いろいろな実験、検証を行って来たForeAthleteならびにForeRunnerだが、なぜ両者の表示が一致(近似)しないのかという原因については残念ながら分かっていないし、これからも僕の知見では分からないことだろうと思う。
- カナダさんのForeAthlete201-その1-
- 実験報告-その1-
- 実験報告-その2-
- 実験報告-その3-
- 実験報告-その4-
- 実走実験報告-Fa、Frペース表示 その1-
- 実走実験報告-Fa、Frペース表示 その2-
- 実走実験報告-Fa、Frペース表示 その3-
- 実験報告-時計がダメだ-
確かに現実問題として、二つ並べて見ればそれぞれのユニットが異なる値を表示しているし、同じところを走って来てもそれぞれのユニットの表示する「距離」、「(所要時間)時間」、「時刻(現在時刻)」が異なっていたりするので、理屈的には「容認し難い」事だ。
しかし、レース時や練習時の「目安」として役立たないものか?というと、そんなことは無いと思う。
Fore*01シリーズの精度は
- 5~15m。
- 標高の取得はあてにならない。
- 水に弱い(生活防水というが、ほぼ濡らしたらダメ)。
- 時刻の取得自体怪しいことがある。
- 時計としては「クオーツ精度」はないみたい。
- ペースアラート(スピードアラート)をONにすると誤差が大となる傾向がある。
- 加速時、減速時の表示は怪しい。
こうした特性(精度や傾向)を踏まえて、
- ユニットの電源をONにするときは腕にしたままONにせず、天空の開けた場所で、地表あるいは車のボンネット等ユニットが移動しないところで衛星のキャッチを待ってから腕に装着する。
- ペース(スピード)アラート機能はOFFにして使う。
- ペースはユニットの表示を目視して行うが、瞬間瞬間で表示が異なることがあるので、瞬間瞬間の表示をあてにせず、頻度は多くなっても常にユニットの表示を目視で確認しつつ、自分の体内速度計とも照らし合わせ、ユニットの精度をも考慮して「目安」程度に現状を理解する。
僕はペースアラートはOFFにして、電源ONのときには動かない場所で衛星のキャッチを待ってから腕に装着する。
こうやっても、レース主催者発表の距離と違うことがあるし、同時に利用していたS610iと所用時間が異なることも多々ある。
そんなFore*01でも「役立たず」とは思ったことはない。今回の実験、検証から「あてにならないものだな」とは思っていてもレースや練習で使い続けると思う。
その程度の精度であっても指標として「数字」を表示してくれるFore*01は有用だと思う。
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