いよいよ北海道のロードレース幕開けの「白糠ロードレース」だ。
周囲からも注目を浴びる(実は、そうでもないが)カナダvsたしろのバトル。双方2月までは快調に練習を積み、3月はペースダウンするという練習量も特異な差はなし、特にここ1週間はまるで走っていない(JogNoteの記録)という状態も似ている。
過去の対戦成績は1勝1敗の五分の星勘定、いよいよ雌雄を決する時。
少し早く到着するだろうとは思っていたが、7時頃自宅を出てちんたらと白糠へ向かう。
カッチさんとトモさんが来ていて雑談を少々。カッチさんはやる気マンマンだ。いつもながら年齢を感じさせないエネルギーが全身からオーラのように発している。
ぼちぼちナンバーカードと参加賞でももらいに行こうかということで受付場所の体育館へ行くとスコップさんと鉢合わせ。
なんでも、カナダさんは「鼻炎」で吐き気までするようになってDNSだとのこと。僕が思わず発した言葉は「這ってでも出て来い!」という中山竹通の言葉だ。
中山がこのような言葉を発したのは、一発勝負のソウルオリンピックの代表選考レース(福岡国際)に故障で出られない瀬古利彦に向けた言葉だった。と報道される。相手が中山語録をご存知のスコップさん、鬼さん、カッチさんだったので「大笑い」していた。
実際に中山が発した言葉は「僕なら這ってでもでますけどね」というもので、報道されている内容とは全然違う。そして、その言葉の真意は「オリンピックに出たければ這ってでも出る覚悟が必要」であり、そうでないなら「オリンピックを諦める覚悟が必要」という中山の価値観の表れだと言われている。
それはともかく、僕自身ここ1週間は走っていないし、もともと10kmで自己記録を狙うような練習も取り入れていなかったので、この不戦勝はありがたい一勝だ(笑)。
で、肝心のレースだが、一応60分は切れるだろうと予測していたが55分を切れるかどうか?の感触しかなかった。とりあえず目標は55分に設定し、スタートラインに並ぶ。
10カウントのカウントダウン後、号砲一発!
一斉にスタートするランナーに巻き込まれながら最初の1kmを4分45秒で通過。あまり苦しくもなかったが心拍計は170になっている。ここまで来てしまったので、心拍数165程度の安全運転は止めて、50分切りを目指すことにした。
往路は概ね上り基調だから5分くらいで走れていれば良いかな?と甘い考え。既に2kmから貯金を使い始める。
心拍数は175程度を行ったりきたりこれ以上のペースアップは体に良くない。でも、ここで心拍数を安全圏に落とすことは50分切りは絶望となる。175を越えないように今のペースを維持。その上でペースが上がろうが下がろうが「どうにでもなれ」的な計画だ。
第一折り返しからゆるやかながら上り一辺倒になり、かなり苦しくなる。ここ3年ほど抜かれていなかったランナーに抜かれる。しかも、彼の背中が追えない。第二折り返しでその差を確認すると約200m。時間にして1分だろうか。離されない様に頑張ろうとするが向こうは下り、こちらは上りで僕が折り返して彼の背中を確認したころには随分と離されていた。
残り3kmの表示にさしかかると今度は別の顔見知りのランナーにも抜かれてしまう。Fr201で確認すると5分半のペースまで落ちてしまった。下りでこのペースでは抜かれて当然だ。ここで、彼について行こうとするがやはり付いていけない。それでも、概ね下り基調の復路には3つのちょっとした上り下りがあり、上りでペースダウンしてくるランナーを抜きながら彼を追いかける。目測ではおよそ200mだろうか。最初の彼は既に見えない。
残り2km。ここまでくると僕自身が高負荷に慣れて、安定的なペースで走れていたので、少し頑張り走をしてみる。
ゴール手前200mではかくてさんに気合を入れられて無事にゴールした。
手元の時計では50分49秒。もう少しだったのに!と思うが、練習量からすれば上出来だ。
今日は天気は晴天、気温は寒くはなく、ランニングにはいい条件だったと思う。復路では一部向かい風となるところはあったが、あまり気にならなかったな。
それにしてもichanさんには驚かされる。体調も万全ではないのでウエストバッグにカメラを忍ばせて、折り返してくる仲間を写真に撮っている。そして、58分そこそこでゴール。こういうランニングも面白いですねというichanさんは偉大だ。
ゴール前で気合を入れてくれたかくてさん。速い人はやはり速くゴールできるんだな。あんなに練習していないのに!(笑)
カッチさんは「後半バテたな」と言っていました。yottiやまるこが来ていたらやられていたな。とぼやいていましたが、ラン&ウォークまでにはキッチリ調整するとのこと。
スコップさんはいつも楽しそうに走る。「俺はランニングが好きだ!」というのが全身から出ている。たぶん、腹回りを整理して(笑)洞爺湖に来るに違いない。
鬼さんの大胸筋はスゴイ。聞けば、もともとボディービルダーだったとのこと。ランナーの細い体にあの大胸筋は迫力だ!
