-絶え間なく鍛えた者だけに栄誉が訪れる-

2008-05-26

洞爺湖マラソン-反省-

恒例の一人反省会。
昨日は自己ベストということもあって興奮気味だったのか「イーブンペースで走れた」ことが嬉しいというようなことをあちこちに書いた。
しかし、個別に見ると「イーブン」ではない。去年の別海との比較では「イーブン近似のペース」とは言える。

一応、5kmごとのタイムについて去年の「別海町パイロットマラソン」と昨日の洞爺湖マラソンの比較表を作ってみた。
別海は既に公式タイムが公表されているので、そのタイムを採用。昨日の洞爺湖マラソンは後日公式タイムが郵送になるらしいが、とりあえず手元時計によるものとする(但し、中間地点とゴールタイムはGTMailで配信されたタイムを採用した)。


2007別海 2008洞爺湖
5km 25:59.9 0:05:12 26:27.2 0:05:17
10km 51:46.5 0:05:09 51:48.3 0:05:04
15km 1:17:43 0:05:11 1:17:36 0:05:10
20km 1:44:09 0:05:17 1:43:47 0:05:14
中間点 1:49:57
1:49:48
25km 2:10:28 0:05:16 2:10:24 0:05:19
30km 2:37:20 0:05:22 2:37:09 0:05:21
35km 3:05:31 0:05:38 3:04:43 0:05:31
40km 3:35:04 0:05:55 3:32:54 0:05:38
Goal 3:48:18 0:06:02 3:45:18 0:05:39


0:05:25
0:05:20
30kmまではほぼ同じペースだったことが分かる。
ゴールタイムで自己ベストを3分縮めることができたのは、前夜に食べたカップヌードルの調理時間と同じなのは単なる偶然だろうか(偶然に決まってます:笑)?

冗談はさておき、両者を比較するにあたっていくつか注意を要する。
なによりも別海のモチベーションと今回の洞爺湖では雲泥の差がある。
別海はこれを目標にと一年間コツコツ準備の上、万全の状態で臨んだのに対し、今回の洞爺湖マラソンは3月2日にあった白糠練習会に参加したメンバーのほとんどが洞爺湖マラソンに出るというので熟慮の末3月10日になって申し込んだという割と軽いノリ。そして、洞爺湖は、練習を頑張り過ぎたためか疲労感から直前1週間は体力回復を第一に考え喰う、寝るを最優先。練習できない不安とが交錯する状態だったことから、洞爺湖マラソン自体には特別な記録的目標は定めていなかった。
もっとも、練習のし過ぎ?による疲労感というのは普段からの自己節制が十分でなかったことが原因で、急に参加を決めたことが原因ではない。
したがって、記録的な目標を定めなかったのは「体調云々」というよりは「気持ちがレースモードに入っていなかった」ということなのかもしれない。

そういったことを念頭におきながら、レースモードに入っていない状態にも関わらず自己ベストを更新できたワケを考えてみた。

両者において差が出たのは35km以降のLAPタイムに現れている。

左は去年の別海(青)、今回の洞爺湖(赤)に於ける心拍数の推移グラフを重ねてみた。
LAPタイムに現れた両者の差は、タイムを裏付けるように2時間45分以降に顕著な違いが見え始める。

とりあえず、心拍数で気が付いたことを列挙してみる。

青は
  1. 全般的に運動時間の経過とともに右下がりとなっており
  2. 一時間45分経過後(20km経過)から心拍数水準が一段落ち
  3. さらに3時間15分以降(37km以降)もう一段下がっている。
赤は
  1. 青1、2について同様の傾向が見られる。
  2. 2時間45分(32km)では心拍数水準を25km地点水準に戻そうとする努力の跡が伺える。
  3. 3時間15分(37km)では心拍数水準を25km地点水準に戻そうとする努力の跡が伺える。
また、青、赤の比較において、運動時間1時間45分(20km)ころまでのタイムはほぼ同等だが、青が高水準であるが、これは別海のコースは前半が上りであることから同等のタイムとするには赤よりも頑張る必要があった為と思われる。
また、2時間経過後から2時間45分ころまで(水色の四角で囲った部分)両者の心拍数水準は近似しているのが分かるが、これの意味するところについて、今は良く分からない。

ちなみに、青の平均心拍数は157、赤は158と同一水準である。

端的に言えば、赤2、3の分(約3分)洞爺湖では別海よりも速く走れたということになる。つまり、30km以降の頑張りが時間や心拍数に現れている。

そういえば、今回は「ガツンと来た」というような30kmの壁、35kmの壁はなかったような気がする。
これは、冬場のLSDの効果が現れたのだと思うが、むしろこれはeRCとかちでの記録会の反省(35kmで撃沈)から慎重な前半戦の走りをしたからだと思うし、既に洞爺湖のコースを経験されている方の情報をそれなりに覚えていた為、走りながら自重できた効果が現れたのだと思う。
もし、今回体調が良くて「やる気ムンムン」だったら、こういう走りができたかは疑問だ。まさに怪我の功名というやつだろうか。

