先月の末「TAIKAN」の足入れをしてきた感想を書いた。ブログの記事にコメントをいただき、「つま先下がり」を感じるとも書いた。
で、土曜日の残業前の昼休みに性懲りも無く、また足入れをしてきた。やっぱり、つま先下がりに感じる。
なぜ、つま先下がりに感じるのかメーカーサイトに掲載されている写真で画像上から自分なりに検討してみたのでメモしておく(記事自体は土曜日に書いているのだが、仮定上の話が多いで躊躇していたが「メモ」はメモということでメモしておく:笑)。
この記事はあくまで個人的なメモ。メーカーに問い合わせもしていないし、外観写真から検討したものなのでシューズ内部については全く考慮していない。更に画像の観察にあたってはピクセル数を数えるという面倒な作業は行っておらず、感覚的に補助線を引いて計測した結果を基にしている。なので、この記事をご覧になった方は内容を鵜呑みすることなく「馬鹿なことをするなぁ」「それでナニが分かるんだ」と読み流していただきたい。結論から先に書くと「だからどうなんだ?」「言うほど違っているのか?」と自分でも良く分からなかった。
なぜ、TAIKANはつま先下がりに感じるのか?というのが今回のテーマなのだが、普段自分が履いているのはGTシリーズなのでこれとの比較が自分としても分かりやすいと思い、写真通り左GT-2130、右TAIKAN NKを並べて画像上から底面の状態について平面部(A)からつま先部へ向かう面の傾斜が変化している(だろう)と思われる部分をB~Fに分割してみた(傾斜の変化を段階ごとに分けてみたら両者とも5段階に分けることが出来たが、これは偶然であり意図的に同数の5段階に分けたわけではない)。この記事に掲載している写真画像は解像度が低く、底面についてどう切り分けたのか分かりづらい。CADからPDFに出力した結果をこちらに置いておくので興味のある方はダウンロードして見ていただきたい。
下表は上記の採寸の結果を一覧表にしたもので、参考として全長に対する割合をも記載してみた。
GT-2130 | 全長に対する割合 | TAIKAN NK | 全長に対する割合 | |
全長 | 55.059 | - | 54.643 | - |
A | 32.256 | 58.58% | 36.033 | 65.94% |
B | 5.778 | 10.49% | 5.277 | 9.66% |
C | 5.112 | 9.28% | 4.507 | 8.25% |
D | 4.905 | 8.91% | 3.926 | 7.18% |
E | 3.553 | 6.45% | 2.920 | 5.34% |
F | 3.455 | 6.28% | 1.980 | 3.62% |
つま先高 | 8.906 | 16.18% | 7.537 | 13.79% |
底長 | 57.741 | 104.87% | 56.723 | 103.81% |
一応、観察結果としてはTAIKANのA部の割合が大きい。平面部分の割合が大きければ「つま先下がり」に感じないハズ?だ。しかし、それは立っている状態の「安定度」?で、重心を前に移動させる(歩く、走る)とどうだろうか?
底面の傾きは段階(B~Fへ)を踏んでいるが、最終的には「つま先高」分だけ変化する(とすると)
GT-2130 | TAIKAN | |
つま先高/全長 | 16.18% | 13.79% |
つま先高/B~Fの総和 | 8.906/22.803≒39.06% | 7.537/18.610≒40.50% |
僕はこの約1.5%の違いをもって「つま先下がり」に感じたのか?というか、1.5%の違いがどんだけ?なのかが分からない(苦笑)。
要は、傾斜の話なんだから次に底長で計算してみる。
GT-2130 | TAIKAN | |
つま先高/底長 | 15.42% | 13.29% |
つま先高/底長-A | 8.906/25.485≒34.95% | 7.537/20.690≒36.43% |
全体としての傾斜(つま先高/全長あるいはつま先高/底長)がGTよりも緩やかであるのに、B部から以降は急激?に傾斜させ、重心移動を素早く誘導するソールの形状であると推察できる。この形状が僕に「つま先下がり」を感じさせたのだと思う。
また、底長の全長に対する割合が約1%短い。もし、GTとTAIKANが全長とその靴サイズにおいて一致するならばGTよりもTAIKANの方が「接地時間が1%短縮される」(よね?)ことになる。
ただ、いずれにせよ「つま先下がり」を感じるという僕の感想に立ち戻って考えると、両者の差異は最終的に100m走って1.5mの差でしかくなく僅差、気にすることも無い。ともいえる。
しかし、その差は100m走って35m上るのと100m走って36.5m上る差に現れる。(どう表現してもピンとこない:大笑)。
とにかく実感のない差が数字になってしまった。
ここで僕は思い出す(都合よく)のだ。シューズマスターの言葉を
「わずか1%でも人間にとっては激変である」と。
2 コメント:
遅くなりましたが、例のブツ送りました。21日に到着予定です。シューズ買いたい・・・・
To:晴れさん
おおおお、ありがとうございます。
カーボンシートの移植を企み、行動に移しましたが見事玉砕(号泣)しました。
靴は良いぞ(意味不明)。
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