-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-10-13

パイロットマラソンでベストタイムを出すペース配分について-1-

別海町パイロットマラソンは「平坦コースで走りやすく、記録が出やすいコース」という評判(評価?)のあるレース(コース)だが、僕は1度しか走ったことがないけれど印象としては

後半の下りと沿道応援が熱烈が助けてくれるコース
というものだ。

それじゃ、自己ベストを出す為のペース配分(前半の上り、後半の下りの対応)はどんな感じになるのか、Webで見つけた「道東のカッ飛び爺」の成功例(昨年)と失敗例(今年)のペース配分を参考に最適なペース配分を妄想してみた。

左グラフで「赤」が今年、「青(紺?)」が去年、「ピンク」は目標達成に想定したであろうと僕が推測したペース。(別々の画像を引き伸ばして重ねているので、キッチリと距離の目盛りに重なっていないのはご愛嬌。適宜、擦り合わせてみてください。)
「赤」についてはFa201の自動LAP機能からデータと思われるがこれは精度の高いLAPだったと仮定する。また「青」については昨年の5kmごとのLAPからsec/kmをそのまま反映しているので、1kmごとのLAPタイムではない。「ピンク」については3時間30分(できれば切りたい)で完走する場合、去年の経験から40km以降のペースダウン分の2分間を30kmまでに貯金するとした場合のSTART~30kmまでを「4:55/km」、30~GOAL「5:08/km」のペースを推測した。

昨年は浅井えり子さんをペースメーカーにした非常に安定的な走りとなっている。
ご本人に聞いたり、ブログで拝見したりした中で35kmくらいまでは浅井さんについて行けているということであった。
グラフを見るとペース的には30~35kmに若干のペースアップが伺える。ペースメーカーのゴールタイムが宣言通り3時間半だったと聞き及んでいるので、このあたりで帳尻あわせ的にペースアップした可能性を否定できない。30~35で僅かでもペースアップできてしまうところは元が付くとは言え流石五輪ランナーだ。一方でここから(30~35)が最大の山場となる市民ランナーとの力の差やレースプランの違いが伺える。そういうことがあってカッ飛び爺が35km以降遅れてしまったのだろう。
禁句ではあるが
「もし」25kmからゆるやかな帳尻あわせをしてくれたなら「最後までいけたかもしれない」
と本人ではない僕は思う(僕が思って、どーする?:笑)。

とにもかくにも、このレースはカッ飛び爺のベストであり成功レースであったと言える。そういう意味でも今年に期するものは並々ならぬ大きさがあったと推察する。

では、カッ飛び爺の今年のレースプランについてはどうであったろうか。
実のところ詳細は聞いていないが目標はあくまで「3時間30分切り」であり、浅井さんの前でゴールする。というイメージのようだった。
ペース配分については聞いていないのであくまで推測であるが、去年の成功例を基に前述の通り「ピンク」を想定したものと僕は思う。

で、現実的にはどうであったかは「赤」に示した通りであるが、この重ねグラフを見て僕が直感的に「おや?」と思ったのが前半に2箇所ある。
それは、5~10kmのペースアップであり、いまひとつは10~14の赤○で囲ったところだ。

僕の疑問は一旦おいておいて、カッ飛び爺自身の回顧としては、「1kmの入りが04:20でちょっと速い」(a)と書かれていて、「2km辺りで浅井さんの集団に追いついた」(b)と書かれている。
また、「5km前に既に浅井さんの集団に前に出ていて」(c)、「ノエルのパパさんと併走状態が折り返しまで続き」(d)、「19km辺りから足の甲が痛くなってきた」(e)と書かれており、前半のペースが速すぎたと反省されている。

この点に付き、目標ペースおよび今年の実績並びに標高グラフをも参酌しつつ検討してみた。
去年の実績(青)と今年の目標(ピンク)から、自分は30km前は浅井さんの集団よりも「ちょっと前で良い」プランだったと推察される。しかし、現実には浅井集団は自分よりも前に位置しており
  • 「1kmでちょっと速いと思った(予定では4:55だけど実際は4:37)」(a’)けど、
  • ゆるやかにペースダウン(4:47までペースダウン)しながらも浅井さんの集団に追いついた(b’)。
  • 浅井さんの集団追いつきはしたが自分のプランとしては少し前でも良いと思っていたし、調子も良かったので5kmでは浅井さんの集団の前に出ていた(c’)。
と推察できる。
4~5kmのペースは4:57/kmなので、ここでこのペースを維持していれば結果は変わったかもしれない。
では、なにが予定を狂わしたのかについて、結果との整合性をはかりつつ次のストーリーを作ってみた。