別海と今回の前半戦における心拍数は僅かなものであるが、この僅かなところの差が大きく出たのかな?とも思う。

あと過大評価になるかもしれないが、前半の心拍数と速度の関係において感じることは、この冬から4月一杯まで重点を置いて実施して来たLSDで少ない心拍数ながらも速度が得られるように体質が改善されたのだと思う(かなり希望的:笑)。
体調、天候がよろしくなく、入れ込まなかったことが結果としてよかったのかもしれないと思うのだが、それを言っちゃおしまいなので忘れることにする。(笑)
今年のフルマラソンの目標は3時間40分を切ることにしてある。今回は達成できなかったが、今回のレースを踏まえ、時間がなく取り組めていなかったスピードの強化からやり直し、マラソンを楽しむ会や釧路湿原マラソンを経て、本命である別海町パイロットマラソンに万全の体調と調整で臨みたい。

--追記 20080527
7km地点のLAPボタンを押し忘れたが、他は全て押下できていたので集計してみた。
右の○×は時間に影響しそうな区間勾配を記号化してみたが複合的な勾配のところが多いコースなので参考にもならない予感(僕のやりたかったことは、LAPタイムの遅い原因を探すことだったのだが...)
あと、6分/km以上かかってしまった区間にはマーカーした。

20kmの給水から歩きながら給水がルールなのでそれなりに時間がかかっているのが分かる。しかし、40kmの給水をパスしたのに6分/kmかかっている。39~41kmが上りだったのが原因と思われる。下表から傾斜なりに素直に走れていることが分かる(大笑)。

心拍数の推移にも現れていたが、20km過ぎからペースダウンがやや顕著になり、35km過ぎから更に一段ペースダウンが見られる。
35km以降についてはともかく、25km手前からペースダウンするのはフルマラソンを走るにはちょっと厳しいなぁ...

ラップ km 時間 SPLIT (min/km) LAP (min/km) ○=下り
×=上り
1 0:05:56 0:05:56 5:56
2 0:10:53 0:05:27 4:57
3 0:16:09 0:05:23 5:15 ×
4 0:21:11 0:05:18 5:02
5 0:26:27 0:05:17 5:15 ×
6 0:31:27 0:05:15 4:59
8 0:41:43 0:05:13 5:08
9 0:46:44 0:05:12 5:00
10 0:51:48 0:05:11 5:04 ×
11 0:56:54 0:05:10 5:06
12 1:01:56 0:05:10 5:01
13 1:07:00 0:05:09 5:03
14 1:12:22 0:05:10 5:22 ×
15 1:17:36 0:05:10 5:14
16 1:22:47 0:05:10 5:10
17 1:27:59 0:05:11 5:11
18 1:33:14 0:05:11 5:15
19 1:38:31 0:05:11 5:16
20 1:43:47 0:05:11 5:16
21 1:49:17 0:05:12 5:30
22 1:54:30 0:05:12 5:13 ×
23 1:59:34 0:05:12 5:03 ×
24 2:04:57 0:05:12 5:23
25 2:10:24 0:05:13 5:27
26 2:15:47 0:05:13 5:22
27 2:21:09 0:05:14 5:21
28 2:26:42 0:05:14 5:32 ×
29 2:32:03 0:05:15 5:21
30 2:37:09 0:05:14 5:06
31 2:43:11 0:05:16 6:02
32 2:48:41 0:05:16 5:30
33 2:53:52 0:05:16 5:11
34 2:59:14 0:05:16 5:21
35 3:04:43 0:05:17 5:28
36 3:10:44 0:05:18 6:01
37 3:16:11 0:05:18 5:26
38 3:21:44 0:05:19 5:33 ×
39 3:27:03 0:05:19 5:19
40 3:32:54 0:05:19 5:51 ×
41 3:38:56 0:05:20 6:01 ×
42 3:44:20 0:05:20 5:24
42.2 3:45:20 0:05:20 5:09

防寒対策
反省というか、どうしても気になったのがグローブだ。雨で冷えてかなりかじかんだのだが、普通のランナーは「我慢」なんだろうか...しなそばさんはグローブしても素手でも濡れてしまってはねぇ~のコメントだったが、一応物欲ランナーとしては調べて見た。
finetrackフラッドラッシュスキン インナーグローブが良いらしいことは分かったが、これはとてもメンテナンス(洗い方など)が面倒のようだ。
さて、どうするかね(笑)

--追記 20080528
なんとなく完走してしまい、結果が良かったのだがなにか物足りなさを感じる。ちょっと後悔すらしている。
  • 明確な目標を立てなかったこと
  • ちょっと力が余っていたこと
そして、今思うのは「もう少しやれたんではないのか」と思う。
こういう感情はきっと誰もが思うことなんだろうなぁ...

