く分かっていないのでピンと来ないのだが、とにかく伴走の練習はしたいと思った。
伴走の練習は一人じゃできない。
それなりに危険(つまづいて転ぶくらいはあるよな)が伴うのだが、女房に目隠ししてもらって僕が伴走(歩きだけど)し、情報を提供するというような方法を考えて相談してみた。
相談の内容は
- どうやら視覚に障害のある人でも、ランニングしたいという人が増えているらしい。
- でも、一人じゃ無理だから伴走者という案内人が必要。
- 僕も以前から伴走者をやってみたいと思っていた。
- 僕は走ることは「おもしろいこと」だと思っている。僕が伴走者になるだけで確実にひとりの要伴走者はおもしろいことを体験できる。
- 僕はマラソン大会にでているけど、全部が全部自分のもっている力を出し切って走るワケじゃない。時には知らない土地を楽しんだりしている。そういう時なら伴走者として走ることができると思う。
- 伴走するには練習が必要で、近所では練習会がない。なので、要伴走者にどういう情報をどういうタイミングで伝える必要があるのか練習したい。ついては、君に目隠しをしてもらって近所の公園で練習台になってもらえないか?(週に1回、30分程度)
「嫌だ」と(笑)
小一時間ほど膝付け合わせて理由を聞く。問い詰めたとか、無理強いしたとかではない。
なぜ嫌なのか聞けば、その不安材料を取り払うことで協力が得られるかもしれないと思ったからだ。
そりゃ、他人の為に役に立とうとする心意気は良いと思うわ。と、まぁ、不安があるわけではなく、あるのは不満だということだ。ご無理ごもっともである。
練習でどこかの公園にも連れて行ってくれるのは嬉しいと思うわ。でも、私は目隠しなのよね。景色もなにも楽しめないじゃない。
私からすれば、他人様よりなにかほかのことで私の役に立ってくれても良いんじゃない?と思うわ。
そもそも私は走ることに興味がないんだもの。走る楽しみだか面白さだか知らないけど私には無縁よ。
でも、誰かの役に立つということは分かった。やりたければ反対はしない。でも、私に手伝わさせるのは勘弁してね。
伴走をやりたいというのは僕の気持ちであって、彼女の気持ちじゃない。練習相手をごり押しすべき問題ではないと思う。そもそも、ギリギリの理解を得ながらも遠くのマラソン大会にも遠征させてもらっているし、練習会にも行かせてもらっている。ある意味、走る為にいろいろなエゴを通しているとも言える。
先ほどの相談の課程で、現状より家族(あるいは家庭)に負担が増えなければ伴走者になっても良いという理解が得られたと思う。
さて、ほかに練習相手を探してみるか...
今は積雪期でもあり、屋外の練習は伝えるべき情報量が多く、僕には無理だ。屋内は...となるとそれも思いつかないので、雪解けを待って練習するしかないような気がする。
それまで、僕にできることはイメージトレーニングだろう。
3m先、20cm上り段差。さん、にい、いち。とかやるのだろうか?
5m先、11時方へカーブ。さん、にい、いち。
イメージトレーニングというよりも妄想の域に入っているような気がしないでもない。
--追記
伴走をしたいと思うのは僕のひとつの決心だが、興味の無いランナーであっても「伴走ガイド」は一読をお勧めする。
実際の大会で伴走者になにかあった時に「絆」を受け継ぐケースがあるかもしれない。
また、実際に大会で伴走者を伴ったランナーを見ることが多くなったと思う。Ogamanさんの「ぼやき」の記事の後段も一読願いたい。安全に楽しく走る為に有用な情報であろうと思う。
5 コメント:
昨日は「変態練習会(アベック編)」お疲れさまでした!いえいえ、こちらこそお付き合いしていただいて本当に感謝してます。
ペースも僕にとってもちょうど良かったですし、何より逆にたしろさんの無給食に驚きました!僕は過酷な気象条件の下、給食だけを楽しみにしていたものですから(笑)。
雪の上での走り込みは大変負荷がかかりますが、実は意外と良いトレーニングではと思ってます。足下に気を配るあまり、猫背になってしまい膝に負担がかかりますので気をつけねばいけませんが・・・
またやりましょう!変態集まれー(オー)
追記 伴走練習、雪解けにあわせやりましょう!なんだか僕も興味を持ちました!!
たしろさん、諸々、ありがとうございます!!
◆要伴走者にどういう情報をどういうタイミングで伝える必要があるのか◆については、自分自身がアイマスクをする側になったときの方が分かりやすいと思います。その時に感じる不安/恐怖を感じずにブラインドランナーに走ってもらうことが伴走者の役割のひとつです。
シュミレーション、私も最近やり始めました。"エア伴走"です。「20M右前方から自転車が来ていますが、大丈夫です」とか、路面にあるさまざまな隆起や段差をどのように表現したらよいか、等々。伴走の練習として有効かどうかは検証していきます。実際伴走していると「どう伝えればいいんだろう」と迷うこともあるので、少なくとも口慣らしにはなるかな、と。
自分の試行錯誤も含め、発信していきますね。私も分からないことばっかりです~。
To:はせがわさん
変態練習会(アベック編)お疲れさまでした。相当疲れていたらしく日曜日、月曜日と爆睡できました(笑)。
無給食ですが、かなりヘバっていて口にモノを入れたく無かっただけのような気がします。腹ぺこだったのはバイキングの後でごうぼうそばを喰ったので明かでした(大笑)。
雪の上は砂の上を走るに似た全身に負荷がかかるような効果があるのかもしれませんね。
また変態を集めて編隊を組んで走りましょう(汗)。
ところで、伴走の練習相手ありがとうございます。雪解けが楽しみです。
目隠しプレイでまた変態度がアップしますね(笑)。
To:しゃむたさん
ブラインドランナーになってみないと分からない不安や恐怖があるとは思っていましたが、20m先の情報も伝える必要があるのですね。良く考えれば20m先の情報でも相手が動いていれば(それが歩行者であっても)5秒かからずにすれちがう計算になりますものね。情報を伝えないと間に合いませんね。
やはり、こういうことは経験者の話を聞かないと分からないことです。
「エア伴走」は重要かもですね。よくアナウンサーが実況の練習で見たものをリアルタイムに視聴者に分かりやすいように話す練習をすると聞きます。
伴走者も同じ能力が必要なのでしょうね。
僕は伴走をしたいと思っていますが、そういう具体的なことは全然分かっていません。
経験者であるしゃむたさんの情報に注目しています。
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