さて、いよいよしめくくりだ。
追試の為になにを補わなければならないのかを考えておかなくてはならない。
そもそも僕のような「ぎりぎりサブ4」ランナーにとって北海道マラソンは暑さを除けば、関門閉鎖時間との戦いのフルマラソン。制限時間 3:56:00 の言い換えれば「スピード」の要求されるマラソンだと思った方が良い。
こう理解すると以前naojiさんが僕の記事にコメントしてくれた「3:40:00」の力がないと道マラ完走は厳しいです。ということが頷ける。暑さによる時間の増加を経験的に15分程度と見積もっているのだと思う。つまり 3:40:00 でのフルマラソンの延長線上に北海道マラソンがある。
3:40:00でフルマラソンを完走する目標は悪い目標ではない。僕も年頭からこのタイムを目標に練習してきた。(今は3:30:00を目標!なんて公言しているが、冷静に考えればちょいと難しい)
なので、
- 「北海道マラソン攻略法-私的考察-」
- 「序章」
- 北海道マラソン攻略法-私的考察-の「試行にあたって考えた具体的なトレーニング方法」
- 「当日の実施プラン」
- 「実施プランと試行の実際(データからの反省)」
- 「トレーニング方法の有効性と改訂版攻略法」(この文)
どういう形でペースを管理するかはランナーそれぞれだけど、関門閉鎖時間に絶対に間に合う「時間基準のペース管理」は必要だと思う。
トレーニング全般にわたって僕自身、今年はもともと3:40:00を目標にしていたので、「持久力の養成」「効率」を目指して練習していた。そういったこともあって前章までに書いた通り僕が道マラ用にとった特別の対策というのは
- 「暑さ対策」
暑さ対策というか給水・スポンジ地点での注意事項を二つほど
上記の
- 奥のテーブルを狙え!(手前のテーブルにはランナーが殺到するので、奥側・進行方向側テーブルに向かった方が良い)
- 鋭角的な進路変更はしないこと!(ランナーがテーブルに殺到してくるし、道路には使用済み紙コップ、スポンジが敷き詰められている状態。鋭角的な進路変更は足への想定外の負担を強いる)
- 北海道マラソン攻略法-私的考察-の「試行にあたって考えた具体的なトレーニング方法」
- 「当日の実施プラン」
なぜなら今回の道マラでゴール後しなそばさんが足を攣らせたのだが、これを飲んで回復したようだ。痙攣防止にも有効だとichanさん、takutoさんが実証済みであり、痙攣後においてもその成果を目の当たりにしたからだ。
ここまで書いてきた練習方法や効率の為の道具・考え方、対応策に使ったアイテム類は特に目新しいものはなかったと思う。
実際には効果の薄いものや、効果を期待するのが不合理ものあるかもしれない。
しかし、マラソン練習の効果(例えマイナス効果であって)は、得てして現れるのが遅いし、目に見えないことが多い。
一般的に3ヶ月くらいの継続期間後に現れると考えて、その取捨を決めた方が良いと思う。
特効薬というか、即効性のある練習方法ってのはない。
何度も書くが、諦めずに頑張ってよかった。心が折れることなく頑張れた。と、レースを振り返ってランナーが言葉や文にする。
例え3回に一回でも、5回に一回でも諦めないこと、心が折れないことを練習でも発揮してほしい。それができたら自分で自分を褒めてやって欲しい。
だって、レースの時間より何倍も何十倍も長い時間練習しているのに誰にも褒められなければ、そりゃ諦めますって、心も折れますって。
前章の後段で「策士策に溺れる」と書いた。
あまりにも全てがうまく行きすぎて「なんか変だな」とは思っていたが、それに気がついてよかったと今は思っている。逆に気持ちがスッキリしたくらいだ。
もう少し早く、道マラの本質は「スピードマラソン」だと気がつけば、上記に加えて「スピード強化」の練習も積極的に行っていたと思う。
そして、それは10月の別海町パイロットマラソンにも非常に有効な練習になったに違いない。(道マラの本質を見誤っていたので、持久力一本勝負の僕はこれから(9/5)やっと別海向けのスピード強化を目指すことになるが、調整期を考えると実のあるものになるとは考えづらいな)
僕も諦めずに頑張るぞ!!
あ、あと大事なことを書いておかねば...ただ、言いたかったことは僕のような「ぎりぎりサブ4ランナー」には1/1000の効率アップを期待できるトレーニングや工夫ってたくさんあるんじゃないでしょうか?ということです。
1/1000の効率アップの積み重ねで1分40秒の効果を計算した。そして、結果的に3:58:14(サブ4からの差し引き約1分45秒)との妙な符合を際立たせるようなことを書いたが、これに騙されてはいけません。
あれは偶然です。
そもそも1/1000の効率アップをたまたま例示した10個の要因に限定していたこと。僕は確かに500mを2分で走れますが、フルマラソンをそのペースで走れないことはこの文章から明らかです。計算の仮定的な条件としては無理があります。デタラメです。
そもそもあの積算は「例え話」です。
もし、あえて計算するなら今回のペース5:40/kmで計算するか、僕のベストタイムの5:20/kmで計算しなければなりませんし、1/1000の要因数が不確定(確定困難)です。
北海道マラソンのホームページでは「大会データ」が掲載されている。色々おもしろいデータがあるので、一度見てみることをお勧めする。
気象データを見ると今回を含めて過去22回のうち気温25℃を下回った大会は6回。8月に開催された大会だけに限定して(最初は9月の第一週にやっていたみたい)みると19大会中4回だったみたい。
統計上はほぼ25℃以上を覚悟しなくてはならない(笑)。
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