東京マラソンの完走者は29,852人で、完走率は96.7%だったとの報道があった。
時間制限が7時間というのが大きな要因だろう。
自分が感じたのは7時間もあれば完走できるよ!という意味ではない。
先日書いた「ホノルルマラソンに於ける統計上のサブ4ランナーの比率」から推察するに、国内の多くが採用している5時間の制限時間内に完走できるランナーは約35%。ざっくりと全体の2/3はフルマラソンを完走できないのだ。
他の大会では「完走する意思」を持ちつつも制限時間の壁に阻まれてきた多くのランナーがいる。
制限時間の壁に阻まれるのは、鍛えることを怠ったランナーばかりではない。いろいろなハンデがあって4時間や5時間では完走できないランナーだっている。
本来、制限時間の拡大はこうしたランナーに開放される拡大枠なのだろうと思う。
ランナーは完走する意思を捨てるな!
完走する意思を持ち続ける限り東京マラソンは誰彼分け隔てなく道を用意してくれている。沿道には折れそうな心を支えてくれる激励の応援がある。そんな大会なのだろう。
既にいろいろな問題点が話題になっているようだが、自分としてはこのままでもいいから、
完走する意思を持つランナーにはゴールを用意する。という大会になるよう大会主催者、スタッフ、ボランティア、ランナーはもちろん、沿道応援の皆さんの盛り上がりで発展させて欲しいと願う。
大会関係者やコース周辺の住民方々には大変な犠牲とご苦労が多かったと思います。
私は参加しておりませんでしたが、TV・新聞での報道に接し大会の盛況・成功をお喜び申し上げるとともに、皆様のご尽力に感謝申し上げます。
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