-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2006-05-16

集中力 |トレーニング|

先日のマラソンを楽しむ会の反省で集中力の欠如(散漫)を挙げた。
では、ランニングに於ける「集中力」って一体なんぞや?
と考えてみる(考えたところで結論には至るまい:笑)

集中について考えるとよく分からないけど、集中力が散漫になっている場合を考えると列挙しやすい。

  • なんとなく「ずるずる」とペースが落ちてしまうことがある。
  • 練習でも「油断している」とペースが落ちて楽なペースに落ちようとする。
  • レース中でも「ぼーっとしている」とペースの変化に対応できなかったりする。
  • あまり流れに身を任せ過ぎると予想外のペースになる。

あれ?全部ペースへの影響に関係することだな?ペースへの影響を考えないことだってあるよな。
腕振りに注意してJogしようと思っても足元ばかりが気になる場合がある(逆のこともあるけど)。これも集中力の欠如の問題だよな。

ああ、そうか!
「集中」って、「ひとつのところに集めること」だよな(いまさらなにを言う!広辞苑的には「ひとところに集めること。また、集まること。」)。

そう考えると先日の大会の10km以降は集中してなかったな。
ペースを上げる(心拍数を上げる)予定だったので、10km給水後
  1. よーし、ここからだ!と意気込んだ。
  2. 汗の冷えが気になり「それにしても寒いよなぁ」
  3. 「寒いといえば軍手もぐっちょりで手が冷たくなってきたなぁ」
とか考えちゃったものな。2の時点で集中してなかったことが明白だな。(寒さで体が動きません-マラソンを楽しむ会-10km以降の顛末を見ると「走り以外の感想」が多いのが分かる。)

本当はここで、目標の心拍数165くらいに上げる努力というか「なにかをしなければならかった」んだ。
例えば
  • イチ、ニ、イチ、ニのリズムをイチ、ニ、サン、イチ、ニ、サン と変えてみるとか(その効果は分からんが)
  • ストライドを5cm延ばしてみようとか
  • ちょい、蹴りを強くしてみようとか
なんか目標に向けてなにかしなければならなかったんだな(多分)。

マラソンに於ける集中力とは、定めた目標を達成するために現状を把握し、目標と現状との乖離を客観的に評価、対目標への軌道修正を短時間で行うべく五感を研ぎ澄ますこと(さま)。

ということかな?
するとマラソンを楽しむ会の自分は
  • 目標は明確にしていた
  • 現状把握を心拍計で把握していた
  • 目標と現状の乖離を客観的に評価できていた
が、対目標への軌道修正を「寒さ」に気を取られて行うべき工夫、努力を怠っていた。といえる。

ふむぅ...マラソンって難しいなぁ

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