知っている人は知っていると思うが畑中葉子の「♪後ろから、前から...」ではない(ザンネンっ!)。
腕振りは前か、後ろか?という件について、一応の僕的結論として「前に振る」を意識してみようと思う。
自分のランニングフォームは前傾が不足(という言い方が適当なのかは定かではないが)している点という個人的な事情を踏まえたものである。
身体(重心)を前方へ移動させるのがランニングだとすれば「前」に重心を移動させやすい動きが適切なんだろうという考えたからだ。前に振るイメージの方がうまく身体を前に運べているような気がする。
ここ10日ほど、「前に振る」、「後ろに引く」をいろいろと試したところ「前に振る」に意識を置いた方が「適度な前傾が得られている」(ような気がする)。これは平坦地、上り、下りのいずれの場合でも感じられる。肩胛骨を引く動きを意識すると重心が後ろに残ってしまう(ような気がする)。特に下りでは「そっくりかえって」いるような感じにさえなる(と感じた)。
また、腕を前に振る意識すると、足の踏み込みが強くなる(ような気がする)。(ひょっとしたら単にブレーキを力強くかけているのかもしれないけど)
腕を前に振るの具体的なイメージとしては、グー(中にはパーの人もいるかもしれない。チョキの人は普通いないだろう:笑)を横腹を通過する時に「ぐいっ」と力を入れる(この「ぐいっ」が接地している足から地面に伝わる感じがする。)。
このような(腕を前に振る)イメージで走ってみても、前に振る側と反対の肩胛骨がシッカリと引かれているように感じた。結果として「肩胛骨を引くイメージ」も実現できているので、肩胛骨からスタートする骨盤の旋回運動もできている(と思う)。
腕を「前に振る」をイメージの問題点としては、
- 腰の落ちたフォームになりやすい。
- 腰から上体を前に折ったような変な前傾になりやすい。
- 踏み込みが強くなる(とすれば)ので、バネを使った走りになりやすい。
「1」については、しっかりと骨盤を前傾させた立ち方を習得。「2」については、目線の位置を足下には置かず遠くに定め、「3」については自分の身体の真下で着地するように意識することが必要だろう。
腕を「前に振る」をイメージするには手になにかを握るというのは効果的だと思う。僕の場合は
- ノルディックポール
- e3グリップ
以上はあくまで僕自身の個別的な事情と短い間の試行の結果からの結論である。
他のランナーにはなんの役にも立たないかもしれない。しかし、僕の場合は「身体を前に運ぶ」という点から上記のような方法が良いように感じたにすぎない。
都合が悪くなるまで、これでやってみようと思う。
6 コメント:
おひさでこんにちはー
走ってきましたよ、NAHAマラソン。レースの二週間くらい前に軽い肉離れを起こしてしまい、出場も危ぶまれましたが根性で走ってきました。完走だけを目標に臨んだこのレース、6分半から7分のゆっくりペースで、とにかくできる限りのところまで行ってみようと思いました。ハーフは2時間20分くらいで通過し、「これは4時間台行けるな」と思っていたところ、28km地点で痛みのために全く走れなくなりました。これでもう終わりかと思いましたが時計を見ると、残りをすべて歩いても時間内に完走できそうだったので、気持ちを入れ替えて根性で歩き抜きました。いやー14kmちょいでしたが、歩くのって辛いっすねw。タイムは自己ワーストの5時間55分でしたが、いい勉強になりました。
今週末は小出道場の最終選考テストがあるので、まだまだマラソン漬けの生活が続きます。
たしろさんも頑張って下さいね。
To:吉田さん
おお、行って来ましたか!
というか、コンディションがよろしくなかったようでザンネンですね。肉離れってクセになるという話なので気を付けてください。
小出道場の最終選考に残ったのですね。なんとか門下生に選ばれてください。
たしろさんの投稿を見て昔々を思い出しました。
その昔、私は中距離と競歩をやっていました。
その頃はただ単に辛いだけの競歩でした。でも基本に忠実な動きを反復練習しないと体得できない競歩は、趣味でランニングを再開今の私の走りのベース(イメージ)となっています。
ちなみに私の場合は『後ろ派』
理由は短距離と競歩の腕振りは同じで、腕を振り降ろす速さ&その反動で、走るリズムと体軸を調節しています。
たしろさんの走りの研究は、競歩に通じるものがあると思います。研究課題として、いいところに目をつけましたね(笑)
To:kotobukiさん
忠実な反復練習しないと体得できない。という言葉の重さをひしひしと感じています。
ところで、後ろ派とのことですが、「腕を振り下ろす」というのは「引いた腕を前に出し始める」動きのように思うのですが、そうすると「前派」のように読めるのですが違うのですか?
研究課題として良いところに目をつけたとのこと、正直、迷宮に入り込んだ気分です(笑)。
んん~ 実に、おもしろい。
ニュアンスは違えど行き着くところは、同じor大差ないかも?しれません。
感覚的な説明で恐縮ですが
大根切りをイメージすると
両腕(両肘)は90度に曲げ
手のひらは”パー”
顔の高さから、素早く振り下ろして手刀で大根を『スパッ!と』切るイメージ。
そうすると
両腕は後ろへ行き、やがて反動で前に自然に戻ってくる。(引いた腕を意識的に前に持って来るのを意識するのは、登り、スプリントくらいの時で、後は自然~に戻ってくるので余り意識していません)
両腕でやるとわかりやすく、これを左右交互にやれば、腕振りになる。。。。
子供たちに教える時には、肩甲骨が・・・と言っても理解不能なので、こんな説明にしています。
これは、もしかして・・”前”でしょうか?
競歩との関連で肩甲骨の動きと骨盤の回旋は・・・と、続けたいところですが
近いうちにMyブログに書こうかと思います。
To:kotobukiさん
おおお、醤油ことでしたか!!
よく分かりました。それは「後ろ」ですね。
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