そういえば、レース中なかさんが鬼さんの後ろにぴったりと涼しい顔でついていた。僕がゴールした時にも涼しい顔でくつろいでいた。
成田さんも頑張っていました。やっぱり速いね。というか、まだまだ速くなるんだろうなぁ...少なくても今年イッパイは成田さんに抜かれないように頑張ろう。
む、そういえば中標津のおやぢさんとnaojiさんもDNSだったな。おやぢさんは仕事が忙しいらしいけど、それは時間が解決してくれるだろうから(笑)、そのうち元気な姿をみることができるだろう。
naojiさんは膝の故障。まだまだ、始まったばかりなので無理して今シーズンを終わらせることはない。じっくり治してもらいたい。
カナダさんの鼻炎が気になる。花粉症?
8 コメント:
スコップです。
今日はお疲れ様でした。
そうなのです。
腹回りを何とかしたいんです。
次は洞爺湖でサミットをしましょう。
今日はご苦労様でした
やはり私のラップをみますと
最初の1kが4分46と出遅れが
最後まで響いたようです。
でも~5kを22分19~10kを21分28ときっちり後半ビルドアップしていますよ
(笑い)次は4耐で会いましょう。
背中から息子・娘の足音が聞こえる!(大笑い)
たしろさんのレース報告記は臨場感あって登場人物も多くいつも非常に楽しみです。いよいよシーズン開幕ですね。洞爺湖で不戦敗になったカナダさんのリベンジがどんな事になるか興味大です。
To:スコップさん
お疲れさまでした。アレです。レース自体は真面目ですが、レースの前後の歓談がお笑い珍道中風で人が多いと楽しいですね。
また、練習会等の企画がありましたら情報交換しながら相互参加しましょうね!
To:カッチさん
お疲れさまでした。
今年もやる気ムンムンですね。とにかく、少しでも長く速いカッチさんでいてください。
トモさんに教えてもらった「半シバレ」状態での鮭の解体ショーですが、帰宅したら既に完全解凍に近い状態で、身がボロボロになってしまいました(涙)。
To:yottiさん
とにかく、ランナーの顔見知りが多くなり、面白くなってきました。まさに「笑いあり」「笑いあり」「笑いあり」(笑いしかないとも言う)です。
まぁ、不戦勝は冗談ですが、カナダご本人が一番残念なんでしょう。洞爺湖ではその鬱憤を晴らされないように僕も頑張ります(笑)。
行けませんで、すみませんでした。
もし言ったら本当に這っていたかもしれません。不参加を決めたあと、急速に悪化し、救急病院で点滴してきました。
鼻炎は大したことないんですが、急性胃炎でした。日曜日の朝に3度ほど吐きまして、走る気力がなくなりました。
残念ながらたしろさんとの勝負は洞爺湖となります。体調はイマイチですが、それに向けてガンバリマスね。
To:カナダさん
えええ、思ったより重症だったんですね。仕事の頑張りすぎです(多分)。
まぁ、僕達には五輪は無関係なので「這って来たらダメです」(笑い話なんですから)。
洞爺湖までには私もスピード持久力を付けて臨みたいと思います。
洞爺湖畔を苦しみながら走って、ゴール後に爽快さを味わいましょう。
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