30、35kmで余裕はあった。でも、「壁」が怖くて行けなかった。ここは(どうしていいのか)分からないところだよなぁ...勝負なら35kmで行け!って感じなんだろうけどな。

12 コメント:

匿名 さんのコメント...

スコップです。
自己新、おめでとうございます。
雨で気温が低かったのも好タイムの要因と思います。
モチベーションが上がらなくても自己新が出るのは練習の成果、ランナーの足になってきたからでしょう。

追伸。
私はカップラーメン、3分待てません。(大笑い)

はせがわ さんのコメント...

おお!たしろさんも自己新だったのですね!やはり、スタート前の皆さんの(僕含め)不安とは裏腹に気候のコンディションは最高だったと思います。適温(無風で涼しく)多湿(呼吸が楽)そして終盤オーバーヒートしている身体への恵みの雨(寒かったですが)、条件は揃っていました。
さらに5.3の練習会が活きていました。
猛暑で日陰の無い中での走りこみ、ちょうど良い具合に疲労が抜けてきたタイミングで当大会とすべてがハマッタのではないでしょうか?よし、北京に間に合わせますか!?

ichan さんのコメント...

右肩下がりの理想のペース配分ですね。心拍を見ると大分別海に比べて長距離脚が出来て来た様で・・。ichan的に見て、更に理想は、心拍は後半までイーブンで来て、ゴール前でピークに持って行けたら最高だと思います。

カナダ さんのコメント...

自己新おめでとうございます。
35キロ過ぎでたしろさんとおまちゃさんにほぼ同時に抜かれて記憶があります。お二人の背中はあっという間に行ってしまいました。全然ついて行けませんでした。人生の縮図をみるようでした・・・。

36キロ地点からほぼジョグと歩きでトボトボ行きました。何百人に抜かれたかわからないくらいでした。明日にでも反省記を書くつもりです。今回はかなりへこんでいます。

今回は負けましたので、次回のたしろさんとの対決を楽しみにしています。

連戦連敗のカナダでした。

たしろ さんのコメント...

To:スコップさん
ありがとうございます。
スコップさんと鬼さんをスタート地点と5km折り返し地点で探したのですが、見つけることが出来ませんでした。バスの運行ダイヤの変更があり、滑り込みだったとのこと、大変でしたね。
僕の気持ち的には「恨めしい天気」だったのですが、実際にはマラソンに向いていた天候だったようですね。難しいものです。

追伸:
3分待てませんか!(笑)

たしろ さんのコメント...

To:はせがわさん
ありがとうございます。
僕の気持ち的には「恨めしい天気」だったのですが、実際にはマラソンに向いていた天候だったようですね。はせがわさんの解説で理解できました(笑)。
今思えば確かに5/3の記録会はいい練習になっていたと思います。
また、直前期は走れない不安はありましたが、確かに疲労回復には良かったと思います。そういう意味でもはせがわさんのご指摘の通りだと思います。

北京はもう選考会が終わっているので、「ロンドンで会おう!」(笑)

たしろ さんのコメント...

To:ichanさん
ありがとうございます。
別海に比べて30km以降に顕著な差があり、それが自分の成長?のようで嬉しく思いました。
まだまだ練習が足りませんね。もうちょっと頑張らないと!と思った次第です。

たしろ さんのコメント...

To:カナダさん
ありがとうございます。
というか、僕がゴール前で抜いたのはカナダさんじゃない人だったのですね(僕は誰と誤認したんだろう:笑)。
人生の縮図とは大袈裟な(笑)。
反省をもって、対策を考えて、試行を繰り返すのは今後の為に重要ですよね。
僕も一応の反省を書きましたが、まだ興奮冷めやらずの状態なので、もう少しして冷静なときに再度考え直そうと思っています。

では、今度は釧路湿原で!(これは結構スピード勝負になりそうですね)

はせがわ さんのコメント...

後日、僕の着用した写真をブログにUPしようと思いますが「アームウォーマー」が初めて役に立ちました。
ロンTは水分を吸ったら袖が重くなるし、ランシャツ1枚は寒いというなかで、見事4番の仕事をしてくれましたよ。
素材感もメーカーによって色々あり、それぞれ試して見たいという禁断症状的欲求にかられています。

Yuya さんのコメント...

ぼくも、30km 以降は手の感覚がなくなっていました。
幸い(?)、その頃にはポジションをずらす必要もなくなっていたのですが (w
またまた、物欲を刺激されています。
アームウォーマー、季節外れだから安く買えるんじゃないだろうか (w

たしろ さんのコメント...

To:はせがわさん
アームウォーマーの効果を初めて理解した気がします。
ところで、グローブは?とお聞きしたいところです。

それにしても物欲を刺激され放題で、経済的に消耗戦の様相を呈してきましたね(大笑)。

たしろ さんのコメント...

To:yuyaさん
やはり手の感覚がなくなるほどかじかみましたか。
アームウォーマーの効果ははせがわさんが言うので間違いないのでしょう。
ま、ポジション固定グッズ(そんなのあるのか?)も是非ともご検討ください(笑)