-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-04-25

意外にシッカリしている?-マラソン完走BOOK 楽しくきれいに走りたい 谷川真理、中島進 共著-


「マラソン完走BOOK 楽しくきれいに走りたい」という本について、以前「トレーニング・ノウハウ」に書いた。
今でも印象は当時と変わらないが、昨日寝る前にパラパラと見ていたら紙面の都合かちょっと端折っている面が窺えるが内容的に結構充実しているのではないか?と思えるのでメモしておく。


内容は「歩く」ことからスタートする。この手の本の定石であるが、ランニングの基本はウォーキングという現れなのだろう。
ゆっくり走り始め「走ることに慣れる」(習慣的にも肉体的にも)が第一段階で、その後「速く走るため」にどんな練習をするかが具体的に書かれている。

ランナー(特にビギナー)のレベルアップ(成長?成果発現?)の速度には個人差がある。自分の経験に照らしてもランナー自身、自分のレベルにあった練習ってどんな練習なのか分からないというのが普通だと思う。
従って、ただ漫然とゆっくり走っていたり、闇雲に全力疾走を繰り返したりしがちなものだと思う。

この点、本書は「5kmタイムトライアル」の結果から「28分以上かかったランナー」、「24分~28分のランナー」、「24分以内のランナー」の3つのグループに分けて、それぞれのレベルに合った練習方法を示している。

ランニングを始めてから5kmを24分を切って走れるようになるまで、どのくらいの月日が必要かは人それぞれだろうが、24分のハードルって「そう低くない」と思う。
本書の示す24~28分のグループの練習方法を実践すれば比較的早期に24分切りが可能なのだろうか?本書を入手して3年?になろうとしているが、僕は本書を基に練習をしてきたワケではないのでその効果は分からない。

ただ、どんな練習をどんなタイミングで取り入れて行くかという指標が本書にあるような気がする。
5kmを24分以上かかるランナーは該当部分を立ち読みするなど、一読するのも悪くないと思う。

「★★★★☆」

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