それはたぶん、併走しているランナーが気になってしかたない。知らない奴なら気にしなかったろうが、知っているランナーがいると「抜きたくなる」「離したくなる」というのが「カッ飛び爺」の良いところ。
「自分の調子は良い」、「5kmまではほぼプラン通り」で「余裕があるような気がする」、「帰りは下りだ」と計算したに違いない。
計算結果が許容範囲にあるなら「離したくなる」という遊び心に火が点く。それが5(4:57)~10km(4:36)までのペースアップではなかったろうか。
ところが、標高グラフの通りこの区間はほぼ上り一辺倒の区間。たぶん、相当の足を消費したに違いない。
その証拠がピンク○で囲った10~14km区間だ。10kmまでは上り傾斜をものともせずガシガシ加速ペースアップしていたのがこの区間では見事に傾斜なりにしか走れなくなっている。
それでもノエルのパパさんが付いて来るので目標値よりもかなり頑張ってしまったのではないだろうか。
ノエルのパパさんのJogNoteの記録にもある通り折り返すと「サーッ」と下って行きブッチ切ってしまっている。
しかし、グラフをよく見て欲しい。14km以降は徐々にではあるがペースダウンが始まってきているのが分かると思う。それだけ、前半の上りで足を消費していたのだと思う。

また、僕のみたところ26~27kmのペースダウンは様子がおかしい。
なぜなら、標高グラフで分かる通り「26~27km区間」と類似する下りである「24~25km区間」でペースアップ(4:37)できているにも関わらず、問題の「26~27km区間」は「4:45」とペースダウンしている。
25kmの給水のオレンジジュースが良くなかったとカッ飛び爺はブログに書いているが、25kmのSPLITタイムは約1時間58分(30km;約2時間22分)であり、去年の釧路湿原マラソンの約1時間56分(30km;約2時間19分半)と2分しか違わない(30kmでは2分半)速いペースだった影響が現れているいると思われる。
これ以降はいわゆる35kmの壁もあって撃沈してしまうが、ラスト2kmを5分ちょっと/kmのペースで締めくくってしまうのは「カッ飛び爺」の面目躍如である。しかも、ゴールタイムは3:35:50というのだからビックリするしかない(汗)。
禁句ではあるが「もし」「れば」「たら」を使うが、
もし、ノエルのパパとのバトルで茶目っ気を出さず、プラン通りに走っていたら
と思うと僕も残念でならない。

教訓その1:
30kmまでは調子が良くてもペースアップしない。(なんかどっかで読んだか聞いたな:原典不明)
教訓その2:
バトルは残り5kmから!
それにしても、やっぱりフルマラソンは大ベテランのカッ飛び爺でも難しいんだなぁとしみじみ思う次第。


後記
Webで見たデータをもとに自分なりに解釈しました。
詳しくはご本人に確認しておりませんので、そもそものレースプランはもちろん、スタートから折り返しまでの心理状態やお考えなど僕個人の推測をもとに「過程」と「結果」の整合性を図りつつ書いたフィクションですのであらかじめご注意願います。

また、ご厚意により僕のブログのコメント欄にデータを添付していただきました。現在、鋭意データの解釈について検討中です。まとまりましたら、このブログで「パイロットマラソンでベストタイムを出すペース配分について-2-」として公開させていただきます。

2 コメント:

カッチ さんのコメント...

多分私?的確な分析有難うございます。ご教示にしたがって冷静にレースを続けられるようにイメージトレーニングにせいを出します
(笑い)田代さんに刺される3時間30分切り狙いますよ。

たしろ さんのコメント...

To:カッチさん
カッ飛び爺といえばカッチさんです(笑)。
当日の調子はきっと良かったんでしょうね。グラフを重ねて行くごとにだんだんと悔しくなってきました。ご本人が一番残念なお気持ちだったでしょうね。
来年はぜひ3時間30分を達成してください。そして、再来年は3時間40分くらいまで落ちてください。そうしないと僕は追いつけません(笑)。
冗談はさておいて、3時間半の次は3時間20分と益々お元気にカッ飛んでください。