-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2007-11-09

行く末

決して悪い意味で書いているのではない。

どうもいろいろ読んだり、聞いたりしているとランナーの成長の過程というか道程というか、行く末というか、行き着くところというか、末路のようなところは「トライアスロン」になるような気配。

自分はダイエット目的でJogを始めた。なので、現在フルマラソンに主眼をおいて日々練習していることがシンジラレナ~イ。
そもそも「フルマラソンなんて夢のまた夢」でとんでもない夢だった。
ところが、走り始めて2年目(といっても丸1年のまだ始めたばかりのころ)の時の「十勝健康マラソン」のichanさんが仕切ってくれた前夜祭で「ogaman」さんや「siba」さんご夫妻等(パパさん(だったかな)とか他にもいらっしゃったかもしれないが失念)と歓談できる機会があった。
その時の話題は主にフルマラソンの話、特に「道マラ」話ばかりだった。話の内容は刺激的で面白いのだが、どこか「フルマラソンを走らねばランナーにあらず」っぽくてフルマラソン未経験者の僕は面白い気持ちにはなれなかったな(というかちょっとしたジェラシーだったかも)。
そういう気持ちがフルマラソンに対する一種のチャレンジ魂を刺激してくれて、結局、その年の秋にとよころサーモンマラソンでフルマラソンに挑戦することになった。
2度の挑戦はボロボロにされちゃった。
本当に「フルマラソンは簡単じゃない」し、あの時聞いた話は「体験しないと分からない」とも思った。つまり、あの時、僕には分からない話をされていたんだなと2年後に知ったわけだ(すっかり、ogamanとsibaさんの話術にハマって面白い気になっていたんだが。)。

幸いなことに3年かかったけどサブ4ランナーになれたし、次は「道マラ」か?と他人に言われるんだが、話せばフルマラソンよりも長くなる理由があってまだその気になれない(笑)。

ということで、どうやら市民マラソンランナーはキャリアとともに距離を伸長する傾向にあると経験的に思うのだが、すると僕の場合次は「ウルトラマラソン」ということになる。
現に去年あたりは全然その気にすらならなかったウルトラマラソンだが、いろいろなところでウルトラマラソンの話を聞いたり(望んで聞いたり、望みもしていないのに教えてくれたり)しているうちに自分でウルトラランナーのブログを読み「情報収集」するようになってしまっている。

じゃぁ、出走か?というと「まだその気にはなれない」んだけれど、一般的なランナーの傾向と思われる距離の伸長傾向から「いずれは走る」ということになりそうな感じがしている。
それじゃ、その後はどうなるんだ?と未来に夢を馳せるに、どうも「トライアスリーター」の道に向かうのではなかろうかと疑っている。

身近なところではKuriさんが「デュアスロン」(ラン、バイク、ラン)をしているし、先日のこがらしマラソンの帰路に「そのうちトライアスロンかなぁ」なんて言っていた。
カナダさんはトライアスロン目的ではないにしろ水泳をやっている(自転車は持っていないらしいが)し、レーサーを買ってしまえば案外早い段階で「トライアスリーター」の道を目指すかもしれない。
ichanさんはウルトラランナーではないけれど、去年愛知でマラニック風にウルトラマラソンに匹敵するほどの長距離を走っているし、今年レーサー(自転車)を購入し自転車の練習?もしていて、ご本人には聞いていないがひょっとしたら来年あたり「デュアスロン」に出ようと思えば出れるのではないか?と思っている。

長文の中の一説なので新刊本のネタばらしが霞んでくれるとうれしいのだが、村上春樹もフルマラソン、ウルトラマラソン、そしてランナーズブルーを経験して、トライアスリーターへの道に入ったランナーの一人だ。
一方、かくてさんのようにトライアスリーターへの道に入るそぶりのない(僕が聞いていないだけかもしれないけど)ランナーもいらっしゃるので必ずしも、ランナーの行く末が「トライアスリーター」であるとは限らないのかもしれない。

結論としては、ランナーの性向としては「距離を伸長させる」とか「トライアスロンを目指す」とかで、要は「負荷増大化志向」があるように思う。
そう思うと、自分も過負荷な状況に好んで身を置きつつ、エンドルフィン依存度を高めてしまうのだろうか(笑)

3 コメント:

匿名 さんのコメント...

さすがにたしろさんの観点は鋭いです。確かに長距離ランナーは負荷増大化するのは間違いないと思います。なぜなら、そこには歓びが待っていることを知ってしまったからではないでしょうか?
私は今年からスイムに取り組みトライアスロンのオリンピックディスタンスである1.5キロまで行けたので、来年は帯広アクアスロン大会に出たいと野望を持っているのでした・・・。(カナダ)

匿名 さんのコメント...

ロードバイク買えないので・・・(涙)
(カナダ)

たしろ さんのコメント...

To:カナダさん
過負荷を「歓び」としますか!!
恐るべしエンドルフィン(笑)。
やはり、そちら(トライアスロンというか、アクアスロン)の方向へ行きますか。

あれです。カヌーを2艇ほど売ってしまえばレーサー買えませんかね?(嘘)

冗談はおいて、村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」はお読みになりましたか?
もし、まだならカナダさんのような方にお勧めだと思いますよ。蔵書とすべきかは僕には分かりませんが一読の価値はあるように思います。図書館利用でぜひお読みください。